さて帰りのフェリーは新門司港から出港するオーシャン東九フェリーを予約した。航路は新門司港(福岡県北九州市) ⇒ 徳島港(徳島県徳島市)⇒ 東京港(東京都江東区有明)である。

 

 オーシャン東九フェリーは車両の運搬をメインにしているらしく、船の客室は1階分だけで、レストランも併設されていない。その代わりに自動販売機が充実している。船上で2泊3日するだけなら十分な台数と種類であった。部屋は2名(+1名)の個室を予約した。通常は33,990円のところ障害者割引で17,490円でになった。ほぼ同じ航路を取る東京九州フェリーより高い感じはする。これはそもそもフェリーの目的が違うし、運ぶ車両にも違いがあるからだと思う。また東京港はオーシャン東九フェリーの経営母体であるオーシャントランス株式会社の所有物ではなく、東京港埠頭株式会社の所有物である。つまり賃貸物件なので賃貸料が運賃に上乗せされている可能性もあるのではないか・・・と、値段とかに関して背景や原価率を考えてしまう。

 

 さて新門司港小倉駅から向かうのに、JRで門司駅まで行って門司駅から乗り合いタクシーに乗ることになる。タクシーの運転手は門司駅の改札前に待っており駅前にタクシーが止まっていた。

 

 門司駅から新門司港までは440円で、一応障害者割引はあるか聞いてみたら、「そういうのはやってない」と言われた。行程は約8㎞くらいなので、もちろんお得である。他の客が2人いた。

 

 尚、船内の自動販売機は新500円玉が使えない旧式の自動販売機であった。ただ、新500円2枚を1000円札に出来る両替機があった。

 乗船してからスマホを充電しようと思ってから気づいたが、どうもスマホ充電用に持ってきていたUSBケーブルをホテルに忘れたらしい。ちょっとバッテリーが20%くらいになっている。スマホを航空機モードにしてGPSだけ有効にしとけばバッテリーは多少持つが、ちょっと心配だった。徳島港で乗り降りする車を船内で眺めていたら、船舶電話の横にスマホ充電用のプラグがあってようやくスマホを充電することが出来た。電流要用が低いようであまり充電スピードは速くないが、ないよりは良い。今回、スマホのGPSで航路を記録しようとしていたので途中で断念しなくてよかった。

 

 さて、下船するときに救急隊員が乗船してきてその後警察官が乗船してきた。どうも乗客で起きてこない人がいるらしかった。そのため、1時間くらい、船内で待たされることにはなったしまった。下船後、循環バスに乗るはずが時間が遅れてしまったので乗ることが出来なかった。次のバスが2時間後とかであったのでタクシーの乗らざるを得なかった。オーシャン東九フェリーは車両運搬をメインにしているため、フェリー乗り場のアクセスには注力していないようだ。今調べると近くの駅まで2㎞くらいだったが次の予定が差し迫っていたので、結局タクシーを使ってしまった。