映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』を観ました
誰もが知っている、あの世界最強の
ハンバーガー帝国『マクドナルド』を創った男
レイ・クロックの実話に基づいた
サクセス・ストーリーです
1954年、アメリカ
レイが売れない営業マンだった50代の頃、
マック&ディック兄弟が経営する
ハンバーガーショップ『マクドナルド』に
ひょんなことから出会います
低コスト・高品質、かつスピーディーに
ハンバーガーを提供するという
彼らの革新的なシステムに目をつけたレイは
全世界を視野に入れた
フランチャイズ化を実現すべく
手段手法を選ばずにつき進み、
ただひたすらにのし上がっていく
そしてビジネスが大きくなるにつれ
徹底的に品質にこだわる兄弟と
利益を追求するレイとの間に亀裂が生じ
やがては全面対立へ…
以下、ネタバレあり↓。ご注意を。
観終わったら、マック食べたくなるかも♪
なんて軽~い気持ちで観たけども。
そんな気持ちになんて
全然ならんかったわっ!!(; ̄ェ ̄)
むしろ、この人サイテーじゃんか(笑)
人が大切に作り上げた土俵を奪い取り
人のアイデアをちゃっかり取り込み
邪魔なものは、金掴ませて解決
挙句の果てには、
長年寄り添い支えてくれた奥さんをポイし、
出資者の美人若奥様と不倫&再婚
どーなってんの?!
見るからに純粋で人のよさそうな
マック&ディック兄弟が
アメリカン・ドリームという名の
資本主義の荒波に飲まれていく姿が
かわいそすぎて…涙
もちろん、マック&ディック兄弟が
頑なにこだわっていたやり方を続けていては
マクドナルドはここまで大きく
ならなかったわけなんだろうけど
でも、マック&ディック兄弟は
今のようなマクドナルドを望んでたわけでは
ないのでは・・・とも思うのです
結局『マクドナルド』という名前も権利も
お金で売ってしまうことになるんだけど
自分たちが最初に作ったお店の
『マクドナルド』の看板が下ろされるのを
見守る二人の背中が切なかった・・・
経営・運営側からすれば、
レイがやったことは当然のことで
巨大な雇用を生み出したことも事実で
むしろこれぐらいまで徹底しないと
世界規模のビジネスなんて
展開できないのかもしれない
口で夢見るだけは簡単だけど
レイのように実際に行動に起こせるか?
やり遂げるまで、どんなことをしても
決して歩みを止めない根気はあるか?
ほとんどの人はできなくて
だからこそ、彼は成功したわけで
レイが兄弟に向かって
「ライバルが溺れて死にかけていたら
オレはその口にホースを突っ込んでやるよ。
お前ら、それができるか?」という風に
問いかけるシーンがあり
(ちょっと言葉は違ったかもですが…)
それに対して兄弟は
「やりたくない、できない」と答えるのですが
(ちょっと言葉は違ったかもですが…)
こういう差なんだろうなぁと…
もちろん、私もできませんが…(笑)
食うか、食われるか
弱肉強食の世界
資本主義とは厳しい…
経営側の立場の人と
そうでない人とは
観た感想が違うのでは?と思います
ちなみに、レイを演じたマイケル・キートンの
演技(というか特に表情)が絶妙でして、
端々に一瞬映し出される何とも言えない
複雑な表情がレイというキャラクターを
なんとなく憎めないものにしていました
レイ・クロックの自伝では
映画と異なる事実も書かれているようなので
読んでみるのもいいかも♪
映画を観終った後、
マクドナルドに行きたくなるか否か?
それは、あなた次第です!!
ちなみに私は、
ジンギスカンを食べに行きました