『パンク』『もとめたせい』『MOTHERS』『タヌキ計画』さよなら『LUGINSKY』 | haienaのブログ

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DOKUSO映画館にて

10月31日まで

ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2020の入選作品が

観られます。

もうすぐ終わるってことだよ。解るよな……

 

さよなら……『LUGINSKY(ルギンスキー)』

 

https://dokuso.co.jp/introduction/307

 

 

これを気に入る方はとことん好きになってくれるようだが、

一方で気に入らないという奴はヒステリー起こすほど嫌う。

嫌うというより憎む……(俺もろとも)

そんな映画です。

常識やら共感やらはない。

予測される筋書きありません。

 

映画とはこうあるべし~というような

映画の定義だとかなんだとかを云々するような保守的な方には

不向きなそれやもしれませんね。

 

だらだらしたりセックスしたり、酒飲んで頭おかしくなったり、

皮肉を笑える知性があり、江戸弁に抵抗がなく、

小説読むのが好きで、アートを自由で柔軟な神経で楽しめる、

そういう方にはすっと観られる映画……(そうかあ?)

 

もう二度と観られぬやもしれないので

観てやってください。それで感想下さい。(褒めろということだ…)

フィルマークスに感想を……良かったら、はい。

 

●ところで

ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2020

の入選作品がDOKUSO映画館にて投票やれなくなりまして、

ネクストランキングからすっかり姿が消え失せてしまいました。

 

なので

当映画祭に参加した一人の中年……じゃなくて創作家として、

僕が気に入った(気になった)入選作を

残された時間(あと一日と少し)で

少しでも多くの奴ら……じゃなくて方々に観てもらいたいと思いまして、

こうして書いてやろうじゃねえかというね、はい。

 

https://dokuso.co.jp/introduction/304

 

 

僕があれこれ書く必要もない。確実に面白い。面白いんだよお!

アタクシが今回の映画祭でグランプリを選ばせてもらえるんなら

映画『パンク』が一等だよ。本心。

監督の鈴木君は純粋なのにアナーキー、アナーキーなのに

ナイスガイ……(ナイスガイ……)

矛盾した魅力の所有ってのはすげえことなんだ、うん。解るか~?

彼と比べて、こちらが如何に俗物で卑屈でキタねえ中年野郎なのか、

ただただ思い知らされました。嗚呼……そんなことはいいやね。

主役の稲葉君も本当に素晴らしく、

滅法、二枚目だというのに余計なナルシシズムを一切見せず、

狂的なハードボイルドを劇中において振りまいてくれる。

最高の俳優さんだ。声もいいんだ……俺のにも出てくれ……

とにもかくにも確実に、確実に面白く、構図だとか各場面の

撮り方だとかいちいち格好良い……

当映画祭の入選作品として、メインストリーム上等という作風は

『パンク』と『LUGINSKY』の他なかった…と思う。

音の使い方や風景、登場人物の描き方、どれもこれもが

オールドスクールっぽいのに新しく、

また共感やら伝えたいやら社会問題がうんたらかんたらとか、

立派な映画であれば、それらに触れるべきといった平均の了見を

突き抜けており……うん。

観てよ。観ろよ、解ったな……(強要……)

 

 

 

https://dokuso.co.jp/introduction/308

 

 

表彰式において

僕が委縮してしまったのは少なからず矢部監督さんの所為です。

野郎連中(他監督)も可愛い青年達だったんですが、

こちらが気後れするほどではない(何様よ……)

ところが

矢部監督や関監督、稲田監督、遠上監督、チェ監督さん達、

その自然な気配というか、

飾らなくとも輝いてしまう青春の姿というか……

(甚だキモイよな、こんなハナシはよ……)

けっして性差とかそうした種類のハナシではなく、

単純に人間として比べてみると、

僕があまりにも汚らしい惨めで狡賢い老いぼれに思えて、

ええ、すっかり劣等感に憑かれてしまったという次第であります。

(どうでもいいハナシだね……)

 

さて

映画『もとめたせい』

僕には女子高生が悩んだり葛藤したりという映画はどうなのよ~!!

という宜しくない偏見があります。

というのも学生時代の僕が馬鹿だったから……

どうすりゃモテるのか、どうしてこんなに女のコ達から嘲笑されるのか、兎にも角にも彼女が欲しい、あら、すっげえ可愛い彼女出来ちゃった、

ノリで彼女と駆け落ちしちまった……どうすんだよお~……

これくらいのことしか考えていなかったからなんだよね。

(じゃあ、そうなんだろね……っていうかどういう理屈なのか……)

加えて当時は……当時の東京の山の手にて……

僕の周りにはこんな感じの女のコ達より他におらず、

彼女達に恋をしては罵られ、

罵られては恋をして、畢竟は鍛えられてまいりました……↓

 

は、ハナシが他所へ向かうばかりなので戻しますが、

『もとめたせい』については

上記のアタクシの腐った偏見や学生時代の

ホラーショーな体験を以てしても……

なんていったらいいのかしら、

僕のかつて、現在にて得られなかった純粋性っていうのかな、

それが眩しくて、はい、眩しかったんですね。僕みたいな日陰者には。

「純粋だ? そんなもんを有難がれと? 下らねえ!」

なんて日頃からのたまっているアタクシですけれども、

この映画の筋書きだとかなんだとかではなくて、

制作側と演者さんから垂れ流れる……垂れ流れるじゃなくて

迸る丁寧な見せ方や純粋性ってのが……

僕が如何に屈折していようとも負かされちゃうといいますかね……

何よりも映画としての整い方(整い方?)についちゃ

『もとめたせい』は一等でした。

こうして書くと、整っているかどうかっていうのはたいしたそれじゃない

という意見もあるやもしれないけれども、

作り手としては(少なくとも僕は)自主制作映画の域で

ここまで綺麗に繊細にかっちり作ること叶いません。うん、出来ない。

『LUGINSKY』と比べて観て頂けると

如何にルギンスキーが手作りのそれなのか解りますw

 

 

https://dokuso.co.jp/introduction/315

 

 

作品も監督自身も特別の存在といいますかね……

大袈裟ではなくて特別な……(どうして繰り返す?)

ドキュメンタリーとフィクションの作品を比べるってのも

あれなんですが(あれって何よ……)

そんな下らない区別なんかどうでもよくなっちまうくらい

面白い……面白いというよりも

ものすんごく魅力的だった。

作品とは少しばかり関わりないやもしれないが、

こちらの暗澹たる少年時代を投影しちまったな。

両親だと名乗る夫婦からされた仕打ちや悪意に対して……

まあ、いいやw

僕はこの映画が当映画祭でグランプリを獲るものだと、はい。

そんな予想がございましたよ。

この話は一度書いていますが、

表彰式で関監督に声を掛けた際、

どんだけ俺が深刻な緊張状態に在ったか解るか、え?

(知るかってんだよねえw)

 

 

 

https://dokuso.co.jp/introduction/306

 

 

映画『タヌキ計画』

同じBブロックで並びで上映された作品だよ。

この作品で僕が気付いたのは、

気付いたというよりも苦しくなったのは、

こうしたテーマを扱うリスク……

(リスクになってしまうってこと自体がマジで良くないんだよ……)

(しつこいようだがリスクになるってこと自体がマジで世間の……)

それを制作側が承知しているのかどうか解んないけども、

ぎりぎりの線で徹底的に抑えた……制限された内で

台詞、演出、表現を運用しているということ……

僕はすぐにそれを思った。

演者さんの息を潜めるような演技も在って、

僕は哀しくなった。迫るものがあったよ……

誰もが作品を用いて言いたいことや考えを反映させたい。

銭の関わらない自主制作映画であれば尚更だ。

(そんなことな~い?)

そこをぐっと抑えて……うん。

こうした抑制された哀しみというか孤独というか、

ぶちまけ系(工夫や仕掛けを凝らした)の映画が多いなかで……

抑制というか自ら抑圧させた物語が……うん。

 

それなのに~

斯様な深刻な気配の映画の直後に

「テレビとセックス、飲酒と喫煙、これだけをやっていく~!」

という主人公が出てくる『LUGINSKY』が上映されたわけだ……

最低だよ、俺は……

 

とにかく

あと一日。

あと一日で観られなくなっちまうからさ……