今日は、3月17日、日曜日。

一昨日、3月15日のバッティストゥーニ&東京フィルのカルミナ・ブラーナを聴き、2月のコンサートも諏訪内さんの国際音楽祭、反田恭平さんのモーツアルト、チョン・ミョンフンさんの田園&春祭と、まだ感想を書いていないコンサートが山積していますが、今日は瞬のネタを先行します(と言いつつ、いろいろありまして投稿は21日になりました)。

 

春バラと言っても、実際に咲くのはGWの頃。

私がバラ栽培を行っているセカンドハウスはファーストハウスがある東京より少し寒く、季節は2週間遅れくらいなので、天気予報ではまだ氷点下の日や雪マークのつく日もあります。だから私の庭のバラが花盛りになるのは5月下旬になります。

 

昨日、那須のヒロガーデンに、同店で年末に購入したバラ苗を引き取りに行き、今年の春のバラ苗が全て揃いました。そこで、今回はそれらのご紹介をしたいと思います。

那須ヒロガーデンは年末から2月下旬までお休みですが、こちらの年末のバラ苗販売の方法は、とても顧客本位の素晴らしい方法なので、その点についても触れておきます。

11月頃にどこのバラ屋さんも裸苗を鉢に植えこんで「大苗」として販売します。大苗はまだ根張が十分でなく植え替えるなら春の一番花が終わった6月頃とされています。つまり年末年始の頃の大苗はとてもデリケートで、氷点下5度を下回り北風ががんがん当たるといった状況が続くと枯れるリスクもあります。

私が年末に購入したレディソウルとドレッシーの2株のうちドレッシーは暖地の関東の家で育てるので持ち帰りましたが、レディソウルはセカンドハウスで育てるので寒さ対策が必要になります。

 

 

 

ところが寒さ対策不要なのです。

なぜ???

ヒロガーデンが2月下旬の春の開店まで無加温の温室で大切に預かってくれるからです。これ、本当に画期的だと思います。取りに行くのは3月中ならいつでもオッケ。代金も引き取り時です。生き物だから万一のことを考えてくれているようです。

ヒロガーデンの素晴らしい点をもうひとつ。

8号鉢(1号3cmなので直径24cm)に植え付けられているんです。

たいてい6号か5号ですが、ヒロガーデンの苗はたっぷりの容量の良質の培養土にしっかりと植え付けられています。このまま冬の休眠期まで育てることもできます(店長に確認したら、全然オッケとのことでした)。

 

↑8号鉢に植えられたレディソウル

 

 

那須のお花屋さんには、もう一箇所有名なコピスガーデンがあります。

こちらは広大な庭園も併設されているので駐車場は県外ナンバーもたくさん見かけます。観光地でもある那須に遊びに行ったついでに花好きな人が立ち寄るといったパターンでしょうか。

こちらは年に何度か行うセールで良株をリーズナブルな価格で入手することができます。昨年末は今年の春の開花のためにシュクレとアリエッタを入手しました。ともに河本バラ園の河本純子さんの作品です。河本さんのバラは栽培難易度高めと言われますが、そうでもないというのが私の印象です。

 

 

 

YouTube動画「りーぬの庭」でりーぬさんはガブリエルを無農薬で立派に育て上げているし、木村卓功さんの「バラ塾」でもガブリエルを新苗から半年でしっかりした株に育てています。私の庭のガブリエルは3月中旬(暖地の気温なら3月上旬相当)でこんな感じです。しっかりしたシュート(枝)が5本出ています。

 

↑地植の3年目を迎えるガブリエル

 

 

山梨のコマツガーデンのヒーリングは通販で購入して先週届きました。

昨日ヒロガーデンに引き取りに行ったレディソウルもコマツガーデンの作品です。

 

 

ローズドゥグランヴィルはフランスのアンドレエヴのバラ。

 

 

廃番になるイングリッシュローズのジュード・ジ・オブスキュアと一緒にバラの家から通販で購入し、こちらも先週届きました。

通販って怖くない??と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私が利用している各店はとても信頼できます。例えば、同じ品種の株が複数店頭にあったとして、その良し悪しの目利きに自信がない方は優良店の通販にお任せしてしまった方がよいと思います。何度も利用していますが「私が店頭で選んだとしも、この株を選ぶだろうな」という状態のよい株が届けられます。

 

 

昨日、ヒロガーデンの帰りにコピスガーデンに立ち寄ったら見切り品で3割引きになっていたフランスのギヨー社のジュヌヴィエーヴ・オルシを見つけたので、こちらも購入。

 

 

見切り品とかホームセンターの鉢に雑草が生えているような株って大丈夫なのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが大丈夫です。

 

 

バラは手がかかる植物ですが、手がかかるのは綺麗な花を咲かせるためであって、個体としてはとても強く再生能力もとても高いです。黒星病という、ほとんど回避不可能な葉が落ちる病気がありますが、人によっては「ほっとく」「気にしない」という人もいます。たしかに葉は落ちますが枯れるまでのことにはなりません。

バラが枯れるとしたらコガネムシの幼虫とカミキリ虫くらいです。あとは冬場の過剰な水やりくらいかな。

私がバラを一度だけ枯らしてまったのはコガネムシの幼虫に根を食い尽くされたときだけです。

カミキリ虫には二度かなり大きな庭木がやられましたが、バラは今のところセーフ。

見切り品のオルシはこんな感じで、ちょっとヘナチョコ感がありますが、バラはヘナチョコになると「このままだとヤバイ」と自ら感知して株元や枝の途中からシュート(枝)を出してきます。おそらく初夏の頃には、かなり回復すると思われます。

 

↑ヘナチョコ株

 

 

廃番になるオブスキュアはホームセンターで枝が折れて超ヘナチョコ状態でしたが購入して強剪定して今はこんな感じです。

葉がしげっている方はバラの家から届いた優良株です。結局オブスキュアは2株購入したことになります。

 

↑左側がバラの家のオブスキュア

 右側がホームセンターの株を強選定した株

 

 

今日立ち寄ったホームセンターでプリンセス・アンの良い株を見つけたので衝動買いしてしまいました。

 

 

イングリッシュローズ3株、フレンチローズ2株、河本ローズ2株、コマツガーデンローズ3株の計10株が今年の春のニューフェイスとなります。

今週はほとんどの日が5度前後ですが、来週からは10度を上回るようです。

いよいよバラの季節が始まります。

 

と、3月17日に書きましたが未投稿のまま祭日の20日に農薬を買いにホームセンターに言ったら木村卓功さんのマイローズの状態のよい株があったので購入しました。春デヴュー株は計11株になりました。