韓国では釜山港国際旅客ターミナル内のコンビニとカフェテリアにだけ行ったが、今回は海外に行くフェリーに乗るのが目的だったのでとりあえず当初の目的は達成したといえる。韓国入国の時入国審査のところで指紋取るところでちょっと手間取ってしまった。この写真のように麻痺側の人差し指の第一関節が曲がってしまうので指紋がれないのだ。結局、審査官が私の指を押してなんとか審問が取れた。

 

 さて、下関に到着である。まだ朝の8時だ。まず港の近くにある大歳神社にお参りに行った。神社は原則24時間開いているので都合が良い。

 

 次にそのまま歩いて海峡ゆめタワーに行った。開館が9時半なので同じ場所にある国際総合センターで時間をつぶした。海峡ゆめタワーの入館料は通常が600円で障害者割引価格は300円である。

 

 

 ほぼ開館と同時に上ったので誰もいなかった。

 下関の港周辺である。真正面に関門橋が見える。右は福岡の門司港である。あまりこういう景色は見たことがなかったのでちょっと感動した。

 

 関門橋の反対側を見ると宮本武蔵ー佐々木小次郎で有名な巌流島である。

 真ん中の小さな島が巌流島である。ただ宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘が行われた時に比べて周りが埋め立てられ、現在の面積は5倍になっているそうだ。決闘場所としては広すぎるのではないだろうか。とはいえ島を残すには埋め立てが必要だったのかもしれない。

 

 特に路線バスとかは調べていなかったので、下関の移動は徒歩である。午前中とはいえ暑い。途中、海響館という水族館があったが並んでいたので行かなかった。海遊館に行ったときに思ったが、私はあまり水族館に興味がないようだ。カップル化ファミリー向けなんだろう。そのまま歩いて行って、唐戸市場に着いた。昼ご飯を食べるために寄った。多くの人は唐戸市場の構内で寿司など購入し、海岸で食べていた。寿司は自分で取るようにできてるが、片手だとトレイが持てないので止めた。同じ構内の2階にある定食屋で、「ふく定食」なるものを食べた。フグの定食である。

 

 昼ご飯が終わり、関門海峡を渡らなければならない。フェリーで門司港まで向かうか関門橋まで歩くか悩んだが、唐戸市場の先に赤間神宮というのがあったのでとりあえず向かった。赤間神宮の隣には日清講和記念館という施設があり、入場無料であった。観光客は中国人だけだったが、日清戦争に関係する施設なので彼らは何を思っただろう。 今の中国は清とは関係ないと思っているかもしれない。

 

 赤間神宮をお参りしたので、関門橋に向かうことにした。橋の下を歩いて対岸に行けるらしいからだ。関門橋まで行く路線バスを調べておいた方がよかった。

 

 関門橋のちょっと先に歩行者用の関門トンネルがあった。

 

 歩行者専用ではあるが、自転車や50ccバイクも通行可能である。因みに歩行者は無料で自転車やスクーターは20円であった。

 

 関門トンネルを渡ると海岸沿いに布刈神社(めかり神社)があったのでお参りをした。さすがに下関からの移動が全て徒歩だったので疲れたので、近くのバス停から門司港までバスで移動した。バスは西鉄バスで、障害者割引で半額になる。基本はバスはどこでも半額になる。

 門司港駅は下の写真のように古臭い外観をしていた。門司港駅という看板はなかったと思う。

 

 

 門司港は焼きカレーで有名らしく、門司港周辺にはいくつか焼きカレーの店があった。今回は、駅のすぐ近くにあるレストランでランチを取った。クラフトビールという文言に負けてしまった。

 

 

 基本はカレーなのだが、クリームソースとチーズを混ぜたものをカレーの上にかけて、バーナーで焼き色を付けたものらしい。

 

 さてランチの後、すぐ近くの九州鉄道記念館に行った。入館料だが通常価格は300円である。障害者割引に関しては、北九州市に住んでいる人であれば無料らしい。残念ながら私は北九州市民ではないので、割引にはならなかった。

 

 次は電車で門司駅に行って、次のフェリーである阪九フェリーの無料連絡バスに乗るために、門司港駅から門司駅に移動する予定だったが乗り過ごしてしまい、門司駅の先の小倉駅で降りた。ラッキーなことに小倉駅からも阪九フェリーの無料連絡バスが出るので、小倉駅から新門司港に無料連絡バスで移動した。新門司港で阪九フェリー「いずみ号」である。

 

 阪九フェリーのいずみ号ではデラックス洋室にした。普通料金が22,110円のところ、障害者割引価格で11,880円であった。阪九フェリーでは船上で一泊して大阪の泉大津港に向かう。

 

 いずみ号のレストランは学食食堂のようにあらかじめ出おかずが出来上がって、それを取って、最終的に金額が決まるシステムだ。バイキングより楽ではあるが、最初におかずをと取り過ぎると、後で取れなくなってしまう。おかずを取る前にあらかじめどんなおかずがあるか眺めてからの方がいいと思う。

 尚、ランドリーは長距離トラックドライバー専用とのことで、一般客は使えなかった。同じグループ会社の東京九州フェリーでは一般客も使えた。元々阪九フェリーと東京九州フェリーは違うフェリー会社なので、コンセプトが違うんだろう。