●. 新人好きからの豹変。しかし正直、お絵描きがなかったらと思うとぞっとする!

 

只今H31年1月27日~31日の四日間、ミカドに通っている。お目当ては神坂ひなのさん。黒瀬あんじゅさんもいるので、まずまずの香盤といえる。しかし、この二人の新人を除くとつまらないなぁ~。神坂ひなのさんはAVの仕事が忙しく滅多に劇場にのらない。今週は神坂ひなのさんがいるからTS系の劇場に行くが、彼女がいないと本当にマンネリ化した香盤だ。

今のTS系はTS閉館で大和を買って、以前と同じようにミカド・上野・大和の三館体制でやっているのだが同じメンバーがぐるぐる回っているだけでマンネリ化が激しい。

以前の私と違うのは、お絵描きがあるから。KAERAさんを始め、今では玉さんと黒瀬あんじゅさんを主体に、他のメンバーも私のお絵描きに協力してくれるからめっちゃ嬉しい。もし、私が以前のように新人好きで、お絵描きに興味が無かったとしたら、今のTS系は全く魅力がなくなってしまう。先日(2頭の上野)も新人(夢野魔子)デビューが飛んでがっかりしていたくらい。ほんと夢野ように消えた。大和の従業員がわざわざ「太郎さんが好みそうな新人さんだったよ」と事前に情報を流してくれていたので、そのショックは大きかった。

 

なんでこれだけTS系の劇場に魅力がなくなったのか? 以前と何が違うか?

  TSが無くなり大和に変わったからだ。TSというのは東洋の踊り子さんが大好きな劇場だった。たくさんの東洋の踊り子さんが乗っていた。ところが今や東洋の新人さんは殆ど定着しない。

 漸くミカドに乗ったのが紗凪美羽。ところが元AKBの触込みの通り可愛いのだが、客対応が悪く的外れ。次に白鳥すずが乗る。こちらは大盛況になる。ところがエロポラのせいか本人は二度とミカドに乗りたくないと言っている始末。今や関東の劇場によく乗るのが若手では松本ななさんだけ。それ以外はベテランの姐さんだが、既にロートル化していて新鮮味がない。以前のように、東洋のトリクラスでぴちぴちの若手が全く姿を見せなくなった。ある意味、TSは東洋の新人の登竜門だった。狭い劇場でエロさが半端でないが、狭い分アットホームであり、東洋の踊り子はここでエロスを鍛えられた。かわいい上にエロいとなると人気が爆発した。こういう素晴らしいサイクルがTSの閉館とともに無くなった。今更ながらオカケン社長がTSを潰した罪は大きい。

 今のストリップ界が元気がなくなった一番の原因はTS閉館と東洋の新人が出てこない、この二点が極めて大きい。

 ちょうど数年前(H25年早々)、TSも東洋も同じ時期に警察の介入があり、一年弱の休館があった。この時期に先ほどの最高のサイクルがぶち切られた。警察の責任も大きい。

 

 今更ながらだが、ストリップの魅力の大きな部分が新人の加入による新鮮味にある。同じメンバーばかりだとどうしても飽きてくる。男の本質は若い女を求めるものなのだ。なんでもそうだが新陳代謝は大事だ。

 ロックはそのことをよく理解しているから次から次へと新人をデビューさせる。こうして新人好きのストリップ客の心をくすぐる。辞めていく踊り子もいるわけだから、新しい新人を入れて、ストリップファンが逃げないようにする。ところが、ほとんどの新人が使い捨てで、1000円ポラに耐えられずに辞めていく。それでも全くかまわないというスタンス。育てる気はない。売れるいい娘だけ残ればそれでいい戦略なのだ。デビューさせるAV事務所がそれでかまわないと思っているのでOKなのだ。少しでも顔を売ってDVDが売れればいいと割り切っているからだ。そもそも今のロック館の数ではこれだけの踊り子全員を維持できない。仙台ロックをつぶしたあたりから割り切った経営をしている。

 ロック以外の劇場はそうはいかない。固定費を圧縮させようと、できるだけ少ない所属の踊り子を抱え、新人にはお金をかけて少しだけデビューさせて、その費用を全て回収するためにも、全ての新人をしっかり育てようとする。それが劇場としての本来のやり方だと思う。ところが、そういうやり方だと、新陳代謝が遅すぎてマンネリ化が避けられない。

 また、なにより今のように劇場数が20を切る状態になると、乗る劇場が少な過ぎて、抱えている踊り子を回しきれない。そうなると、踊り子はストリップ出演だけで食べていけないという悲惨な状態になっている。

もう限界に近づいている。これで今年の6月末にDX歌舞伎が閉館する予定。六人香盤なので影響は大きい。次に来年の春には広島も危ない。(広島は既に閉館している予定だったがたまたま都市計画が遅れていて、かつかつ続けているに過ぎない。都市計画が動きだしたら確実に閉館となる。)

 これ以上、劇場の数が減ったら終わりだ。

 仕事をしている踊り子も生活が立ち行かず、観ている客としても同じメンバーばかりで詰まらない企画ばかりだと足が遠のく。

 以前は200もあった劇場が、今では20を切るほどに、全国で劇場が激減してしまった。たしかに風俗界にはAV始めいろんなものができてストリップ人口が少なくなっているわけではあるが、一定のストリップ人口はいる。彼らが残っている劇場に足繁く通うため、今はどこの劇場もお客はたくさん入っている。特に土日はどこも満杯状態。

問題は平日にどれだけ客を呼べるか。しかし、この点は昔から同じ問題を抱えていた。平日のお客はシルバーの客が多い。一般の人は仕事をしているので平日に集客するのは難しい。それでも、いい企画をすると客はよく入っている。みんな仕事をさぼっても来ているもんだ。それだけ企画次第なんだな。例えば、栗橋の空中大会という新企画では平日でも劇場に入りきれないほど大入りになったわけ。

ただ、なんといっても一番の活力剤は新人投入。しかし劇場が減り、現役の踊り子も頑張っている中、なかなか新人は増やせないというのが現状のようだ。ますますマンネリ化が進むという悪循環に陥っている。

 

話を戻すが、今の私はお絵描きブーム。私の童話と踊り子さんのお絵描きのコラボが実現した。

平日の暇な時間帯を狙って遊びに行くため、お姐さん方も喜んで相手をしてくれる。信じられないことだが、ほとんどのお姐さんたちが面倒がらずに対応してくれる。お姐さんたちにも暇つぶしに最適なのだろう。

また、いつも手紙や童話を書いてくれる私との長年の親交の賜物でもある。だから、私のお絵描きブームは流石に他の人には真似できないだろう。

いずれにせよ、私のストリップ通いはマンネリ化せず活性化している。これはひとえにお絵描きにある。こうした新しい楽しみ方をストリップに見つけることができれば、ストリップ通いは続けられるというひとつの証なのだと感ずる。

 

 

2019年1月