磯村勇斗さんは第47回日本アカデミー賞で最優秀助演男優賞を受賞された俳優です。

3月に発表されたこのアカデミー賞では最優秀男優賞をPERFECT DAYSの役所広司さんが、同作の監督のヴィム・ベンダースが最優秀監督賞を受賞されています。PERFECT DAYSについては私も鑑賞して5月10日に投稿させていただきました。

 

磯村さんは、多くの人は名前を聞いてすぐに「あー、あの人ね」にというレベルにはなっていないようです。少なくとも私のまわりではそんな感じです。

春のテレビドラマ「不適切にもほどがある」でムッチ先輩を演じていた人といったら

「はいはい知ってます」という感じです。

春のテレビドラマは「不適切にもほどがある」と「春になったら」の2本は観ました。

「春になったら」は奈緒さんの芝居を観たかったからです。作品としては「春になったら」の方が好きでしたが、「不適切にもほどがある」は磯村さんファンだから観たという感じです。

 

私が磯村さんに注目したのは「ヤクザと家族」という映画です。

新人俳優賞をこの作品で受賞しています。

私はこの映画を劇場で観ましたが、その時は磯村さんのことを知りませんでした。

半グレを演じてました。

私はこの映画を観たいがためにネットフリックスを契約したくらいです。

Blu-rayが出るまでに異例なくらい間が空いたからです。

全編は7回観ました。

ラストシーンは30回以上観てます。

 

PERFECT DAYSの役所さんのラストシーンはあちこちで大絶賛されていますし、私も感動しました。

表情だけで複雑な人の感情を全て表現されていました。

磯村さんのラストシーンもそれをやってるんです。

あのシーンは劇場で観たときから忘れがたく30回以上観てます。

 

ネットフリックスの残念なところはエンドロールがぶち切られるところです。

ミレニアムパレードが音楽を担当しています。

kinngunuの常田大希さんが率いる気鋭のバンドです。

常田さん自身、試写を観たときにエンドロールでボロ泣きしたと語っていました。

「FAMILIA」という曲です。

気になる人はYouTubeで視聴できます。

常田さんが井口さんに「俺の葬式ではこの曲を歌ってくれ」と言ったそうです。

ネトフリではこの曲があっさり途中で切られます・・・

「もう思い残すことはない」と歌った後で「ただ、生きたい・・生きたい・・と泣いてた」

この曲が、磯村さんのラストシーンの後に来ちゃうからな・・・凄い映画です。

 

ちなみにFAMILIAを視聴するとそのままミレニアムパレードの楽曲が続きます。

私は自転車をZWIFTでトレーニングするときこのアルバムを聴きながらトレーニングすることが多いです。

 

5時過ぎに仕事場近くをブラリしました。

昼間は都市のシンボルのように見えますが、早朝、私には全く別のモノに見えました。