昨夜23時に帰宅して山積みのCDの中から取り出して聴いたCDの曲目です。

 

1 8つの前奏曲 1.鳩
2 8つの前奏曲 2.悲しい風景の中の恍惚の歌
3 8つの前奏曲 3.軽やかな数
4 8つの前奏曲 4.過ぎ去った瞬間
5 8つの前奏曲 5.夢の中の触れ得ない音
6 8つの前奏曲 6.苦悶の鐘と別れの歌
7 8つの前奏曲 7.静かな嘆き
8 8つの前奏曲 8.風に映える影
9 ≪鳥のカタログ≫から ヨーロッパウグイス (第5巻から)
10 ≪鳥のカタログ≫から モリヒバリ (第3巻から)
11 ≪4つのリズムのエチュード≫から 火の島 I
12 ≪4つのリズムのエチュード≫から 火の島 II

 

「鳥のカタログ」とあるからメシアンの作品集と気付く方も多いと思います。

私の持っているCDは輸入盤なので、そもそも鳥のカタログからの抜粋があることすら私にはわかりませんでした。輸入盤の表記は「Catalogue d`oiseaux」で勘のいい人は「鳥のカタログ」とあたりをつけられるかもしれませんが、私にはそんな芸当はできませんでした。

先の曲目はAmazonで国内盤を探して、その曲目をコピーしたものです。

 

このCDはピエール=ローラン・エマールの「メシアンへのオマージュ」という作品集です。

 

先日、「国内盤か輸入盤か」という投稿をして、私があまり明るくない作曲家や楽曲については解説付きの国内盤を購入すべきだったという話をさせていただきました。ツィメルマンのシマノフスキの作品集で曲名すらよくわからないという情けないことになってしまったという話です。

 

エマールのメシアンもとても魅力的なアルバムで、ピアノの音の美しさが尋常ではありません。エマールはドビッシーの前奏曲集でも磨き抜かれた音を聴かせてくれますが、この人のピアノは音だけで愉楽を味わえます。メシアンを弾くエマールの音はとても硬度が高く、深夜に聴くと綺麗にカットしたダイヤモンドがきらめいている様を想起させます。

このように素晴らしいアルバムなので、きちんと曲名やその曲にまつわる知識も入れておきたいな・・と考え国内盤をAmazonで探したという流れになります。

 

エマールの国内盤を探しているときに、エマールがこの秋来日して、静岡と東京で2公演行うという記事が出てきました。静岡公演ではメシアンの「鳥のカタログ」全曲をやるそうです。10月6日日曜の14時開演。

私は先日投稿したウゴルフスキの弾く「鳥のカタログ」全曲を持っていますが、実演は未経験です。

静岡音楽館AOIというホールは、客席数600名ちょっとというこじんまりした感じで、エマールをこんなホールで聴けるなんて・・と考えただけで幸せな気持ちになります。

 

「メシアンへのオマージュ」も国内盤を買い直そうと思いAmazonをチェックすると5月に高音質盤で再発されるとのこと。

 

ふと、掘り出したⅭⅮの曲目がわからず、日本語の曲名を探していたら、エマールの秋の来日にぶち当たり、さらには来月の高音質盤での新装発売と、歯車がしっかり噛み合って回り始めたような気分になりました。

昨日、エマールのメシアンをピックアップしなければ、秋の静岡はおそらくありませんでした。

 

来月発売の「メシアンのオマージュ」を予約注文するとともに、児玉桃さんの「鳥のカタログ」全曲もオーダーしました。

この曲はウゴルスキの全曲版を持っていますが、こちらも輸入盤ゆえ日本語解説がないから児玉桃さんのそれを選びました。

が、考えてみると児玉さんのアルバムも解説ないかもしれないなぁ。邦人アーティストだからといって日本語解説がついているとは限りませんよね。

エマールは解説付きが出ていますが、コンサート当日まで、エマールの演奏がどんなものかに触れないまま、当日初めて接したいので、こちらは選択肢から外しました。

 

電車内でこのブログを書いて、カバー写真をどれにしようとポケットのスマホを探したらありませんでした。家に忘れてきたようです。

平日にスマホを所持しなかったことがないので、どんなことになるのか少しわくわくしています。

実際には、なくてもそれほど困らないことに気付くような気もします。

 

パソコンに残っている写真を貼っておきます。

以前「那須の春」でご紹介したうちのシンボルツリーのアオダモですが、期間限定でアオダモは花をつけます。

こんな感じです。

この大樹に実はぎっしり花がついています。

「これが花ですよ」と言わないと、ほとんどの人は気付きません。