ここからは個人的なお手紙になります。手書きでなく、ワープロ書きで失礼します。

 

 

今週二度目です。

新作を中日から披露しているとのことでさっそく駆け付けました。新作を楽しみにしています。また観劇レポートを書きたいので、できたら演目名と曲名を教えて下さいね。

 

先日、デビュー週ぶりにお会いして、成長したうさぎちゃんの姿にびっくり!

ステージも落ち着いていて元気いっぱいだし、ポラタイムでもお客さんと楽しそうに会話しながら応対しているし、ポラのポーズも増え、オープンの解禁など、驚くやら、ファンとしては嬉しいやら。

うさぎちゃんの魅力は、若さはちきれる元気なステージと若さぴちぴちのヌードにあります。新人さんらしく新鮮です。私にとっては、もうひとつ大きな魅力があります。言うまでもなく‘お絵描き’です。

私のお絵描きブームは二年近くなります。もともと踊り子さんに童話を創ってプレゼントしていましたが、一昨年の10月に晃生所属の踊り子・羽音芽美さん(休業中)が私の童話を漫画にしてくれました。続編もリクエストされ、それが「うさぎとカメの森のストリップ劇場」のシリーズに繋がります。

漫画だと大変なので、イラストにしたら、たくさんの踊り子さんが私の童話にお絵描きしてくれるようになりました。お陰で、私も励みになって創作童話がどんどん書けるようになりました。私と踊り子さんのコラボですね。20年のストリップ通いが面白いところに結実しました。

私に絵を描いてくれるのは私の童話ファンの方ばかり。というか、私の応援は手紙中心なので、私の手紙(ストリップに関する観劇レポートやエッセイ、童話など)に興味を示してくれる方のみに限定しています。今では、それにお絵描きが加わりました。ただ、お絵描きが苦手とする方もいて、お絵描きしてくれなくても全く問題はありません。これまで通り応援しています。

お絵描きは踊り子さんの真心だと思っています。私の童話に対する、いや私に対するサービスです。お絵描きは大変なので、ある意味、過剰サービスかもしれませんが、踊り子さんが喜んで描いてくれるのでお願いしているところです。女の子はお絵描きが好きなんですね。だから、お絵描きのサービスが続いているのだと感じています。

 

そんな中、夢乃うさぎさんとの出会いは衝撃的でした。うさぎちゃんがデビューした週、私のお絵描きさんの一人、愛沢真実さんが一緒にのっていて「太郎さん、すごくお絵描きの上手な子がデビューしたわよ。私なんかよりずっと上手だから太郎さん喜ぶわよ。太郎さんがお絵描き好きなことを伝えておくわね。たくさんお絵描きしてもらえるようにね。」と話してくれた。

うさぎちゃんから毎回毎回すばらしい絵が届く。私は歓喜した。私は「この子はストリップの神様が私に与えて下さった‘お絵描きの申し子’だ」と思った。

最初は彼女自身が好きな絵、自画像やうさぎの絵が次々と届く。特に自画像の中にデッサン調のものがあり、絵の心得があるんだなと感じた。私はたまたま書いたばかりの童話、銀河鉄道999とかぐや姫の童話を持っていたので、うさぎちゃんに「できたらメーテルとかぐや姫のイラストを描けないかな」と頼んだら、すぐに素敵なイラストが返ってきた。こんなに素早くかつ上手に描ける人を見たことがない。これにはめちゃくちゃ驚き、かつ嬉しくてたまらなくなった。

おそるおそる「よかったら私の専属漫画家になってほしいな」と手紙に書いたら「太郎さんの専属漫画家になってもいいわよ」との返答。嬉しくて涙が出そうになる。デビュー週は四日間ほど彼女から離れられなくなる。(笑)

このとき、私は、今後はうさぎちゃんの熱烈なファンとして応援することを心に固く誓った。

 

ひとつ、うさぎちゃんに謝っておかなければならないことがある。

私はうさぎちゃんと出会えたことが嬉しくて、私のお絵描きファミリー(お絵描きしてくれる踊り子さんたち)にうさぎちゃんの宣伝をした。そこで、うさぎちゃんの描いてくれた絵を見せた。みなさん「すごく絵の上手な子ね。太郎さんにとって、最高の子を見つけたね。よかったわね。」と一緒に喜んでくれた。

ということで、うさぎちゃんにお断りなく、うさぎちゃんの絵を見せてしまったこと(コピーしてあげてしまったこと)、大変申し訳ないです。

 

先日、うさぎちゃんからもらったコメントに「みんなに見られるの恥ずかしいから、コピーして載っけるのはやめてね!うさぎはお絵描きは好きなのでいっぱい描くけど、太郎さんにしか見せないで描いてるから。載っけちゃだめよ!」と書いてあって「あっ!しまったー」と思いました。本当に申し訳ありません。今後は見せたりしません。

これで気を悪くしないで、今まで通りいっぱい描いてほしいです。よろしくお願いします。

 

最後に、謝りついででこんなことを言うのもなんですが、・・

これまで私は必ず「よかったら、この絵を他の人に見せていいかな?」と事前に本人に確認して了承を得ていました。マナーとして当然のことですね。そして不思議にも今までダメと言われたこともなかった。むしろ「私の絵、不採用にしたらダメよ。ちゃんとみんなに配ってよ。」と言われることがあるほど(笑)。

今回うさぎちゃんの絵を見て、誰よりも上手い!!! これは私が保証します。これだけの絵を‘見せるのNG’にするはずがないと勝手に思い込んでしまいました。「みんなに見られるの恥ずかしい」というのは信じられない。というか、こんなに素晴らしい絵を見せないのはもったいないと思いました。正直言って、うさぎちゃんの絵こそ、私の童話を飾る絵としてアピールしたいと思います。

むしろ、絵はうさぎちゃんの売りとしてアピールすべきだと思いますよ。

よく踊り子さんによっては、「〇〇通信No3」とかいって自分の手書きの新聞をお客に配っている方がいます。自分のセールスポイント、最近のトピックス、新作の情報、今後のスケジュール等を書いているわけですが、絵の得意な人が多く、よくイラストを描き込んでますね。これが彼女の売りなわけです。ブログやツイッターなどは今では当たり前になっていますが、手書きの新聞はけっこう親しみやすくていいものです。ロックでは秋月穂乃果さん、雪見ほのかさん、中条彩乃さん、非ロックでは浅葱アゲハさん、京はるなさん、栗鳥巣さんなどが有名。みなさん絵に味があります。そして、みなさんが自分の特技を駆使して、お客の獲得に邁進しているんだなと感ぜずにはをれません。

最後に余計なことを話してしまったかな。すみませんでした。

 

 

2019年5月17日                         大阪晃生にて