ある踊り子さんから「バレンタインに想い出はありますか?」との質問。
ふう~む・・・ では「血のバレンタイン事件」の話をしましょう。
大学時代、家庭教師をしていた。相手は女子高生。
バレンタインの日、彼女がアパートにチョコレート持参で訪ねてきた。初めての訪問に驚くも、チョコレートを贈られ、甘いムードになってきた。すべては神のなりゆきのまま・・・
ベッドには血が残っていた。・・・
ははは、これは私の話ではありません。親しくしていた大学時代の同郷の先輩の話。
バレンタインの夜に、先輩のアパートに遊びに行った時に、日中そういうことがあったことを聞かされ、やたら鮮明に記憶に残りました。
私は大学前半は下宿してましたが、後半はアパート生活。しかも、その先輩が卒業する時、彼の住んでいた部屋に入りました。電話や家財道具一式、安く譲ってもらいましたが、譲ってもらったベッドに寝ると、あの話を思い出し悶々とすることもありました(笑)。
先輩は女性には困らない生活をしていたようです。卒業した後、譲ってもらった電話に何人かの女性から電話が掛かってきて、先輩の電話や移転先を教えました。すぐに先輩から電話が来て「連絡先は教えるべき人には教えてあるので、他の人には教えないでくれ!」と釘を刺されました。
私は女性には全く縁なき学生生活を送っていたので、その先輩は憧れでもあり、また先輩も私のことを同郷の後輩としてすごくかわいがってくれました。私の結婚式で友人スピーチをしてくれたのもその先輩です。
もちろん私も若かったので、女性にはガツガツした肉食動物ではありました(笑)が、女性に対しては、遊びで付き合うつもりはなく、結婚したいくらい好きにならないと付き合わないという潔癖なところがありました。そういう中で何度か恋をして、勇気をもって告白しましたが、全て砕け散りました。その度ごとにコンプレックスに悩む青春を送りました。今の自分ならもっと違った展開もあったかなとも思いますが、これが男として人間として成長につながる肥しになりました。だから後悔はありません。
今では結婚もし、歳もくって、おとなしい草食動物になりました(笑)。でも、今こうして踊り子さんと擬似恋愛を楽しんでいる自分は今が青春気分。それはきっと若かりし頃に叶わなかった青春の残り香をストリップに求めているのかもしれませんね。
恋少なき男なので、すてきなバレンタインの思い出が話せなくて、すみません。
でも、踊り子さんのように恋多き女性に、恋少なき男が憧れる・・・そういうのも「あり」かなと思っています。(笑)