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日常に即した散文詩。

夢をかなえるゾウ/水野敬也

¥1,680
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 今さら、
 古本で「夢をかなえるゾウ」を買ってきた。
 これまでの自己啓発本にない、
 軽妙でちょっと笑える。
 ガネーシャが可愛い。
 
 今日、
 さっそく靴を磨くのと、
 トイレ掃除をやってみたのだけど、
 ものすごく気分が良い。

 痒いところに手が届く1冊。
 キャバレーの振り付けを担当なさるらしい。
 自分のことのように喜んでしまった。
 凄いよ。
 本当に凄い。
 必ず、観に行こう。
 

 紙に触れたい。
 我が家に圧倒的にあるのは、紙だ、
 本、ノート、メモ帳、スケッチブック、辞書、教科書。
 それらが木の棚に納まっている。

 ノートに、
 せめて、
 今日が無駄でなかったと、
 私は残したい。

 小さな頃、
 たまねぎは 雨色になるまで炒めるものだと思っていた。
 だから雨の色は、あの透明な、たまねぎの色だと思っていた。
 そしてたまねぎをみじん切りにすると涙がこぼれるから、
 涙は雨と同じ色で、
 雨の日は空が泣いているのだと本気で信じていた。

 たまねぎを炒めたときの色が、
 雨色でなく『飴色』だと知った時は愕然とし、
 私はその日からなんとなく、
 たまねぎと雨の日が嫌いになった。

 明日は私が生まれて22年目を記念する日で、
 要は誕生日なのだけど、
 ひとりで過ごす予定だ。
 あまり祝われるのが好きではない、照れるから。
 どちらかというと、
 呪われる方が気が楽だ。

 明日はちょっと都会をぶらぶらした後に、
 夕方からずいぶん前にチケットをとったミュージカルを観る。
 


 なんだかはからずも現代を象徴するシーン。
 ニートの父、悟空と、
 手加減できない情緒障害のベジータと、
 虐待される子供、悟飯と、
 いきなり大きな仕事を任される(凡人)クリリン。

 かっこいいのは悟空・悟飯、
 目立ってるのはベジータ、
 
 でも、クリリン、あんたが一番偉い。
 日本のサラリーマンの鏡だ、
 あんたはあの状況で、よくやった。
 (彼は彼でこの中で唯一、1回死んでる強者なんだけども)