苫小牧東港から敦賀港へは新日本海フェリーの「すいせん」を利用した。船内設備は以前乗船した東京九州フェリーの「それいゆ」と同じだった。ジムがあったりゲームセンターがあったり一般乗客が使えるランドリーもあった。
過去乗船したことのある東京九州フェリー、阪九フェリー、関釜フェリーと今回乗船した新日本海フェリーは同じSHKグループであるが、東京九州フェリーと新日本海フェリーが同じような設備といえる。
次の日の夜の8時半頃に敦賀港に着いた。敦賀港フェリーターミナルからJR敦賀駅までは連絡バスで通常価格が360円、障害者割引価格で180円であった。現金のみである。その日はそのまま駅前のビジネスホテルに宿泊した。
さてグランクラスの予約は夕方だったので、それまでは敦賀観光をすることにした。元々の予定ではシェアサイクルで自転車を借りて観光しようかと考えていたが、雨の予報だったのでシェアサイクルは断念しコミュニティバスを利用することにした。
移動は最初の原子力科学館「あっとほうむ」に行くときだけタクシーを使い、残りの移動は、ぐるっと敦賀周遊バスという敦賀のコミュニティバスを利用した。障害者割引価格は無料である。気がついたが敦賀は公共設備や公共サービスが非常に良い。コミュニティバスの路線数もたくさんあり敦賀市をほとんどをカバーしているようだ。推測ではあるが敦賀市には敦賀原発から補助金か何か入っているのだと思う。
原子力科学館「あっとほうむ」 入場無料
家族連れがほとんどで一人で来館しているのは私だけだったようだ。敦賀は子供連れで遊べるような施設がほとんどなさそうなので、このあっとほうむに遊びに来ているんだろう。博物館というよりは遊びながら電気を学ぶというような施設だった。施設員の人数も十分多い。人件費などの運営費が気になってしまう。
実は敦賀半島の先にある日本原子力発電敦賀原子力館に行きたかった。コミュニティバスで行こうとすると時間が合わなかった。時刻表を見ると観光客用ではなくて職員用に合わせているようだった。ならば行きか帰りに小型フェリーを使って行けそうだが、機会があれば次回に行こうと思う。
気比神宮
鳥居が朱色なのは大陸から来た秦氏の影響があったという言い伝えがある。そもそも鳥居自体も秦氏の影響である。だから気比神宮もそこそこ新しいのかと思っていたが調べてみると気比神宮自体は秦氏の前に存在していたらしい。
金崎宮
神社だが、結構階段を上ることになる。
人道の港 敦賀ムゼウム
ポーランド難民やユダヤ難民が上陸した港であることを伝える資料館である。通常価格500円、障害者割引価格は無料である。
赤レンガ倉庫
日本の港がある街には赤レンガ倉庫が現存していたりする。敦賀は以前はロシアと船でつながっていたのでその名残だろう。
日本海さかな街
海産物市場である。場内の食堂は唐戸市場より多かった。お腹が空いていない時間に行ったので何も食べなかったが、日本海さかな街は、お腹を空かせていくべきだと思う。
グランクラス
徒歩も多かったのでさすがに疲れてしまった。早めに敦賀駅に行き駅で待つことにした。因みに新幹線改札口を通ってしまうと売店などはなく新幹線ホームに自動販売機があるだけなので、新幹線で飲み食いしたい場合には新幹線改札に入る前にコンビニに寄ったほうがほうがいいだろう。