手術・入院は大まかにはこのようなスケジュールだった。思い出しながらリストにしたので多少は正確ではないかもしれない。
一日目 入院、検査、口腔内クリーニング、下剤投与、説明
二日目 ダ・ヴィンチ手術
三日目 酸素吸入器を外す
四日目 ポータブルレントゲンで撮影
五日目 尿道カテーテルを外す 腹部ドレーンを外す
六日目 点滴の針を外す
七日目 血液サラサラの薬の服用を再開
八日目 採血して血液の数値を確認する
九日目 血液検査をして問題がなかったので退院
- 手術の三日前、血液サラサラの薬であるシロスタゾールの服用を中止した。通常は朝と夕に服用する処方であった。脳梗塞になったから血液サラサラを念のために服用している。本当はやめたいが、そのような判断は誰も出来ない。血管が破裂しそうにならない限り弾薬の判断は出来ないと思う。
- 一日目に改めて手術に関する説明を受けた。執刀医は出張で不在とのことで、執刀医より若い医師に説明を受けた。最後に質問は? ときかれたので、「私が死んだら、誰に連絡が行くのか?」 と言ったら引かれた。実際、いろいろ資料をもらったが手術でイレギュラーな時が起こった時の対処や、なんらかの理由で死んでしまったときのことが書いていない。私の死生観に関係するのかもしれないが、飛ぶ鳥跡を濁したくない
- 二日目は手術室まで自分の足で移動して自分でベッドに寝転んだ。酸素マスクのようなものを装着して麻酔ガスを吸入したら数分もかからないで意識を失った。自分の病室で執刀医に起こされて意識が戻ったが、眠った感じはなかった。意識が戻るときに夢を見ていたので、睡眠の一部かもしれない。尿道カテーテルと腹部ドレーンが挿入されているのもあり、枕を使ってはいけないし、寝返りも売ってはいけないと言われた。腹部に負担がかかるからだろう。また、全身麻酔の吐き気がするかもと言われた直後にひどい吐き気がした。点滴に吐き気止めをいれてもらった。術式はダ・ヴィンチ手術というロボットにアシストしてもらう術式だ。お腹には六つの穴が開けられた跡があった。ロボットによる遠隔手術は効率がいいし術後のダメージも少ないのが理解できる。
- 三日目にようやく酸素吸入器のマスクを外せた。手術時には酸素チューブを挿入されていたので、喉がイガイガして痰がでていたが2に、三日で出なくなった。
- 四日目にポータブルレントゲンで病室のベッドの上でレントゲン撮影をした。私は学生の時のインターンでレントゲンの撮影装置の測定をしたことがあるので、時代も変わったなぁと思った。もっとポータブルに出来る余地はあると思う。技術が進めば一眼レフサイズのレントゲン装置とか出来ると思う。
- 五日目に尿道カテーテルを外した。手術中に外から水を入れることでも使うらしい。何故かと言えば、腎臓の主要部をくりぬいたとき腎臓内にある尿管も切ってしまうので、それを縫うために外から水を入れて漏れている箇所を判別するらしい。脳梗塞で入院した時以来の尿道カテーテルだ。尿意が出ないのに尿だけが勝手に採尿バッグにたまるのでトイレに行ったりしなくて楽である。とはいえ、慣れてしまうと尿漏れの可能性があるので、時々踏ん張る練習をしていた。服を着替えてるときに誤って腹部ドレーンが抜けてしまった。腹部ドレーンは手術後にお腹にたまった血液や浸出液を廃液バッグに貯めるものだ。執刀医は七日目に外すつもりだったらしい。外れたのはしょうがないのでそのままになった。気になることとしてはやめに外してお腹の中が血液や浸出液が一杯になりお腹が張るようなことはないのかということだが、多くなければ腹膜から吸収するらしいので安心した。
- 六日目に点滴の針を抜いた。点滴は手術後はブドウ糖と痛み止め、食事ができるようになってから痛み止めだけを点滴していた。現在の医療では積極的に痛み止めを使い体にストレスがかからないようにするらしい。おかげで入院中はあまりひどい痛みは感じなかった。ダ・ヴィンチ手術で六つの穴の後があることあり体を曲げると少々痛みが走るくらいだった。
- 七日目に退院を想定して血液サラサラの薬であるシロスタゾールの服用を再開した。五日目に腹部ドレーンが抜けたので血液サラサラの薬の影響で血液が大量にお腹の中に貯まらないかちょっと気になったが問題はなさそう。
- 八日目に血液検査をしたら肝臓の数値が悪くなっていたらしい。看護士によると痛み止めの成分のせいだと思うとのこと。やはり痛み止めは腎臓に負担がかかるのはわかるが、肝臓の数値に顕著に表れるらしい。腎臓の数値はどうかは聞かなかった。腎臓の手術だったので数値は悪くなるはずだからだ。ただ次回の外来の時に聞いてみよう。
- 九日目の朝の三時頃に血液を採取された。ちょっと早い。退院時間に間に合わせるためだろうか。総合病院なので他にも血液検査をしている患者が多いから退院時間を朝にするために早い時間に採血したのだろう。問題はないということで退院できた。
本来の予定は11日目の退院予定だった。問題なさそうなので二日早まった。どっちにしろ会社は元々の予定に合わせて休みをもらっていたので問題はない。