大阪から釜山に向かうパンスタークルーズの「パンスタードリーム号」にて2泊目になった。愛媛の松山のあたりが深夜0時頃だったと思う。

大阪から韓国釜山への船旅【パンスタークルーズ】サンスターラインの韓国定期運航クルーズフェリー | パンスタードリーム号とは (panstar.jp)

 

 パンスタードリーム号の船内コンビニは無人で24時間開いているので都合がよかった。会計はクレジットカード決済である。尚、カード決済のためにカード会社と通信をしないといけないが、海の上なので多分船舶無線で行っている。そのため一昔前のダイヤルアップ通信のように応答は非常に遅い。画面はすべてハングルだったが、なんとなくで決済出来た。

 

 パンスタードリーム号の大浴場はサウナと称している。本船は韓国籍なので韓国には大浴場がないのではと思った。大浴場には手すりはなかったので滑りに対してはちょっと怖かった。造船してから20年以上経っているので造りが古いからだろう。2025年に新しい船が就航するそうなので、それには設備が最新になっていると思う。

 

 さて大阪を17時頃出港して釜山の釜山国際ターミナルには次の日の昼の12時に入港した。釜山国際ターミナルの入国は国際空港と同じと思ってよい。尚、日本から韓国への入国には観光ビザなどは必要なくパスポートだけあればよい。後は船の中で入国カードに記載するだけである。因みに入国カードには韓国における滞在先を記入しないといけないが、私は今回は日帰りなので「1 Day Trip」と記載するだけである。韓国観光が目的ではないとはいえ、徒歩で釜山の街くらいは歩こうと思ったが、止めた。めんどくさくなったからである。そんなわけで私はずーっと釜山国際ターミナルの中にいた。私は入らなかったが釜山国際ターミナル内には食堂があった。

 

 韓国で何にお金を使ったかといえば緑茶ラテとお茶だけである。 

 

 さて次の出港は関釜フェリーで「星希号」(Seong Hee)で下関に向かう。尚、日本の出国と違い釜山の出国検査ではX線検査があった。多分、日本の大阪港の出国時にX線検査がないのはシージャックは起きないことを前提にしているが、釜山港の出国時は空港と同じようなシステムにしているんだと思う。

 

 星希号も20年以上前の船だが、造りはいささか古かった。部屋のグレードはデラックスルームにした。障害者割引は特に用意されてなく22,000円だ。尚、デラックスルームより下のグレードの部屋には障害者割引がある。実際、その下の一等室でも十分だと思う。一等室であれば通常価格が14,500円で障害者割引で12,000円であった。尚、一番下のグレードで雑魚寝タイプの二等室があるが、通常価格は9,000円で障害者割引価格で7,200円だった。尚、片麻痺の私は雑魚寝はちょっとしんどい。

 

船舶紹介~星希~ | 関釜フェリー (kampuferry.co.jp)

 

 パンスタードリーム号と違って星希号には無料のランドリーがあった。2台しかないが誰かの洗濯物が常時入っている状態なので使えなかった。脱水までしていれば勝手に取り出すこともできるだろうが、すすぎで終わってるようだった。

 

 パブリックスペースに行くと韓国人達が自分たちで持ち込んだご飯を食べたりしていた。何故、フェリーのレストランで食べないのか不思議だった。その時はきっと食事代を節約しているんだろうと思っていた。私は経験値を稼ぎたいのでレストランに行ったら、何故、彼らが利用しないのかの理由が分かった。メニューがへぼいのだ。

 

 

  一応、バイキング形式になっているがこの写真が全種類である。種類が少なすぎる。味噌汁は多少暖かいが、他はうーんって感じだ。因みに値段は1,200円である。量で元を取っても良かったが、ちょっと意気消沈してしまったのでディナー後にカップラーメンを食べてしまった。

 

 関釜フェリーには韓国船の星希号と日本船のはまゆう号がある。ウェブサイトを見る限りではレストランは、はまゆう号のほうが良さそうである。関釜フェリーに乗る機会が次にあれば、はまゆう号に乗ってみたい気がする。なにごとも経験だ。

 

 下関への到着は朝の8時くらいであった。