今回は、TSの踊り子・小森ななさんとさくらさんのチームショー「Little Twinkle」をレポートします。
さっそく今回のチームショーの内容を紹介しよう。
最初に、どことなくベビー服っぽい衣装で登場。さくらさんがピンク系で、ななさんがブルー系で、ステージ全体を通してまとめている。
頭には、うさぎっぽい耳が立ち、ベビーハットのよう。赤ずきんちゃんのような、肩かけを羽織る。襟元の赤い毛玉がワンポイント。そして、ふわっとしたスカート。白いブーツを履いて楽しく駆け回る。
お菓子の入ったバスケットを抱える。まるで、メルヘンの妖精みたいだなぁ~♡
かわいく二曲踊った後、ハイテンポな曲になる。最初の衣装を脱いでいくと、ななさんは、上半身は体にヒットした白いシャツで、下は濃いブルーの短いスカート。シャツの胸元に金色の星バッチが付いている★(これが大事なミソ。後に詳しく解説する。) 二人でノリノリで踊る♪
次に、ななさんはネコに扮する。上下の白いふわふわ毛のセパレート衣装。尻尾もついている。胸元に「ニャン」と書いた札が付いている。ななさんがソロでにゃんこを演ずる。得意のポールでのポーズも決まっている☆
一方、その後に、さくらさんがアラビアン衣装で登場し、ソロを演ずる。
最後は、二人がいかにも星人のような恰好で登場。ななさんの頭は青いかつらで、ブルーの衣装。一方のさくらさんは、ピンク系の衣装。二人で一本のステッキ(これも大事なミソ。後に詳しく解説する。)を振り回しながら、裸足で楽しく踊る。
二人のベッドショーが始まる。絡みはなく、さらりとかわいく魅せる。
次に、今回の作品について語りたい。
最近、アニメづいている。というか、ステージを観ても、ステージのテーマが全く理解できないことがある。そういうときは殆どがアニメのキャラ。正直、私は最近のアニメを全く見ていないのでついていけない。例えば、つい最近では、先月(1月中)のTSでの栗鳥巣さんと渚あおいさんのチームショーも人気漫画「弱虫ペダル」だったし、先週大和で観た杏野るりさん(ロック所属)の出し物は少年漫画「聖闘士星矢」、少し前ではMIKAさん(ロック所属)の出し物はアニメ「攻殻機動隊」だった。
レポートを書くにはどうしてもそのアニメを知らないといけないが、今はインターネットのお蔭で容易に検索できて本当に助かる。
今回のTEAM「Little Twinkle」を始めて拝見したとき、最初は妖精を演じ、最後は宇宙人を演じているのかと単純に思った。ポラ時に、ななさんにさり気なく聞いたら「これはキキララですよ~」と答えてくれた。一瞬、ななさんから「キキララを知らないんですかぁ~」と不安な目で見つめられた。たじたじ~(笑)
私はキキララの存在は知っていたが、それがどういうものなのかよく知らなかった。おじさんとしてはキキララを知らなくても生きていけるもん!と言いたいところだが、ななさんと仲良くしたいなら、ついていけるように勉強しないといけない。(笑)
おじさんが若さを保つ秘訣は、若い子が好きなものに興味をもつことである。それを面倒くさがると確実に老いていく。ここが大切な分岐点。ある意味、ストリップファンは若さを保つ機会に恵まれており、本当に貴重な有難い場である。
一見こう話すと、私がアニメは苦手なのかと思われるかもしれない。が、全く違う。童話を書く私がアニメを嫌いなはずがない。また、私は幼少の頃、漫画知識を大学ノートに詳細にまとめる「漫画博士」だった。たくさんのノートを自慢げに友達に見せびらかしていた。学生時代にたまたま勉強ができたのはこうした習慣の延長だった。そして今や、それがストリップに活かされている。三つ子の魂というのは本当に面白い。
だから、踊り子さんが演ずるアニメは最高のきっかけになる。嬉々としてインターネットを駆使して調べ上げる。まぁ~本音はアニメに興味を持つというより踊り子さんに興味を持つからだね。一旦レポートにしたら、それ以上アニメにははまらないからね。(笑)
では、今回の「キキララ」とは何か?
1975年、玩具の老舗、株式会社サンリオがデザインしたキャラクターのひとつで「Little Twin Stars」が正式名で、通称をキキララという。主人公のキキ(Kiki)とララ(Lala)は擬人化された双子星で、キキが双子の弟、ララが双子の姉。今回のTEAMでは、ななさんがキキで、さくらさんがララということだね。ちなみに名前の由来は、キラキラ輝く夜空の星になってほしいということから「キキ」「ララ」と名付けられたようだ。
発明家のお父さま星と、詩人で絵描きのお母さま星がある。大切に育てられたキキとララにわがまま・甘えん坊の兆候を見て取り、それを心配したお父さま星とお母さま星が、ふたりが立派に輝く星になるために地球に旅をさせるというストーリー設定。
キキの胸元にはリボンがあり星を背負うことができ、その背中の星を使うことで飛ぶことができる。一方、ララは先端に星の付いたステッキをもっていて、これによりキキの星の進行方向を決めることができる。つまり、女の子のステッキがなければ男の子は飛んでいく方向が決められない。作者は、これにより、男の子と女の子はいつでも一緒にいることができるようにした、というのが面白い。
H27年2月 TSミュージックにて
『キラキラの宇宙ストリップ ~キキララ、ストリッパーになる~』
~小森ななさんとさくらさんのチームショー「Little Twinkle」を記念して~
真夜中に月を眺めると、キラキラ光るものが見えました。
宇宙うさぎが二匹、月面を駆け回っていました。ブルーのうさぎは「キキ」、ピンクのうさぎは「ララ」と云いました。また、キキとララはペット用に宇宙ネコを一匹連れていました。宇宙ネコは木登りが得意でした。
二匹の宇宙うさぎは、遠い遠いキラキラ星からやってきました。
発明家のお父さんうさぎと、詩人で絵描きのお母さんうさぎは、キキとララを大切に育てましたが、わがまま・甘えん坊の兆候を見て取り、それを心配した両親は、ふたりが立派な宇宙うさぎになるようにと地球に旅をさせることにしました。
今、そのキキとララは、地球に入る手前で月に一休みしているところでした。そして、地球人の中に紛れるための計画を練っていたのです。二匹は地球の中を眺めました。
地球人がうさぎをとても愛しているのを見て安心しました。ペットにしてかわいがっている人もいます。驚いたのは、うさぎの格好をしたバニーガールが人々に喜ばれていることでした。(笑)
キキとララは、自分らのかわいさがあれば、バニーガールに扮して地球人に溶け込むことが容易だと思いました。そして場所はストリップ劇場にしました。
TEAM Little Twinkleとしてデビュー。
キキとララは最初に、メルヘンの国からやってきた妖精を演じました。ロリポップに乗り、楽しくダンス。二人のかわいさに観客は大喜び。
ララがステッキを振るとお菓子が飛び出す。お客に配る宇宙菓子は大好評。
途中、連れて来た宇宙ネコが、ポールに登って演技をしました。宇宙ネコは木登りが得意とあって、宇宙ネコの身軽な曲芸は観客を楽しくさせました。
最後のベッドショーが真骨頂。二人の裸体はキラキラと妖しい光を放ちました。観客は二人の裸体を観ているうちに宇宙遊泳している気分になる。二人は観客の頭の中をエロスでいっぱいにし、宇宙セックスのテクニックを使って、観客をエクスタシー状態に導きました。観客は完全にメロメロ状態♪
キキララのTEAMは、宇宙ストリップショーと称され、一躍人気者になりました。
おしまい