天気に恵まれたGWを満喫し、東京から200キロ弱北にあるセカンドハウスから東京の家に戻ってきました。

 

5月3日に湘南の友人宅を訪問した帰りに水皿にタプタプの水を入れて底面給水としました。28度近くまで気温があがる4日から6日は東京の家は不在とするので窮余の策です。

帰宅してみると、水皿は雨水が溜まるでもなく綺麗に空っぽになっていました。

 

一昨年の11月末に購入した車の走行距離が29,000キロになっていました。まだ1年半経っていないというのに・・・3年で60,000キロ確実です。

ディーラ―は「50,000キロ超えると下取りの値段がつけにくい」と言っていたので乗り続けて10年で20万キロ乗って乗り潰してしまおうと思います。

 

毎週往復400キロ近くの運転を必要とするセカンドハウスですが、東京の家の庭のコンセプトは「森」でセカンドハウスは「花」なので二つのタイプの異なる庭を楽しめるし、気候を含めた条件も異なるので、それぞれの庭で花木を栽培することでいろいろな発見もあります。

こちらが森の庭です。

左手前にマリア・カラスが咲いていますが、連休中に強風で倒されてしまい、今日の雨でグチャグチャになってしまっていたのでお見せできる状態ではありません。

背景に見える森は市街化調整区域で私の土地ではありません。

ただ調整区域ゆえ家が建たないので春から秋は鬱蒼と茂った森で、晩秋から落葉します。

借景になってくれているので得した気分です。

 

ここに越してきた25年ほどまえは調整区域の森と私の庭の間に小川が流れており、近所の子供がザリガニを獲ったりしてました。

行政がコンクリートの用水路にしてしまい、もちろんヤドカリもヤゴもいなくなってしまいました。自然の小川の方がよかったなぁ・・税金をかけて自然を壊しただけにしか私には思えません。

裏の森からタヌキが庭に遊びに来ることもしばしばでしたがもう10年以上みかけないなぁ。

 

実際の森を思い出していただけると分かると思いますが、森って雑草が生えません。森が光を通さないから雑草が生えるだけの日照がないからです。

うちの「森の庭」も雑草はあまり生えません。調整区域の大量の落葉が腐葉土になり肥沃な土が積み上げられていきます。半日陰になるような箇所にアジサイのような日照をあまり必要としない花木を植えています。

 

そんな庭なのでバラの成育条件はよろしくありません。

陽があたるところで鉢栽培していますが、日照時間はせいぜい4時間です。

だからセカンドハウスの「花の庭」のように次から次にシュートが出るといったことは望めません。

そんな「森の庭」ですが「聖火」がいい感じで咲いてくれました。

1964年の東京オリンピックの2年後の1966年に日本で育種されたバラです。

60年近く支持されるバラって凄いなあと思います。

メイアン社のパパメイアンと同じくらいの息の長い人気品種です。

(パパメイアンは花の庭の方で育てています)

こちらはリナルド。

2020年に河本バラから発表されました。

花の下にいくつかの蕾が見えますが、この写真は今咲いている10輪の中でなんとかまともに咲いた一輪です。あとの9輪は全然ダメです。本当はこの紫の花が房のように咲くはずですが来年を見据えて今年はもう少し様子を見た上で残りの蕾を摘む可能性あります。まだ2年目の株ですから本領発揮は来年以降です。

河本バラはこのほかにラ・マリエ(2008年発表)と爽(2016年発表)を育てていますが、いずれも2年目で蕾も少なく小さいです。

 

コマツガーデンのドレッシーがしっかりした蕾をつけてくれましがやはり数は少ないです。まだ発表されて2年目くらいの品種なので実際の花を観るのは初めてです。

あと10日ほどで咲いてくれそうなのでとても楽しみです。

あとはロサオリエンティスのマイローズ(2019年)とホームセンターで980円で投げ売りされていた名無しのバラ(でも、これが今のところ一番綺麗に咲いてくれます。これもあと10日ほどしたら咲きます)とミニバラ。合計9鉢。

この9鉢を、バラには条件の悪い日照時間4時間の「森の庭」で精一杯育てていきたいと思います。

 

エリーナ・ガランチャの「LIEDER」という彼女がシューマンとブラームスを歌っているCDを聴きながらこのブログを書いてます。

ガランチャも来月にはメトロポリタンでバルトークの「青ひげ公の城」で歌います。

こちらも楽しみです。

私はマーラー5番の方も行きます。

両方行くことについては少し迷いましたが、友人の「ガランチャが来るのに聴きに行かないという選択ありえないでしょう」との一言で腹が決まりました。

迷いのない人の言葉は説得力がありました。