ハードカバー版の「依存姫」の表紙裏の著者紹介に出ていた菜摘ひかるの写真である。
著者のお気に入りか、編集者が一番良いと選んだ写真であろう。
どんな感想を持つでしょうか。
この本は、短編小説集の形をとっているが本人自身の本当の気持ちを書いているのに違いない。
そう言った意味ではエッセイにちかい。
何故なら、作り事で人の気持ちは動かせない。
読んでいて痛々さが伝わってくるのだ。
「本当の顔はどこ?」は、風俗の面接に行ってもあからさまに差別されたり、お客にも写真の段階で選んでもらえずさっぱり稼げない、そんな自分の顔が嫌で何度も整形手術をし直すが満足しないソープ嬢の話し。
チヤホヤされたい、愛されたいという彼女の切ない気持ちが伝わってくる。
容姿が綺麗だと愛されるのか。
それだけではないと思う。
風俗嬢は、人と人が肌を合わせれば孤独が癒やされると思って風俗嬢になったのではないか。
お金が欲しいという理由。
それもあると思う。
何の特技資格も要らない。
てっとり早く女というだけで出来る。
最古の職業と言われるゆえんだ。
しかし一番の理由は、愛されたいという強い気持ちからでは無いだろうか。
しかし、身体を売っても「愛された」という実感は持てない。
当然である、温かい肌に触れてもお客という関係は変わらない。
容姿や年齢でお客から拒否されたりして傷付く。
何百、何千人の男の獣の部分を見て男が分かった様な気になる。
そして徐々にスレてくる。
人間スレしてくるのだ。
「依存姫」を読んでこれは私だと思う人がいるに違いない。
そして「菜摘ひかる」のキーワード検索でこのブログにたどり着いた人は、愛情にうえた傷付いた風俗嬢ではないだろうか。
少なくとも、脳天気な援交女子高生ではないはずだ。
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