晃生の青山はるかさんの、H24年10月結の渋谷道劇の観劇レポート「愛を浴びる」(その12)をメモリアルしておきます。
さて、今週の出し物はDX東寺で出した新作「シェエラザード千夜一夜物語」。慣れてきたのもあり、動きがどんどん良くなってきている。
今週は、初日に、今回の新作に合わせて書き下ろした私の創作童話『ハルとの千夜一夜物語』をプレゼント。そうしたら、はるかさんから創作童話『ハル・シェエラザード千夜一夜物語』が返ってきたのには驚嘆&大感激。便箋三枚に綺麗な字体で丁寧に書かれてあった。正直、字の美しさに惚れ直した。(笑)
はるかさんの物語はしっかりした構成で感心したし、楽しく読ませて頂いた。私は男だから王様の気持ちで読み進んだ。結婚したハルを抱けずに我慢する王様がとてもいじらしく感じた。最後に、毎日ハルの愛を浴びれるようになった王様がすごく羨ましかった。
私も関東の劇場では愛を浴びれなくても我慢しよう。来るべき時にたくさん愛を浴びることを夢見て応援するんだ!そんな気分になった。(笑)
ちなみに、前回の関東公演までは、曲のクライマックスになると、あぁ~いつもならこの辺で潮吹きが始まるのになぁ~と思いながら観ていた。ところが今回は、DX東寺で出したばかりの新作なので、この辺で潮吹きが始まるというクライマックスが身体に沁みついていないためステージを落ち着いて観られた(笑)。
今週は楽しくステージを拝見し、楽しく手紙でコミュニケーションさせて頂こうと思う。
ところで、次週は大和ミュージック。広い劇場ではあるが、関東の場末(地方劇場)なのであまり客入りは多くない。目黒あいらさんも乗るのでメンバーはいいが、どれだけ客を集められるだろうか。
一発、はるかさんの潮吹きショーをやってみてはどうだろうか。と密かに期待している。
平成24年10月 渋谷道劇にて
【付録】はるかさんの創作童話『ハル・シェエラザード千夜一夜物語』
ハルシェエラザードという娘がいました。本や旅人からお話を聞く事がとても楽しみな少し変わった娘でした。
ハルシェエラザードに突然結婚の話が来ました。相手はなんと、住んでいる国の王様でした! しかし残酷で冷徹と名高い王です。ハルは父母に心配をかけぬ様に考えを巡らせました。
結婚式が終わり初夜です。
王は冷えた眼をしていて、少し悲しそうに見えましたが、まだ身体を許さない!と決意したハルは、王に各国のジプシーのお話や愛した人を追い鳥となった娘の話を何日も幾晩も続け、ある日女性から溢れ出す不思議な水がある、というお話をすると、王はいつもと違い興味に目を輝かせ、続きを!と言いますが、ハルは、それは王が愛を知った時に教えましょう!と言い教えません。王は愛などいらない!と出ていきますが、ハルの言葉が気にかかり何日も寝つけずにいました。そのうちハルの事ばかり考えている自分に気づき、王はある日ハルに言います。
「お手上げだ。しかし、もうそんな事などよい。ハルと愛し合いたい」と。そこでハルは初めて王へ身体を許します。
じっくり愛を確かめながら交わると、、、ハルの秘所から噴水のように水?のような物が溢れ、ハルは王に、「やっとお分かりいただけましたね」と言うと、王はハルを愛しくて抱きしめようとします。しかしハルは美しい鳥となり飛び立ってしまいました。
王は悲しくて切なくて泣き続け、ハルの名を呼びます。何日も何年も・・・すると・・・朝横に寝ているではありませんか!
ハルはただ各国をまわり楽しいお話を集めに行っていただけなのでした。それ以来、王はハルを離しません。そして毎晩愛を浴びているのでした。
おしまい。
思いつきで書いたので、変なところがあるかもしれません!
2012.10.22 青山はるか