昨日、朝5時に仕事場で目が覚めて、電車で東京宅に戻り東京庭の植物の世話を終えてから東京から200キロ北にあるセカンドハウスに車を走らせました。

 

今日は、重要なイベントがいくつかあって、まずは静岡のエマールのチケット争奪戦を乗り切ることが最初のビッグイベント。

 

4月26日のメシアンの投稿でも私の葛藤を記しましたが、結局、先日のチョ・ソンジンの圧倒的なコンサートに触れ、妻と一緒に行くことにしました。

チョのコンサートが終わった後で、どれだけ「あのリストの巡礼の年を聴かせてあげたかった」と思っても、タイムマシンがない現世でその願いをかなえることはできないんです。

エマールを一人で聴き終えて「ああ、このコンサートは妻に聴かせてあげたかった」とどれほど悔やんでも時すでに遅しです。

 

というわけで那須の黒磯板室ICで降りて、チケット発売時間の10時を待ちました。

10時にログインしましたが「アクセスが集中してつながりません」がしばらく続きました。何度トライしてもつながりません。

10回以上トライして4分後にようやくつながりました。

ところが座席指定で再び「アクセス集中」で何度かはじかれました。

6分後にようやくつながりましたが1階は完売。

2階で10席ほど残ありでした。

ここまで来れば「会場に入れれば神様ありがとうございました」状態ですから迷わず押さえました。

エマールのメシアン!

聴けます!

2日前の金曜は名古屋で、ピリス(こちらは平日なので私単身)を聴いて2日後にエマール・・・日本って凄いマーケットなんだなぁ・・としみじみ思いました。

 

黒磯板室から那須の園芸店の那須ヒロガーデンまでは15分ほど。

今日明日(土日)でバラの地植え作業を完了しなければならないのでバラの専用土や堆肥などを大量に仕入れてセカンドハウスに戻りました。

このほかにも近所のホームセンターで足りない牛ふんも仕入れました。

大人になって、お金を払って年間何百リットルも牛のふんを買う生活をするようになるとは思いもよりませんでした(笑)

 

土曜は、12時から18時半まで、途中に休憩に妻が作ってくれたアイスレモネードを飲むのに10分間椅子に座りましたが、それ以外の時間はひたすら岩盤のような土を根気よく掘っては土と堆肥を投入して植え込む作業を繰り返しました。

気温30度の炎天下。

脱水症にならないように水分補給も十分に行いましたが6時間半の作業中にトイレに一度も行きませんでした。

そのくらい発汗に廻っていたということです。

 

日曜は朝7時前から16時半過ぎまで、途中庭で朝昼兼用の食事をとったほか今日もひたすら庭仕事の続きです。

今日も30度の炎天下で10時から16時半までトイレに行きませんでした。

そのくらい汗だくの作業でした。

妻は10時の朝昼兼用の食事をとってしばらくしたら「もう暑すぎて無理」と庭仕事をやめました(妻は花がら摘みや草取りといった仕事を分担します)。

 

6月9日の庭仕事の投稿にも記したとおり、うちの庭の土質は岩盤と遜色ありません。

スコップをエイヤッで突き刺してもはじき返されます。

手首の弱い人が、堅さを知らないでスコップを刺すとおそらく手首を骨折すると思います。

 

そのような岩盤を掘り下げて先週末と今週末かけて合計35鉢のバラを地植えしました。そのほかに鉢増しを2株。宿根草の植え付け少々。

今日は9時間半、途中の食事タイム20分をのぞいてノンストップでやり切りました。

土日ともに庭しか歩いていないのに各日それぞれ1万歩を超えました。

 

こちらは昼過ぎの太陽が真上の影がほとんでできない頃の風景です。

 

さすがにくたびれてシャワーを浴びてからまったりしながら「今度の降雨はいつだろう」と雨雲レーダーを見ていると18時過ぎに局地的豪雨があるとのこと。

 

これは嬉しい!

地植えしたバラたちもきっと狂喜乱舞です。

小学生の子供みたいに18時頃から家の前に出て「今か、今か」と待ちました。

来ました!

結構な降り。

でも西日はさんさんとさしていて、雨がキラキラ輝いていました。

「もしかして虹が出るかも」と思い、太陽の反対側を見ると予想通り。。

虹の架け橋がかかっていました。

妻に「虹だよー!虹が出てるよー!」と声をかけると、妻も犬を抱っこして出てきました。

しばし二人と一匹で綺麗な虹を眺めました。

 

その後、昨日のブログにも貼った夕映えが素晴らしかったので、今日も虹も架かったことだし・・と超弩級の夕映えを期待したのですが、こんな感じでした。

まあ、綺麗は綺麗ですが・・・・・

 

昨日はこれです↓

昨日は19時4分撮影。

今日は19時5分撮影です。

ほぼ同時刻だのに、自然が見せてくれる顔は全然違うんですね。

だから、こちらの家にいるときの夕映え観察は一年中やめられません。

 

夕食は父の日なのでステーキでしたが、ステーキの写真を載せてもね・・・なので

鯛のカルパッチョを。

実は、この料理は1995年に出版された玉村豊男さんの「田園の快楽」の載っているレシピのまんまです。

簡単だのにとても美味しく白ワインに合うので(今日は私は食後に少し仕事があったのでワインはなしです)ご紹介します。

 

鯛をスライスして器ごと冷蔵庫で冷やします。

冷えた鯛にオリーブオイルとレモン汁。

センターの黒いのは千切り海苔に山椒を振って醤油であえたものです。

たったこれだけで絶品のワインの友のできあがり!

私は30年前は自分で作っては食べを繰り返していましたが、

今はもっぱら妻におまかせです。

海苔と山椒と醤油のブレンドが絶品だからです。

 

2日間、ずっと庭に張り付きましたが、良い週末を過ごせました。

明日から東京で仕事です。