今回は「電気ショック!!」という話です。
先日、新宿の劇場で観劇した後の話。
素敵な踊り子さんのステージに電気ショックを受けて放心状態のまま、帰宅するため車を停めている場所に向かった。車に乗り込み、エンジンをかける。
キーを回しても、びくともしない。
あぁ~やってしまった!
ライトを点けっ放しでバッテリーが上がってしまったのだ。海底アクアラインを通るときに小ライトを点けたのをすぐに思い出した。
困ったぞ! どうしよう!? 私はこういう経験がなかったので気が動顛した。
24時を過ぎているので電車で帰ることもできない。新宿から千葉の自宅までタクシーで帰るとなるとかなりの出費になる。
とりあえず、近くに停まっていたタクシーの運転手にバッテリーが上がってしまった話をした。「ケーブルを持っていないからダメだね」「JAFを呼んでみたら?」「JAFに加入していなくても来てくれるよ。電話番号が分からなかったら104で聞いたらいいよ」と親切に教えてくれた。
私は早速、携帯電話からJAFに電話してみた。JAFは親切に対応してくれた。
ところがところが、携帯電話が途中でプッツリ切れた!!!
なんと、電池切れだ~!!! しまった!今日に限って充電を忘れていた。
よりによってこんな時に・・・後悔しても始まらない。
それにしても、今日は電気に縁のない日だな。ストリップ観劇ですべて放電してしまったかな(笑、と言いたいところだが実際は涙!)
公衆電話ボックスが近くにあったので、もう一度JAFにかけなおした。深夜なので40分くらい待っていて下さいとのこと。また私はJAFに加入していないので実費として14,000円支払ってもらいます、と言われた。
車のところに戻ったら、先ほどのタクシー運転手が来てくれ、「あなた、任意保険に入っているよね。今の任意保険だったら、たいがいJAFと提携していて無料で対応してくれるよ。」と親切にアドバイスしてくれた。
私はニッセイ同和保険に入っていたので、すぐに公衆電話から104でニッセイ同和保険の24時間緊急対応センターにつないでもらった。深夜でもしっかり対応してくれるのに感激した。同じように40分くらいで来てくれるとのこと。私はすぐさま、先に電話したJAFの方に連絡して丁重に断った。急に断ったので何か言われるかと思ったが、JAFの方の対応はとても気持ちのいい感じだった。
真夜中に途方に暮れていたので、人の優しさがやけに身にしみた。
私は車の中で、ノートパソコンを開いて、今日のストリップ日記を書き始めた。まさに今この文章を記している。
約40分くらいして、保険会社経由のJAFの方(若いお兄ちゃん)が来てくれて、すぐにエンジンをかけてくれた。ただ、このままスタートすると途中でバッテリーが上がり交差点などで車が止まってしまう可能性があるので、エンジンをかけたまま30分くらいバッテリーを充電させてから発車した方がいいですよと教えてくれた。このあと一時間近くかけて高速で帰る旨を話したら、その間でバッテリーは充電されて元に戻るのでバッテリー交換などの問題はないとのこと。
私はまたノートパソコンで30分ほど時間を潰し、その後無事に帰宅した。すでに深夜2時半を回っていた。
災難ではあったが、いい経験になった。
なによりも、無料で対応してもらったので、14,000円が助かった! ストリップ代に回せるのがラッキー(笑)。
ひとつ驚くことがあった。ちょうど同じ週に、この春から社会人になり車通勤を始めたばかりの息子も、JAFを呼んでいた。新車なのだが私と同じくエンジンがかからなかったようだ。原因は販売先の整備不良で、カーナビを取り付ける際にバッテリーの接続が不良になった模様。JAFに12,000円支払った。販売先に苦情を言ったがJAFに支払ったものは返金できないと言われ、息子は憤慨していた。息子に私の経験談を話した。もちろん、今週ストリップの帰りに経験したとは言えないが・・・(笑)。
もうひとつ、こぼれ話・・・
この事件があった翌日、仲良しのストリップ仲間アイバさんに面白おかしく話した。
ちょうど、その日は夜に入って雨雲が出てきて、ところによって雷雨になっている。
「太郎さん、昨日は電気に縁がない日でしたが、今日も電気に縁がない方がいいですよ~。万一、帰宅途中に車に雷なんか落ちたら大変ですからね!」
「電気ショックは踊り子さんからだけ受けたいもんだね!」
二人で笑い合った。
どんな災難も、最後に笑い話にしたいものだ。