単身赴任していた頃の私のストリップ日記から。
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GWに帰省したとき、大学三年生の息子に彼女ができたことを妻から知らされた。
空手の仲間から紹介されたらしく、お相手は息子より一歳年上21歳で社会人とのこと。これまで全く女性に興味を示さなかったオタク系の息子だったので、これでまともな男性として成長してくれるかなと父親としてホッとするものがあった。オクテな息子にとって一歳年上くらいの相手の方が望ましい。
息子は父親似で(?)甘いマスクをしている。大学でも何人かの女性から交際を申し込まれたこともあると言っていたが、その気がなかったので断ったらしい。最近、秋田の田舎に行ったときに、おばあちゃんから「長男は野球のダルビッシュに似ているね」と言われる。たしかにキリッとしたダルビッシュを甘い顔立ちにした感じといえなくもない。本人としても今をときめく美男子のダルビッシュに似ていると言われ悪い気はしない。私は「我が家のダルちゃん」と冗談で言っている。妻からは、そんなことを言ったら笑われるから外では言わないでねと釘を刺されたが、もうこうやって書いてしまった(笑)。
息子に「彼女の写真が見たいな」と言ったら、親父に見せたら彼女が穢れるよ、なんて言われる。すでに彼氏がいる大学一年生の長女にも、「彼氏の写真を見せて!」と言ったら、同じ応えが返ってきた。写真ぐらい見せろよぉ~と拗(す)ねる父。
ともあれ、子供たちも青春を謳歌しており、父親としても嬉しい限り。
お盆に帰省したときに、さりげなく息子に「彼女とうまくいっているか?」と尋ねたら、なんともう別れてしまったとのこと。「僕がデートをドタキャンしたから」それも一度だけではないようだ。息子に言わせると、ドタキャンといっても一週間前くらいに断ったようだが、デートを楽しみにしていた彼女としてはショックは大きいだろう。
私は息子に説教しようと思った。
ところが、その場にいた妻が口を挟んできた。「待てない彼女がダメよ。息子のことを本当に好きなら待てるはずよ。それができないということは息子と付き合う資格がないということ。縁がなかったわけよ」・・・
私は全く違うことを考えていた。
息子は自分の都合を優先してデートを断った。私が彼の立場だったらデートを最優先していたはず。
女性と付き合うこと、そして結婚するということは、「俺が俺がという考えを、君が君がに変えること」。自分以上に相手のことを大切にしているよという気持ちがなければ、恋をする資格がない。
私の亡き父親も「自分のことより他人のことを考えなさい!」とよく言っていた。まさに人間関係をうまくいかせる要諦であり、相手がとくに大切な人に対しては当然のこと。
若いころ、私は女性に対してはガツガツした肉食動物だった。しかし、全くもてなかった。それに対して、私のコピーである息子は女性に対して関心の薄い草食動物。親子でも全く対照的。
どちらがいいとかの話ではないが、「恋を大切にしたい気持ち」の問題。
人間であれば、何歳になっても、恋を大切する気持ちを持ち続けたい。それは若さを保つときめきでもあり、優しい心を保つやすらぎにも通じる。
いつか酒でも呑みながら、息子とそんな話をしてみたいものだ。
私はストリップを観ながら、踊り子さんに対してそういう気持ちで接している。機会があったら息子にも体験させてあげたいもの。しかし、変にはまったりすると困るし、妻に怒られるから、今は無理だなぁ~(苦笑)。
平成20年8月
