1. 1日目
 
 夜中の0時に横浜のYCATから夜行バスに乗って大阪の梅田に向かった。以前、2+2列の一番後ろに乗ったことはあるが、今回はWiller Expressドームという車両に乗った。これは2+1のカノピーと呼ばれるシートだった。私は1列側の前から2番目に乗った。本当は1番目に乗りたかったが予約で埋まっていたためできなかった。
 尚、この車両にはトイレがついていない。私は尿意を我慢できる時間が病気の前よりは短くなっているのが怖かったのでリハビリパンツを念のために履いていった。

 

 
 トイレがないので、こまめにPAやSAに停まってくれるらしい。最初のSAには30分間停車したが2番目からは15分間程度であった。結果的に尿を漏らすこともなければ我慢もしなかった。さて、ドームの通路は狭かった。2+2の補助席がついているバスの通路と同じくらいの幅だと思う。ただそういうバスと違ってカノピーは高さがあるので荷物を持っていると歩きづらい。このドームの一番良い席は一番前の列だと思う。カノピーには内側にスマホホルダーがついているため周りを気にすることなくスマホを使用しても良い。ただスマホホルダーのバネが強力で片手で装着するのがちょっと時間を要した。もちろん席に100Vのコンセントがついていた。
 
 約、9時間の乗車で梅田(大阪)に到着した。そのまま大阪の水族館である海遊館に行った。通常価格2,700円のところ障害者割引価格で1,350円であった。
 
 コスモスクエア駅から無料送迎バスに乗って大阪国際フェリーターミナルに向かった。駅から上に上がったところにバス乗り場がある。
 さて、大阪国際フェリーターミナルから釜山に向かうフェリーは「パンスタードリーム号」である。デラックススイートのフルサービスで通常価格が29,000円のところ障害者価格で24,000円であった。フルサービスを選択すると専用の食事が用意され、乗船と下船も優先である。フルサービスではないキャビンオンリーだと20,800である。食事はバイキングだが、やはり面倒なのでフルサービスにした。2食付きで優先搭乗もあるなら+3,200円でのフルサービスがお得だと思う。金額を安く済ませるのならば相部屋ではあるがスタンダードというクラスがある。障害者割引価格で、10.400円である。尚、一番上のグレードはロイヤルスイートのフルサービスで85,000だったが障害者割引はついていない。私は個室でそこそこお得なグレードであればよいのでデラックススイートで十分である。
 
 出国審査はもちろんあるが、手荷物検査などはなかった。航空機と違ってジャックされるリスクが少ないからかもしれない。航空機であればハイジャックなどのリスクがあるが、シージャックはほとんど考えられない(大昔はあったらしいが)
 
 船内では「」というカフェバーでビールなどを飲みながら瀬戸内海を眺めていた。瀬戸内海は両側に陸地が見えるので眺めるのに都合が良い。
 
 ディナーはうまかった。これ以外にバイキングも自由に取れるのでお得だと思う。
 
他にマジックショーやバンド演奏、カラオケ大会などがあったようだが私は観に行かなかった。ちょっと酔っぱらってめんどくさくなっていたからである。
 
 夜行バスで1泊、フェリーで1泊なので、釜山に行くときだけで2泊になった。尚、パンスタードリーム号にはラウンドリーがついてなかったと思う。