さて、今日は「感動」という話をします。
ある新人の踊り子さんが、デビュー週の楽日ラスト・ステージのとき、感激して目に涙が溢れていました。新人さんのこういう光景をたまに目にします。
新人さんにとって、ストリップ・デビューというのはこれまでの人生にとってとてもショッキングな出来事だと思います。初めて人前で裸になるという恥ずかしさもあるでしょう。が、なによりも、この10日間のドラマを演じきったという達成感が涙の主因だと思います。ステージに上がる前に一生懸命にレッスンしたことでしょう。その努力が観客の拍手で報われたわけです。考えてみれば、これまでの人生でこれだけ沢山の拍手を浴びたことはなかったはず。まさに裸一貫の達成感が、胸にぐっと迫ってきて当然です。
私は人生の中で一番素晴らしいものは「感動」だと考えています。たくさん感動できた人こそが一番幸せな人です。「人生とは感動だ(感動人生)」と言い切りたいほどです。
感動という字は「或る心が動かされた」と書きますが、「或る心(気持ち)」とはなんでしょうか?
ひとつは、自分の心です。さきほど話した達成感であり、また自分の努力がお客の拍手で報われたという気持ちです。自分だけの自己満足では喜びに限界がありますが、他人の評価を受けたものは喜びも倍増します。
そうです、もうひとつは他人の心です。周年や誕生日などに感激して涙する場面も多い。これも自分を思ってくれるファンの気持ちに触れるからです。デビュー時に先輩のお姐さんから優しく接してもらい感激することもあるでしょう。このように、仲間や家族など自分のことを思ってくれる人と心の触れ合いによって人は感動するのです。
その心の高ぶりが、新人のデビュー・ラストステージに発現するのです。
以前、私は子供から「お父さん、どうして勉強しなければならないの?」と問われたとき、こう答えました。
「それは、たくさん感動するためだよ。人生で一番素晴らしいことは感動することなんだ。では、どうしたら感動できるかなんだけど、そのために勉強が必要なんだ。例えば、星を見てふつうの人はただキレイだと思う。ところが、星の勉強をたくさんしている人は同じ星を見ても何倍も感動できる。他にも例えば、旅をして遺跡を見つける。興味のない人には目に入らないかもしれないけど、歴史の勉強をしている人には楽しくてたまらない。そのぐらい違ってくる。たくさん勉強すると、たくさん感動できて楽しい人生が送れるんだよ」
感動するためには、ある程度の「知識」がいる。そのために学校の勉強も大切です。ただそれだけでは足りない。もうひとつ、「感じる心」が大切だと常々考えます。心は知識からはなかなか得られない。やはり心は心で知る。そのために体験が必要なのだと思う。失恋を経験した人は、相手の辛さも分かり優しい人間になれるとはよく言いますよね。私は「感動学習」というのが教育のひとつの理想像だと思うんです。
話を戻します。
きっと新人のデビュー・ラストステージにはこういう「感動」がたくさん詰まっているのでしょう。
その場面に触れた我々ファンも、もらい泣きするほど、感動させられます。
ストリップを通してたくさん感動できたらなと思います。
目指せ、「感動ストリップ」!
