2月23日は天皇誕生日ということで日本人の宗教について書きたいと思う。尚、天皇は神職としては日本の最上位となる。

 

 日本ではもともと自然現象を信仰していた。見方によっては土着信仰ともいえる。今でも見かけることはあるが、石や木に縄をかけたりして信仰したり、燃える炎に祈ったりする。即ち自然現象の分だけ神がいるので八百万の神といわれる。日本ではそのは八百万の神に天皇が加わったことで現代でも神道として繋がれている。もし天皇という存在がなければ大陸より伝来のあった儒教や仏教に取って代わられ、日本の文化は断絶していたと思う。日本の文化が現代までが連続して続いているのは天皇という存在が非常に大きい。

 

 日本の宗教は、神道と仏教が双璧をなしている。多くの日本国民は両方を信仰しているはことになっているはずだ。感覚的には日本人自身は無宗教であると思っていることが多いが、それは生活の中に神道や仏教が溶け込んでいるからに過ぎない。

 

 宗教に関しては突き詰めると矛盾のオンパレードになってしまうので触りをつかんでいることが良い。私も以前の会社でユダヤ教徒もいたしイスラム教徒もいた。もちろんキリスト教徒も多いし、日本人なら仏教が多い。山岳信仰の人もいた。会社の同僚と仲良くなれば宗教の話をすることもあるが、できるだけ宗教の話はしないほうがよいだろう。ただ失礼なことにならないようにいろんな宗教を知っておくのに越したことはない。自分が何を信仰するのか何故信仰するのかを理解してもそれは自分の心の中にとどめておくべきだ。そうでないと争いの火種になる。