伝えない | flat3 football club 監督日記

flat3 football club 監督日記

街の片隅で細々と活動しているU-15のサッカークラブでした。

できるだけボールを蹴らずにサッカーが上達する方法をさがしていました。

今は「教えない指導」「教えない教育」の布教活動中です。

『感謝しなさい』

子供に言うのは簡単です。

でも「感謝って、どうやってするの?」って聞かれたら、その子供を説得できる大人はいるでしょうか。

不味いご飯を食べさせて『感謝しなさい』って言うのと
美味しいご飯を食べさせて『感謝しなさい』って言うのとでは違いが出てくるように思うのです。

楽しい場所に連れて行ってもらってからの『感謝しなさい』と
楽しくない場所に連れて行かれた後の『感謝しなさい』も。

ご飯を食べさせる。
何処かに連れて行く。

同じ行為なのに違う。

その子のためにいかに尽くせるか、なのではないでしょうか。

その子がご飯を美味しく感じるために何をしたか。
その子がその場所を楽しく感じるために何をしたか。

ただ美味しいものを出すのではなく
ただ楽しい場所に行くのではなく

それまでにその子のためにいかに尽くせたのか。

それが伝わるか伝わらないかが「感謝」なのかな、などと考えています。

誰かから言われて「する」ものじゃなく、知らず知らずのうちに心に染み込んでいる「もの」なんじゃないのかな、と。

『感謝しなさい』

上手く伝えるものじゃなく
いかに尽くせたのか

だと思うのです。