私は2021年の夏に脳梗塞になったので、今夏で脳梗塞になってから五年になる。五年目にして改善した動作がある。

 

 非麻痺手で補助をしなくても麻痺手を背中になんとか回せるようになったのだ。過去、手を背中に回そうとして腕を前後に振ろうとしても、後ろに振った時に腕が真横に動いてしまっていた。腕が真横で止まるだけではなくて真横に振り上げるような形で非常に奇妙な動きだったのを覚えている。

 

 リハビリ業界では麻痺の重さを計るのに手を背中側に回せるかどうかという項目もあるようなので、片麻痺の人には難しい動きなんだろう。 調べると結滞動作と呼ぶらしい。結滞動作とは文字通り着物とかの帯を背中結ぶときのような動作である。今の私なら、ポケットに手を突っ込む動作に使える。まだ麻痺指を伸ばして力を入れることが出来ないので結滞動作が出来てもポケットに麻痺手を突っ込むことは難しいが、冬とかに麻痺手を外に出したままだと麻痺手が冷たくてつらい。非麻痺手で補助をして麻痺手をポケットに強引に入れてしまうと今度は麻痺手だけでポケットから手を抜くことが出来なくなる。

 

 尚、AIによると結滞動作は下記の動きが複合的に絡んでいるらしい。

  1. 伸展(しんてん): 腕を後ろに引く
  2. 内旋(ないせん): 腕を内側にひねる
  3. 内転(ないてん): 腕を体に近づける

 

 ただt手を背中に回せるようになったのはボトックス注射で大胸筋の筋肉が弛んでいるからかもしれない。このことは頭の奥に留めておくことが必要だ。ボトックス注射で良くなるのはせいぜい三か月程度しか有効ではないからだ。これを永続的に良くするには、ボトックス注射で柔らかくなっている間にリハビリを十分にやって動きを体に覚えこませないといけない。

 

 手をポケットに突っ込む動作は普通に歩いている時なんかも実践可能なので、外出する時なんかに積極的にトレーニングしてみたい。ジャンバーのポケットではなくズボンのお尻のポケットに麻痺手を突っ込めるようになったら最高にかっこいい。