このお蕎麦屋さんの前を初めて車で通りかかり、信号待ちで店を見た時、写メのように暖簾がかかっていなかったので、既にたたんだお店だと思いました。

「そば処」の「ば」と「処」は崩壊しているように見えます。

 

ところがある日、店前の駐車場が満車状態で暖簾がかかっていたので「あー、やってるんだ・・・それにしてもお客さん一杯で凄いなあ・・」と思い、次の機会に入ってみました。

11時から14時までの営業ゆえ、閉まっているときは、先の崩壊しそうな「そば処」のこともあり、たたんだ店と思っていたら繁盛店でした。

出てきた蕎麦は・・・

これ「並盛」です。

とても食べきれないと思ったら、ペロっと食べちゃいました。

人生最高「蕎麦」でした。

以後、可能なかぎり寄ってます。

ここはテイクアウトもやっていて、今日の朝食はテイクアウトしたここの蕎麦を家で茹でていただきました。

プロテインボトルに入っているのはお店のオリジナルの蕎麦つゆです。

 

昨日、妻が「庭に新たにバラロードを造る夢を見た」とブログに書きましたが、朝食後、早速ホームセンターに防草シートを買いに行きました。

 

ホームセンターに行くと、デビットオースチンのレディ・オブ・シャーロットがありました。

株の状態は正直あまりよくなく定価なら買わなかったと思いますが「税込み3580円」と格安だったことと(デビットオースチンのカタログでは5000円以上)、バラは病気になっていたり、株がぐらついてなければほぼ再生できるので「よーし、秋までゆっくり時間をかけて元気になってもらおう」と購入しました。

枯れ枝だらけです。

蕾は全部飛ばしました。

春は咲かせず、株を育てます。

枯れ枝を6本も切りました。

デビット・オースチンのタグはついているので鉢がオースチンの鉢ではなかったけれど、パテント苗であることは間違いないと思います。

 

防草シートを買って帰宅してから、胡蝶蘭を外に出す準備をしたり、植え替えや除草、菜園の細かな作業を片付けて防草シート張りです。

胡蝶蘭は3本立ちのギフトをいただくことがありますが、贈ってくださった方のお気持ちを大切にしたい花は、株分けして、その後も毎年自宅で楽しんでいます。

 

蘭に限らず、全ての花は「開花させている状態」=「株の負担」になるので、花は早く切って、切り花にした方がいいです。

でも、それじゃ「何のために苦労して咲かせたの??」ということにもなり、切り花にするタイミングはいつもジレンマですが、私は蘭に関してはかなり引っ張るタイプです。普通、5月まで花を残すことはしないと思いますが今日まで引っ張ってしまいました。

結局、今日切って、株は外管理することにしました。

すぐに葉焼けするので日陰で管理します。

そうすれば、また新芽が出て、来年も再来年も花を咲かせてくれます。

 

私が蘭を始めた30年ちょっと前は、本しかなかったですが、今はどんな園芸品種もその道のプロがYouTubeで教えてくれます。

胡蝶蘭はそれほど難しくありません。

贈ってくださった人の気持ちをずっとつなぐこともできるので、興味のある方はトライしてみてください。

 

次は夏野菜の植え込み等々。

これは今朝6時の写メですが、夏野菜ほぼほぼ植え込み完了で、今日はセロリとバジルの植え込みをしました。

お店の人に「セロリ育てたことある?」と問われ「初めてです」と答えたら「酸性土壌を嫌うから石灰が必要。苦土石灰だと2週間寝かせないといけないから、すぐ植えるならマイルド石灰がいいですよ」と教えてくれました。

園芸歴50年ですが勉強することはいくらでもありますね。

 

いよいよ防草シート張り。

妻のプランは、このロードをこの先から左にカーブさせて、その先に見える白いアーチのところにあるロードに連結して、このロードの両脇に木立のバラを植えたり、別途アーチを設置してツルバラを誘引するというものです。

手前右下のバラは木村卓功さんの「カミーユ」です。モネの奥様の名前を冠したバラで、これも私の一目惚れのバラになります。

 

私は漠然とこのスペースにランダムにバラを植えることを考えていましたが、ロードの両サイドに植栽した方がはるかに良いです。妻は昨日の朝見た夢にそのプランが出て来たと言っていましたが、よいプランだと思います。

「善は急げ」で、早速翌日から着手したわけです。

 

今日は、この範囲の防草シートに川砂(細かい砂と中粒をブレンドして、それにウッドチップを混ぜ込んだもの)を敷いておしまい。

16時近くになり、私の自転車の練習時間がなくなるのと、その後のバラの殺菌・殺虫作業が残っているので残りは来週以降の愉しみにとっておきました。

明日から金曜まではまた東京で働いて、今度の土日に開通までたどり着けるかどうかといったところです。

防草シートの横の白い鉢は雑草のごみ箱ですが、その奥の20鉢くらいはバラ鉢なので6月に順次、このロードの両脇に植えていこうと思います。

 

辻村深月さんの「ツナグ 想い人の心得」の中に、

「同じ時代に生きられるというのは、尊いことですね」

という台詞が出てきます。

たまたま妻と同じ時代に生き、出逢うことができ、朝から日が暮れるまで、こうやって庭仕事を一緒にできるということは、とてつもなく「尊いことだなぁ」と感じます。

 

(私は樹木希林さんの大ファンです。辻村さんの「ツナグ」を読んだ時に、樹木希林さんを想定して書いたのではないかと思うほど、登場人物と樹木さんが重なりました。果たして、映画「ツナグ」に樹木さんは出演されました。映画を見て、私の受け止め方は正しかった・・と確信しました。先の「ツナグ 想い人の心得」は「ツナグ」の続編になります。)