この遠征は四日目にして雨。
『何か別のことをしなさい』と言われてる気分。
小学生になるかならないかの頃、父親から口やかましく言われた事ばかりを言い続けてみた三日間。
口やかましい父親の事が大嫌いだった当時の僕と同じような顔をしてこっちを見ている子たち。
気持ちは……わかる。
何十年か後、口やかましく言われたことを有り難く思える日が来た時に、そんな話を笑いながら語れる父親はもういなかった。
当時の僕と同じような顔をしてこっちを見ている子たちにも、いつか口やかましく言われた事が有り難く思える日が来てくれればそれでよし。

雨なので、彼らの気分まで暗くならないよう注意しながら、東に向かう日にします。