11月の車検を前にして、いよいよ車の買い替えに着手した。

今の車は16年ほど乗っているのでかなり古くなっている。ただ、これまで一度も故障がなく、未だにエンジンは順調。その前に乗っていた三台はどこかしか補修させられたので、それに比べて、今回いい車に当たったことを感謝している。

仙台に単身赴任していた頃は雪道も走ったわけで、これまでよく頑張ってくれた。

 16年間というと随分長いようだが、走行距離は12万kmとそれほど多くない。私は東京勤務が長かったせいもあり、最初のうちは殆ど乗っておらず、後半の仙台に単身赴任していた四年間と、特に木更津勤務のここ一年間だけで走行距離をかせいでいる。

 とは言え、12万km超走るとエンジン周りの部品交換も必要だし、最近はオイル漏れのせいかオイルの消費がやたら早く、だましだまし運転しているというのが実情。だから、次の車検では、前に話した事故の補修や、オイル漏れその他の補修に加え、タイヤ交換などもあり、かなりの出費が予想されていた。

また今の車は外装に傷が入っていることもあり、家族にすこぶる評判が悪い。私の通勤用にしか使用していなかったものの、こんな車を家の前に停めておくのは恥ずかしいと妻や娘が言う。そんなこともあり、次の車検を通すつもりはなく、買い替えにちょうどいい時期だと思っていた。

 

 今年の3月に息子が通勤用として新車を買っていたので、同じディーラーで買うことにした。年内に二台目なのでディーラーは喜んで色々とサービスしてくれた。

 通勤用に使うので、高速に対応した走行性と燃費を重視し、今回は軽自動車にした。燃費は今の車の二倍くらい良い。軽だと高速代も安い。だから、私のように1日200km近くも走る者にはランニング・コスト軽減効果は大きい。もちろんイニシャル・コスト(初期投資)も一般車に比べて少なくて済む。その他、自動車税や車検費用などの経費もこれまでの一般車より割安。

 私は、車にステイタスを求めるタイプではない。足代わりにしっかり走ってくれれば十分。もっと言えば、外見や見栄えにお金を投資するより、精神的満足や内面を磨くことにお金を投資する方が満足度が高い。だから、高い車を購入するよりも、コスト・パフォーマンスのいい軽で間に合わせ、その差額はストリップ代にお金を回した方がいいと思ってしまう(笑)。

 

さて、10月16日、ついに新車が納車。

新車の乗り心地は極めていい。最初は従来の車との違和感を覚え少し疲れを感じたものの、すぐに慣れてきた。車は今回で五台目になるが毎回そんなもん。

ただ、今回は改めていろんな装置がいっぱい搭載されているのに戸惑った。私も歳をとったか(笑)。一番驚くのが、ドア・キーが自動で開け閉めすること。近づくと勝手にドアロックが解除されるのに感激するのと、車から離れると自動でロックされるのが未だに不思議というか、正直言って本当にロックされているのか心配になる。

カーナビも最新の対応機種。地デジ対応なのでこれまでのものより画質がよく、受信精度がいいのが嬉しい。

 

 納車翌日17日にさっそく劇場へストリップ・ドライブ。

踊り子さんに、今日は新車で来たんだよ、と手紙に書く。

車に興味をもつ方はすぐに反応してくれるね。踊り子さんによる反応の仕方が面白い。中には、次に劇場に行ったときも「今日も新車で来たんですね」と車の話をコメントする方もいて、彼女はよほど車好きなんだなと思ってしまう(笑)。

ついに、この車で、また私の新しいSTRIP LIFEが始まった。安全運転で、ストリップ・ドライブを楽しみたいものだ。

 

平成22年10月