片麻痺で辛いのは運動麻痺というより筋肉の強張りによる筋肉そのものの痛みや関節の痛みだと思う。何もしていないのに筋肉がいきなり強張って激痛が走るのは辛かった。

 

 さてボトックス療法をやればこのような痛みが改善されるし、内反や手の握りこみなどが改善するらしい。私には関節が固まってしまう拘縮はないが、筋肉が強張ってしまう痙縮があるので手は握りこんでしまうし足の内反も強い。拘縮がないのは毎日のように 自主トレをして関節を曲げたり伸ばしたりしている効果だと思う。ただ痙縮はあるので自主トレも行き詰っているのが事実だった。

 

 ボトックス注射をすれば強張っている筋肉が柔らかくなって痛みからは解放されるし内反や手の握りこみも緩和されるらしい。効果は3か月程度しか持たないのでそのときに再度ボトックス注射をすることになる。ただボトックス注射をすればリハビリで動かしにくかった筋肉を動かしやすくなるので注射の効果があるうちになんとかリハビリで麻痺を改善したい思いはある。

 

 注射は超音波画像を見ながらやっていた。ボトックス注射は筋肉に注射するが奥の筋肉に注射するときは超音波画像を見ながら行い表面に近い筋肉に注射するときは触診しながらだった。

 

 私はボトックス注射をするのは初めてなので担当医も最初は弱い注射をしたいらしい。ボトックス注射の効果が出過ぎると筋肉が緩み過ぎて力が入らないなどの不調が出るかららしい。

 

さて薬剤はゼオマイン筋注用だった。費用は健康保険が利いて22,100円だった。健康保険は3割負担なので健康保険を使わなかったら73,666円のようだ。なかなか費用がする。注射の効果が出ている間にリハビリをしっかりしてボトックス注射の必要がないようにしたい。