さて、今回は、「ステージのテーマ」についてお話をさせてください。

 

 

 ふつう、ステージは、立ち踊り→ベットショー→(ポラ)→オープン という構成ですよね。それぞれが踊り子さんによって個性や味が出るものです。ですからどれをカットしてもステージ構成として物足りなさを感じてしまいます。

さて、その中で、男性のお客にとって一番注目するところは、やはりストリップはヌード鑑賞という先入観があるので、ベットショーとオープンショーになるかと思います。

ところが、踊り子さんにとっての関心事は圧倒的に立ち踊りの出し物です。

以前、ポラを買いながら、長谷川凛さん(H21引退)と話したとき、こんなやりとりをしました。

「今回の出し物の最初の衣装すてきだったね」

「ありがとう。今日のロミ・ジュリ どうだった?」 一瞬なんのことか分からずキョトンとしました。すると、

「今日のは、ロミオとジュリエットなのよ」 なるほど、最初の衣装はジュリエットを演じたもので、次がロミオの衣装だったのか。言われてみて始めて納得!

「今日は、一曲がカットされたために、分かりにくかったかしら」・・・とても残念そう・・

 彼女のポラサインにもそのことが記されていました。

 また、別の踊り子さんから、「今日の出し物のテーマは、Love & Peace なのよ。分かったかしら?」 これは言われないと絶対にわからない。

 以前、東洋の篠崎ひめさんに、ステージで赤い糸でぐるぐる巻きになっていたのでテーマを尋ねたら、「運命の赤い糸」とのこと。素敵な人に出会えたらいいねとコメントしてくれました。

 桜澤まみさん(H20引退)のステージの出し物には、野球、ボクシング(ロッキー)やスターウォーズなどがありますが、こういうのは分かりやすい。長谷川凛さんの黒猫ジジなんかもそう。

 ただ、ストーリーが分かりやすいテーマというのは最初の受け入れが容易な分だけ飽きられやすいという欠点もあります。初めての観客にはいいが、常連向きとはいえないかな。

 やはり踊りの上手さで押すステージは飽きがこない。ここに踊り子さんが追い求める永遠のテーマがあると云えるのかもしれない。

 

 さて話を戻すと、解説してもらわないと分からないテーマがずいぶん多いことに気付く。もっと言えば、ほとんどのお客はこういうことは何も気にしないで観ているのだろう。

 しかし、長谷川凛さんに言わせると、「同じ踊りばかりじゃ、お客さんも飽きるだろうし、私自身としても張りがなくなるから、必ず違う出し物を交互に踊っているの」とのこと。たしかにそういう踊り子さんも多い。中には一日4ステージを全て違う出し物をする踊り子さんもいる。こういう人はとても向上心の強い人なんだなぁと感心する。

 新人のうちは教えられた踊りをそのまま演じるのでしょうが、だんだん自己表現したいという欲求がでてきて自分なりの味を出していくのでしょうね。まさにそれが成長といえますね。

 そう考えると、我々観客のサイドとしては、もっともっと出し物に関心をもち、理解するよう心掛け、そして踊り子さんの成長を感じてあげなきゃと思わずにいられません。いいファンというのはこういうものなのでしょうね。

 

 今日も偉そうなことを言ってしまいました。気に障ったらゴメンなさいです。