10月になりました。写真は10月1日PM の撮影です。だいぶ太陽の沈む時間が早くなりました。暖地型芝である姫高麗芝生はこれから徐々に黄化していきます。
今シーズンの芝刈りもいよいよ終了となります。冬を迎える前に低めに刈って…といきたいところですが、あえて長めにしたままで冬を迎えます。主な基本的管理は10月で終了です。これからは芝刈りも肥料も水やりもせず、草があったら手で取るくらいです。秋は病害虫の被害も発生しやすいですね。

この時期、日中芝の地表近くを低空飛行している虫を見かけるかもしれません。
ハラナガツチバチという黒色の小さなハチのようですね。なぜ低空飛行しているかというと、芝の地中に住むコガネムシの幼虫を狙っているのだとか。コガネムシの幼虫は基本的に芝の地中には存在するようで、厄介なことに芝の根を食べながら成長していきます。
ハラナガツチバチがコガネムシの幼虫を駆除してくれれば何も言うことないのですが、コイツがまた・・・
実は、コガネムシの幼虫に卵を産みつける目的で低空飛行して(狙っている)らしいのです。
すなわち、コガネムシの幼虫の存在がハラナガツチバチ襲来となるわけで。通常、人を刺すことはないようですが、ブンブン飛んでいるのは嫌ですよね。
コガネムシの幼虫の存在は芝にとって何ひとつ良いことないですね。根を食べられるイコール芝がなくなることですから。。

どうしてもコガネムシの幼虫を駆除するなら殺虫剤(スミチオン乳剤、ダイアジノン等)の出番となりますが、できるだけ使用は避けたいものです。今年一度だけはスミチオン乳剤1000倍希釈で㎡あたり3リットル程度使用しましたが。

その他、芝の害虫としてスジキリヨトウやツトガなどが挙げられますが、コガネムシの幼虫のように地中深くで根を食べるのではなく、葉を食べ、地表にあるサッチの中にいたりするので比較的見付けやすく、殺虫剤も少量使用するだけで済みます。しかし、スジキリヨトウによる食害も進行が早いですね~。あっという間に緑が消失してしまいますから。

芝は、病気なのか害虫なのか原因特定が難しい場合がありますね。特に梅雨と秋の時期は。

芝という草ではありますが、深いな~と思います。
前回の記事から3ヶ月も経ってしまいました💦久々の更新です!

9月に入って1週間。すっかり季節は移り変わってしまいました。振り返ってみれば今年の夏は太平洋高気圧はどこへやら…。ナンだか日差しが少ない夏でした。
8月よりは日差しが多かった7月下旬頃が生育最盛期だったように感じます。

刈高25㎜の設定で週1回芝刈り、8月中旬には通常の芝刈りとは別にサッチ(芝の刈りカス)を除去する為のサッチングという作業を行いました。サッチは多少あっても問題ないそうですが、蓄積されると水捌けが悪くなり光合成を阻んでしまうので、梅雨前と秋の長雨前には行っておきたい作業です。
昨年は9月中旬頃に行った作業でしたが、今年は8月があまりにも日差しが少なく雨が多かったので1ヶ月前倒しで実施。サッチングはRYOBIの電動芝刈機(サッチング専用刃)を使用。高さ設定20㎜にしてサッチをゴリゴリ掻き出す。「人間でいうと垢擦りみたいなもの」ってどこかで聞いたような…。

さて、日差しが少なくて雨が多いと、芝も病気になりやすいものです。芝の葉に錆びが付いたように部分的に変色するサビ病や葉枯病(ラージパッチ)など。またはキノコが発生したりもします。キノコは芝に大きな害はないかもしれませんが、景観がよろしくないですね…。

そんな時には”スーパーグリーンフード”という微量要素入りの肥料を使用しています。

化成肥料(窒素N-リン酸P-カリウムKが8-8-8とか10-10-10の成分表記してある肥料)は今年は2度だけの散布でした。8月21日、サッチング後に"スーパーグリーンフード"を1㎡あたり約50グラム(拳ひと握り程度)全面散布。

サッチを分解し…と書かれていますが、個人的にはサッチは人力(熊手やサッチングマシーン)で除去する方が確実かなと思います。

この微生物資材である”スーパーグリーンフード”、散布した1週間後には効果が顕著に表れます。発酵成分を原料としているので、散布直後は正直臭いがかなり強いです。しかし、たっぷり水を撒けば翌日には徐々に消えていきます。
今まで芝の肥料は色々試してみましたが、個人的に”スーパーグリーンフード”が一番効果があると実感しています。

9月下旬にもなれば生育もだいぶ緩やかになり、冬に向かって葉も徐々に黄化していきます。サッカースタジアムのように年中緑化に憧れる芝愛好家の方もおられるかと思いますが、その場合は、ウィンターオーバーシーディングという暖地型芝(夏に生育がピークな芝)に寒地型芝(冬に生育がピークの西洋芝等)の種を秋に撒き、春先に再び暖地型芝の生育に切り替えていく…という高度な方法があるようですが、高麗芝や姫高麗芝ではまず上手くいかず失敗するようです(地方にもよる)。サッカースタジアムのような特殊な環境では”ティフトン”という芝が使われ、オーバーシーディングに向いているのだそうですが。。
個人的には芝の黄化も風情があって好きです。春先にまた新しい緑が芽吹き、新緑~夏の濃い緑への移り変わりもまた楽しいものです(笑)。
梅雨に入りましたね。

4月22日に新しい芝を張り、しばらくは乾燥しないようにたっぷり水やりを行い、1週間~10日も過ぎた頃には小さな根が出て、GW明けには無事に活着しました。

芝張り2週間後
まだ所々黄色いです。。

そして
芝張り後1ヶ月経過し、芝刈りをしました。
高めに25mmでカット。 
 
愛用の芝刈機はGolden Star GFE-2500N
リール式手動芝刈機、ナイスイーグルモアー。

刈れば刈るほど匍匐茎が横に伸びて、その茎からどんどん芽吹いてくるので、密な芝にするにはとにかくマメに刈ることだそうです。
しかし、芝にとっては刈られる都度ストレスを受けることにもなるので、適宜肥料を与えても良いかと思われます。

伸び過ぎてから一気に短く刈ると、緑一色の葉は無くなり、茎だけが残る"軸刈り状態"で真っ白くなり、再び緑一色に生え揃うまでには数ヵ月単位の時間がかかったりする場合もあります。芝が伸びれば、同時に茎の位置も高くなるので、そこ(成長点)を刈ってしまうのはNG!! 

伸びたら刈るのではなく、伸ばさない為に刈るのが密なターフを形成する為の正解と言えるようです。

そして、芝刈り後は刈りカス(サッチ)を可能な限り除去しておきます。
そのまま放置していると、雨で湿って病気の発生リスクも高くなりますし、光合成を阻害する要因にもなるので、できればサッチ除去は梅雨前にはしておきたい作業のひとつです。。

肥料は活着を確認できた後、バロネス社の緩効性化成肥料をハンディスプレッダーで薄~く撒きました。
芝生の肥料

肥料の与え過ぎはよくないのでほどほどに。。

肥料を与えると、同時に雑草も育ってしまいます。。種はどこからでも飛んでくるし、鳥が運んできてしまうことも・・・。

雑草は初めは見分けが難しいですが、よく見ると色が異なる草を発見するので、抜いていきます。

そして梅雨入り前、再び25mmでカット。
所々目地は埋まってない箇所はありますが、梅雨も明けたら揃ってくるかと思われます。

これから梅雨は日照不足で雨量が多くなり、土壌の水捌けの良し悪しが試される時期になります。根腐れせず梅雨を無事に乗り切り、最盛期の夏を迎えたいものです。