新人として初めてのステージは不安だらけですよね。初めてステージに乗るときなんか心臓が破裂するほどバクバクだと思います。

まぁ、いくつになってもステージに出るときは緊張するといいます。この緊張感を良い方向に生かしていきたいものです。

 

さて、今回は、新人さんにこれからも絶対にストリップを続げてほしいという気持ちを込めて、次のお話をさせていただきます。

 

 

新人のうちは無我夢中だと思いますが、その一生懸命さが好感を呼びます。

最初のうちは上手く見せようと意識しすぎる必要はありません。ベテランの踊り子さんにはない初々しさがお客さんを喜ばせます。いまの自分をそのまま見てもらうだけでお客は十分満足します。

 

実際、すっかりこの業界の顔になった踊り子さんの中にも、デビューしたての頃はいつ辞めようかと考えていたと言います。

ロック系のある踊り子さんは今では押しも押されぬ大ストリッパーのひとりですが、彼女でさえ、『始めは"とりあえずデビュー週と予定の入っている浅草の2週で、体が大丈夫で続けられそうなら"なんて弱気に始めましたが、もう一周年を迎えられました。』と一周年の挨拶に書いてありました。

また他にも、お気に入りの踊り子さんも、こんなことを言っています。

『私もデビューして数ヶ月間は、もう来月の仕事で最後!!なんて、やめたい時期もありましたが、気をぬくところや、ストレスをためない様に少しリラックスした気持ちで楽屋生活を送っているうちにそんな気持ちもなくなってきました。踊り子さんのお仕事はダンスが好きなだけでは出来るお仕事ではないと思います。でもその分学ぶ事も多いお仕事ですね。不思議な世界だと思います。お姐さん方やお客さん、出会いのとても多い職業です。それだけ縁もあるという事で、大切にしたいと思います。』

『(前略) 踊り子になってからはストリップを極めたいと思う様になりました。今は、ステージに出てお客さんの目の前で踊るのがとても楽しいです。昔は写真を撮られるのも苦手でしたけど、今は大好きです。ほんと、たまにフッと思うのですが、私が人前に出る仕事をするなんてネって。不思議で仕方ありません。デビューしてから1年ちょっと経って、顔なじみのお客さんもすごく増えました。自分に会いに来てくれるのがとても嬉しいです。』

二人ともとてもステキな踊り子さんです。最初は弱気になることもあったにしても、最後には前向きな気持ちが伝わってきますよね。

 

ひとつアドバイスさせてください。

ストリップという仕事に対する心構え、難しく言えば「職業意識」についてです。

ステージに立ったときに、お客さんが喜んでいるのが感じられるはずです。そのときのお客さんの顔を観察してみて下さい。本当に幸せそうな表情をしているはずです。つまり、ストリップとは男性に「幸せ」を与える職業なのです。

特に、特定の踊り子さんのファンの方を観察していると、ポラ撮影のとき一言二言会話して握手して振り返ったときの表情は皆さん本当に幸せそうです。大好きな女性とのささやかな触れ合い、コミュニケーションに幸福感を味わっているのです。

考えてみれば、ストリップのお客さんというのは「かわいいもの」だと思います。女性にもてない人が多いでしょうし、見るだけで満足するつつましさがある。おそらく金銭的にもあまり余裕のない方が多いのかもしれませんね。お金があれば他の風俗だってたくさんあるわけですから。・・・そういう淋しい男性に夢を与える、意味のあるお仕事なのです。

更にいえば、私は「ストリップはアートだ」と考えています。単なる風俗のひとつと整理されるのは心外です。この点は次の機会に詳しく話してみたいと思います。

 

もっと具体的なアドバイスとしては、どんな仕事でも共通ですが「習うより慣れろ」ということがあります。他のお姐さん方の話を聞いたりステージを拝見するだけでは自信がつきません。かえって自信をなくすこともあります。まずはステージに慣れることが第一段階です。

そのうえで、先輩のお姐さん方のステージを拝見させていただくのがいい勉強になります。皆さん、個性豊かないい味を出しているはずです。そのまま真似るのではく、最終的には自分なりの味を出すようにならなければ本物ではありませんが、そのためも参考になるはずです。

 

これからも精一杯応援させていただきます。素敵なステージを今後も期待します。