新アニメ・シリーズを続けます。

 

 ミニオンがやってくる

 

森のストリップ劇場に、見たことのない変な生き物たちがぞろぞろとやってきました。なんと説明したらいいのでしょうか。背が低くて、黄色い生物。潜水用ゴーグルを付けたような目だけが異様に大きい。一つ目であったり、二つ目であったりする。衣装としては吊りのジーンズをいつも着ている。訳の分からない言語で、ぺちゃくちゃ、ごちゃごちゃ喋っている。彼らはミニオンと呼ばれる生き物。

 なぜ森のストリップ劇場に来たのか不明。しかし、ストリップ劇場に来るのだから、女性の裸に興味があるということ。きっと男なのでしょう。ストリップに差別はありません。

 入場するには年齢制限があります。受付のところで背が低いから子供ではないかと最初揉めていたようですが、ほとんど頭が薄かったり禿げたりしているから若くはないのでしょう。基本的にお金さえ払えば、森のストリップ劇場に入場することは問題ありません。

 

 ミニオンたちが入場して席に座ると、劇場の中が異様な雰囲気に包まれました。

 出演した踊り子さんが驚いている。いや、驚いたことに踊り子さんがみな大喜びしているではないか。人間界のストリップからもミニオンファンであるロックの赤西涼さんや中条彩乃さんも友情出演しているほど。

 カメさんは彼らの様子をじっと眺めた。そして、なるほど!!!と納得した。カメさんの分析によると次の通り。

 彼らは黄色いバナナのような形をしているが、これはまさしく男性の性器を象っている。大きかったり小さかったりするが、全てゴムのように伸び縮みするから間違いない。

 先ほど、ミニオンには髪がふさふさしているのが全くおらず、皆、髪が薄かったりハゲたりしている。髪が薄いのは精力絶倫の証拠である。エロスが大好きなのだ。(おっ!ということは私もミニオンになる資格がありそうだなぁ~余談です笑)

 また、身体の中で目だけが異様に大きい。目が強調されるということは、視覚の遊びであるストリップにはピッタシ。これだけストリップと相性のいい生き物はいない。

 踊り子さんが喜ぶはずである。

 

 ミニオンたちの行動が面白い。

 踊り子さんがオープンショーに現れると、彼らは目を大きくさせる。いつも半目になっている一つ目のスチュワートまで目を大きく見開いている。そして、おもむろにバナナを取り出して、「はい!」っとばかりに踊り子さんに手渡しでプレゼントする。そのバナナを食べてほしいのか、使ってほしいのかは分からない。

 エロポラの撮影では、お尻だけをズームアップして撮っている。お尻好きなのか。ミニオンの身体をよく見ると凸凹が殆どない。出っ張りとしては、鼻も耳もなく、性器もない。まぁ全身が性器なのだから当然か。引っ込みとしては臍もない。ところが、お尻の割れ目だけは存在する。お尻に執着する何かがあるのかもしれない。映画の中で、コピー機をいたずらして、お尻だけをコピーする場面があったのはそういうことか。

 彼らの身体能力が発揮されたのはパンプレの時。踊り子さんがパンTを投げた瞬間にピョーンと飛んでGET。手足がゴムのように伸びる。これでは誰もかなわない。

ちなみに、パンTを取ったところで、彼らには鼻がないのに臭覚が分かるのかな。映画の中では、ジャムゼリーのまずさが分かるので人間と同じ味覚をもっていることは判明したが・・臭覚はどうか???

どうも彼らは親分の怪盗グルーへのお土産にしようと企んでいるようだ。

 ミニオンたちは、GETしたバンTを持って踊り子さんのところに行く。赤西涼さんや中条彩乃さんは喜んでパンTにサインしてくれた。そして二人の踊り子さんに「記念にボクたちのマンガを描いてほしい」とおねだりした。ミニオンは歌は得意だが、絵心はない。それに対しても二人は快く応じてくれた。

 こうして楽しい森のストリップ劇場は終わった。

 

 ミニオンたちは喜び勇んで怪盗グルーのところに帰った。

 そして、お土産としてGETしたパンTをグルーに差し出した。ところが、グルーは怒った。「こんなものを俺が喜ぶと思ったのか。俺は独身じゃないんだぞ。もう女房のルーシーがいる。彼女に見つかったらタダではすまんだろ。それに年頃の娘三人がいるんだ。教育上よろしくないだろ。少しは考えろ!」てな感じ。

 褒めてもらえると思ったミニオンたちはがっかり。

 そこで、せっかくGETしたパンTを喜んでくれる他の人を探すことにした。ストリップ関連のポラを斡旋販売している業者ト〇〇〇商会があった。そこのボスに会った。顔を見た瞬間、ミニオンたちは彼が悪党に思えて嬉しくなった。

「なに、このパンTを誰かに譲りたいって。誰のパンTか分からないでは処分できないだろ!」「えっ!? サインが書いてあるって! サインじゃダメだ。写真じゃなきゃ。」「えっ!?お尻の写真があるって。お尻だけじゃ、顔が分からんだろ!」いろいろ話しているうちに、だんだん要領が分かって来た。そこで、ミニオンたちはまたストリップ劇場に行って新しいパンTと顔写真をGETしてきた。

「しめしめ、こいつらをうまく利用したら、がっぽり儲けることができるかもしれない。」と、ボスはニヤリと笑った。

 すぐに、ボスは新たに下着泥棒業界の黒幕と手を結び、販路の拡大をもくろんだ。

 無数のミニオンを「ミニオングッズ」と称して女の子に無料で配った。女の子たちは大喜びで受け取った。そのミニオンは単なるぬいぐるみではなく生きていた。夜中になると、下着を盗んだ。しっかり顔写真も撮った。ミニオンは、女の子に御礼としてバナナを一本置いていった。

 この事件は一夜にして有名になった。すぐに怪盗グルーの耳に入る。グルーはミニオンたちを呼び集めた。「こらーっ!おまえたち、俺の知らないところで、下着泥棒なんていう情けない盗みをしやがってー!!! 月を盗んだ俺様の手下として恥ずかしくないのかー」と怒鳴った。ミニオンたちはクシュンとした。

 そして、グルーはもう一度ミニオンたちに新しい仕事を与えることにした。ミニオンたちはグルーの下でよろこんで働いた。

                                  おしまい