最近、ストリップを通じて、せちがらい世の中になってきたなぁと感じることを羅列してみたいと思います。
ちなみに、ワープロで‘せちがらい’と打つと「世知辛い」という漢字に変換。へぇ~こんな漢字なんだと改めてせちがらくなりました(笑)。生きていくうえで世間の冷たい仕組みや対応・不人情を知るとつくづく辛くなり、生きていることまでが嫌になることってありますよね。言うまでもなく、せちがらいの意味は、「① 世渡りがむずかしい。暮らしにくい。②銭に細かくて、けちだ。抜け目がない。」ということ。
つい先日、ストリップ仲間のSさんがパニックになっていた。
仙台ロックの常連Sさんは、毎週末になると仙台から東京に遠征にやってくる。そのときには土日切符を利用している。土日切符はフリー区間内(東北新幹線なら東京⇔古川)の新幹線特急の自由席が乗り放題。予め座席の指定を受ければ、指定席を4回まで使う事ができる。東京―仙台間であれば本来片道10,590円のところ、18,000円で仙台⇔東京を何度も往復できるのでお得。Sさんは土曜日朝に東京に来て観劇し、一旦その日の夜に仙台に戻って、翌日また仙台―東京を日帰りする。東京―仙台間は二時間足らずなので、宿泊代を考えれば、その方がいいとのこと。
その土日切符が無くなるという。Sさんが嘆くのもよく分かる。Sさんは今後は夜行バスを利用するしかないかなと言っている。
劇場通いを楽しみにしている方で、特に遠征費用がかかる方はこういう費用をいかに最小限にするか苦心している。私も仙台に単身赴任している時は毎週夜行バスを利用していた。その時には辛いとは思っていなかった。ところが、関東に戻ってきて、たまたま出張も入り関西の劇場を観劇した時に、久しぶりに夜行バスで大阪から東京に移動したのだが、よく眠れず結構つらかった。高齢のSさんが夜行バスだと辛いだろうなと同情させられた。
公共料金の話なのでどうしようもなく、後は交通手段の選択を自分でするしかない。
ところで、最近、劇場自体がせちがらいことをやりだした。
新宿ニューアートが2月頃から、いくつかの細かい客サービスを廃止し出した。夜9時以降のチューハイ飲み放題を中止。ポイントカードに5点貯まるとダーツが出来て、その結果で何点か加点してくれた。早めに満券になるので嬉しいサービスだったがこれも中止。
そうこうするうち、関東のロック三店が三月いっぱいで回数券販売の中止を打ち出した。また、川崎ロックと浜劇を一日行き来できた共通券の販売も同じく販売中止。
私にとっては、回数券の販売中止が大きなダメージ。新宿ニューアートの場合は、平日しか回数券を利用できなかったので、関東に戻ってきて、ようやく平日の夜に利用できると喜んでいたのに・・・。かなりの出費増になる。会社帰りに寄る場合だと、新宿ニューアートと浜劇だと3000円が5000円(割引で4500円)、川崎ロックでは3000円が6000円(割引で5000円)になる。私のように会社帰りに寄る常連やリボンさんが大ダメージになる。早朝割引は変わらないので朝から来る方は問題ないと思うが、夜の入場数はかなり減ると思われる。とくに川崎ロックの場合は。客への連絡文には、回数券の販売はまた復活するかもしれない旨の記載もあった。様子を見て判断するということか。
仲良くしているストリップ仲間の一人、通称ヴィトンのおじさんもショックを受けていた。彼も土日に遠くから関東に遠征に来て、よく川崎ロックと浜劇を共通券を使って行き来している。いつも差し入れをあげているので、踊り子さんの評判がいい方。
他の仲間やお客からも、たくさん不満が噴出している。
ストリップは庶民のささやかな娯楽である。リーズナブルな単価にして、より沢山の方々に劇場に来て頂けるようにするのが使命なのだと思う。とくにストリップをこよなく愛する常連さんは大事にしなければいけない。今回の施策は、それに全く反している。
風俗は、一方で高級店も伸びているかもしれないが、大きな流れとしては低価格化の方向。だから時代に逆行しているとの声も上がっている。
劇場側の経営の問題はあるだろうが、踊り子さんとしては自分のファンの方が応援に来難くなるのは困ると思う。また、ロック系が割高に感じ、ロック・ファンが他の劇場に流れることも考えられる。
三月結の週は、常連客が回数券を買うためにロック系劇場に通っている。三ヵ月は使用可能なので何度も来る方はたくさん購入しておきたいところだが、川崎ロックや浜劇は一回の入場で一人一枚しか売ってくれない。これもまたせこいよなぁ~。そのため何回か通っている客もいるようだ。私もそうだが(笑)。今週はすごい出費になっちゃったよ!
平成22年3月
