引き続きバンバン200・・・
昨日、書いたものを読み返し反省致しました。
ただ傲慢でした。
他所様のことを俗物と言えるほど
自分は清浄な人間ではありません。
甚だ手前勝手な意見を書いてしまい、
読んでくれた方が不愉快になってしまっていたらと
思うと、申し訳ないという心持ちばがりでございます。
「自分は高価なものに憧れたことがない」
と書きましたが、思い出しました。
スポーツスター、パパサンですね。
これを初めて見た時、黄色一色の車体に
見惚れてしまい、買ってしまいたいという
ところへ考えが向かいました。
畢竟、買うことはなかったのですが、
事実であります。
加えて、単車を購入すると、必ずといって塗装をする
のですが、実はハーレーの純正塗装を見本にして
お店に注文しています。
ハーレーの塗装はクリアが非常に厚く、いわゆるペイント屋さんの
塗装と比べて貼るかに見栄えがいいのです。
故、「クリアをとにかく厚く塗って下さい」といつも注文しております。
つまりはこうした注文の真相、いえ原点となるのはハーレーの
純正塗装にあります。
随分、長い言い訳をしてしまいましたが、けっしてハーレーを
否定するものではないと考えて頂ければ。
また自分も俗物に違いありません。
靴が好きです。時計が好きです。
限定などと、うたわれると欲しくなります。
ただ自分の趣味は大概において理解されないため、
マイノリティ精神というのか、
モノの価値感において余計な主張をしてしまうことがある。
これは直したいと思います。
さてバンバン200です。
性能面の長所についてでございます。
以前にも書きましたが、インジェクションに不安がありました。
ところがいいのです。
いつも調子が変わらない。
キャブ車に乗っている方なら「今日は調子がいい、今日は調子が悪いな」
というようなことを話したことが一度はあるかと思います。
インジェクションにはそれがありません。
いつも変わらないのです。
そこに面白味を覚えない方もいらっしゃるでしょう。
ただビッグボーイ(一応所有中のキャブ車)のエンジンをかけて
比較すると、本当にバンバンのインジェクションがよく仕事をして
くれているなあ、そう感覚されます。
ビッグボーイもシングルエンジンの中では不調の少ない丈夫な
方で、ぐずることもそうそうはないのですが、
FIと比べると、安定感がないのです。
加えてインジェクションの調律がいいのか、バンバンの加速が
非常に宜しい。慣らしの最中で何が解る? それもそうなのですが
良く走ります。
「回してないのに80キロ、本当に200ccか?」という
嬉しいところがあります。
また単車にまったく急かされない、これがいいですね。
ビッグボーイは意外にも急かされます。
飛ばした方が快適で面白いからです。
これは長所であり短所ではなかろうか。
バンバンは200ccという自覚からか、別に飛ばさなくても
構わないじゃないかというおおらかな気持ちにさせてくれます。
それでいて良く走る感触もあるので、不足を思わないのです。
おそらく最高速については優秀ではない単車かもしれません。
けれどもシングルエンジンの醍醐味は、如何にして速く走らせるか
ではなく、如何にして気持ちよく走らせるか、
そんな風に考えております。
これに基づくならば、バンバンは気持ちよく走らせることの叶う
おバイクに違いありません。