55歳からのハローワーク | sgtsのブログ

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同じ村上龍の本で「13歳のハローワーク」という100万部を超える大ベストセラーがあった。
数々の職業を紹介するお仕事の百科事典と言える物だった。

「55歳からのハローワーク」こちらは、中編小説集。

五十代半ばで離婚、派遣のパートをしながら結婚相談所に通う女性、早期退職制度に応募し再就職先を探す元管理職の男性、リストラされた編集者など五つの物語。

伴侶を得るのも、新しい仕事を探すのもいずれも中高年にとって現実は厳しく上手くゆかない。

衰える体力、経済的困窮、歳を取るというのは、残酷なものだ。

人生とは、仕事、結婚、子育て、と苦労を重ね、一つづつハードルを越えてゆき、最後にどうしても越えられない壁が立ちはだかる。

そこが死という人生の終着点だ。

案外、人とは、平等、公平なものだ。

どんな美人でも、どんな金待ちでも、金正日の様なやりたい放題の独裁者でも、歳を取り、病気になり、死から逃れられないのだ。

むしろ、美人の老いる苦しみ、金待ちの病気、独裁者の死というのは、我々よりも大きのではないか。

メメント・モリ(死を思え)は自分がいつか必ず死ぬことを忘れるなと言う普遍的な言葉。

そこが全ての出発点だ。


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