新人のステージを観ていて、「あぁ~この娘にはまるなぁ~」と感じる瞬間というのがあります。ちょっと気恥ずかしくもあり、一種お惚気(のろけ)的な話になるかもしれませんが、踊り子さんにとって、どうすればファンの心をつかめるのか参考になるかもしれないのであえて書かせて頂きます。
ここ数ヶ月の間にお会いした踊り子さんを例にあげて話を進めてみます。
Ⅰ.稲森しほりさん
最初に、東洋の稲森しほりさん。彼女は今や大阪東洋ショー劇場が最も力を入れており、黒沢愛さんの後継的なドル箱・タレントと目されている。
今年2006年2月1日、東洋からデビュー。私のストリップ仲間がわざわざ大阪まで観に行って大感激したと話してくれた。彼は、あれだけ綺麗なヌードは見たことがないと大絶賛して、撮ったポラを見せては実物はポラ以上に可愛いと我々に自慢していた。それを聞いていたから、5月に浜劇にのる香盤情報を期待大で心待ちしていた。ところがドタキャン。同じ東洋の新人、みずき紗英さんが代わりに出演していた。「稲森さんは早くも辞めてしまったのかな。あぁ~これで彼女を観ることはないのかなぁ」と思っていた。ところが、交通事故に遭ってしばらく休業していたようだ。
しばらくブランクを置いて、9月頭に関東初デビューを果たした。私も楽しみにして最初の土日に観に行ったが、彼女の魅力は期待以上だった。
外見は先の仲間の彼が言うとおり。161cmの均整のとれたプロポーション、透き通るような白い肌、完璧だ。
なによりも魅力的なのは、ほわっとした和ませられる雰囲気。
ステージ上では、目があえば恥ずかしげに目を伏せる仕草がたまらなく可愛い。
ポラタイムで、初めてポラを買ったとき「真正面で一生懸命に応援してくれてありがとうございます」という挨拶をしてくれた。私のことを意識して見てくれたんだ、という嬉しさがこみ上げてくる。ついつい会話をしてしまう。お客は一瞬で彼女の虜になってしまう。
他の踊り子さんに聞いたところ、彼女の性格はあのとおり天然ボケなのだそうだが、ステージ上からもお客の1人1人をよく観察しており、賢い娘だなぁと思った。同じ東洋の先輩、ポラ人気№1の篠崎ひめさんに通じるものがあると直感した。
ただ彼女は誰にでも気さくに話しかけるために、ポラタイムが長い長い・・・あっという間に一時間以上経ってしまう。彼女のポラが押したために、当日は4回観るつもりで来たが、残念ながら3回公演になってしまった。
稲森さんが気に入って、翌週も川崎ロックに足を運んだ。ちゃんと覚えてくれていて、完全に魅力にはまってしまった。
私と同じように、彼女にはまって毎日のように川崎に通ったという仲間が、楽日のときは大変だったと話してくれた。ポラが売れに売れ、時間が押しに押し、1回目のステージが終わったのが5時半で、2回目のステージが終わったのは10時過ぎ。ほとんどの人は翌日の仕事を考えて2回目で帰らざるをえなく、楽しみにした稲森さんのステージを2回しか観れなかったと残念がったようだ。最後まで残ったファンは夜中の1時過ぎになったという。おそらくポラ売れ行きの記録を作ったのではなかろうか。最近では灘ジュンさんに次ぐ売れ行きだったと思う。とにかく凄い人気だった。
翌月10月頭に大阪東洋に出演したが、運がいいことに私はたまたま大阪出張が入ったので、喜び勇んで稲森さんの応援に向った。大阪東洋ショー劇場は今回が2度目。
稲森さんは、ステージ上で私と目があった時に私が大阪に来ていることに驚いた様子。先月川崎ロックで初めてお会いした時、私が仙台から応援に来ていることを知らせていたのでそれを覚えてくれていた。ポラの時に「太郎さん、わざわざ来てくれたの?」。名前までおぼえてくれていて感激。私が「たまたま大阪出張が入ったので東洋に観に来たんだよ」と言うと、稲森さんが「本当ですか? 無理していませんか? 身体が疲れているんじゃないですか?」と言ってくれた。こういう気遣いがますますファンの男心をくすぐってくる。彼女の魅力は、ヌードの美しさは言うまでもないが、目を合わせるのが恥ずかしいとばかりに伏目がちにする様、お客をおぼえる記憶力の良さ、さりげなく話しかけてくる親しみやすさ、そしてファンへの心遣いなどが総合されて、多くのストリップ・ファンの心をとらえて離さない。いまやこの業界№1の癒し系アイドルとなっている。
先に、稲森さんの代演で、みずき紗英さんが浜劇に出演したことを触れたが、美人度では紗英さんの方が断然上だと思う。しかし、ポラの売れ方が全然違う。紗英さんを稲森さんと比べるのもかわいそうだが、紗英さんは少し愛嬌が足りないこと、そしてなにより今のストリップ・ファンが「癒し」を求めていることだけは確かだ。そういう意味ではけっして美人でなくても性格やキャラによって人気がでる可能性が高いということが言えそうである。ここがストリップの面白い点でもある。
Ⅱ.ほしのゆきさん
次に、ロック系のほしのゆきさん。
今年2006年の9月1日、新宿ニューアートからデビュー。
初めてステージを観た瞬間に惹きつけられた。
踊りはデビューしたばかりでまだまだこれから。振り付けをどうにかしたいと言っているくらいだから、この点は本人もよく自覚している。
外見は目を奪われるほどの美人タイプではない、色白のふつうに可愛いタイプである。ところが、もっている雰囲気がとても魅力フルに感じた。気さくで、なんか仲良くなりたいなと感じさせる人柄。かわいいけど、お高く止まっているわけでなく、優等生タイプというよりはむしろ不良っぽいところに親しみを覚えるという不思議な魅力を感じてしまった。
稲森さんの項で話した、まさに性格やキャラによって人気がでるタイプではないかと思う。彼女のステージを観ながら、どこか篠崎ひめさんとイメージがだぶるところがあった。ファンの中に同じことを言う方がいて驚いたが、つまるところ彼女もひめさんのように人気が出る可能性が高い。それにしても人気のバロメーターとして、ひめさんの存在というのは面白いなぁと改めて考えてしまうな。
デビュー週にして、もうすでに熱烈なファンが付いていた。私の知っているストリップ仲間も彼女の魅力にはまり毎日のように劇場に足を運んでいた。
私も、ゆきさんのデビュー週に都合をつけて仙台から2回通ったほど。
次に、ゆきさんと会ったのが、10月中のSNA楽日。彼女は香盤ではなく単にプライベートで遊びにきていた。ステージの上とはまた違う魅力を醸していた。ステージ後方で他の踊り子さんのステージをお勉強している彼女に「こんにちは。ゆきさんですよね」と声をかけた。いちおう私のことを覚えてくれていた。「次の川崎には必ず応援に行きますね」と伝えておいた。風邪気味だというので「ゆきさんが休んだら川崎には行かないつもりだよ」とも話しておいた。
さて川崎ロックで10月結2日目に会った時、ゆきさんは風邪で完全に体調を崩していた。せっかく仙台から応援に来たが、ゆっくり休ませたいほどに具合が悪そうだった。無理に読まなくてもいいよと言って手紙を渡したが、お手紙が大好きという彼女はたくさんお返事をくれた。「はぁーい、ダァリン」から始まる文面には彼女の人柄がよく表れていた。楽しいポラ通信だった。お陰で無性にウキウキさせてもらった1日だった。ゆきさんに感謝!
また、その週は初日から新人の愛川香音さんが急病で休んでいたため、初日と2日目は5香盤だった。ゆきさんが休むと4香盤となってしまうから劇場側も困るだろう。彼女はそのことをよく理解して頑張っていたのだと思う。ゆきさんの責任感の強さに敬意!
その次に、ゆきさんに会ったのは11月中のDX歌舞伎で、パイパン大会のトリをつとめていた。8名香盤だったので一日三回公演。
早速初日に足を運んだ。盆前の席で見ている私を見つけて笑顔を送ってくれた。
ゆきさんは、最初のうち、初めての劇場で、初めてのトリで緊張のため覚束ない感じ。まぁ、まだ三週目の新人さんだから無理もない。パチンコフィナーレの時も要領が分からなく遠慮がちに一番最後に動き出しステージの端の方にいたので、ポラタイムに「パチンコフィナーレでは、トリの娘は先頭を切ってステージ中央に進んでいくんだよ。まっすぐ僕の方に向かってきて!」とアドバイスした。「分かった! 太郎さんに向かって行く」と笑顔で頷いてくれた。次第になれてきたようだった。
ゆきさんとのポラ通信は本当に楽しい。相変わらず「はぁーい、ダァリン」から始まる文面に親しみを感じ、なによりも私の手紙に対して一文一文に丁寧に反応してくれるのが本当に嬉しい。私の文章をしっかりと読み込んでくれている。「ポラにコメント書くのは好きだなぁ。なんか、ゆっくりお話している感じです。こちらこそ、お手紙うれしいですよ!」私とたくさんお喋りできて楽しい言ってくれるゆきさんに完全にはまってしまった。
稲森しほりさんと比較して恐縮だが、しほりさんは沢山のファンに対して均等に愛想をふりまく。まるでアイドル歌手のような存在であり、特定のファンと親しくなりすぎることはなさそう。ポラのコメントは小さい字でたくさん書いてくれるので嬉しいことだが、それは皆に同じようにしていることであり、私のように手紙を書いてもその内容について特別のコメントはない。だからコミュニケーションにはなりえない。ところが、ゆきさんの場合はマンツーマンの会話になっている。私のためだけに貴重な時間を割いてもらっている。つまり楽しいデート感覚が味わえる。ゆきさんにはまらないではいられない。
私が仙台から来ていることも知らせた。彼女は驚くとともに遠くから会いに来てくれたことを凄く喜んでくれた。
翌週も東京出張が入っていたので、また次週も来るからねと伝えておいた。
楽日月曜日に、仕事が終わってから来場するつもりでいた。仕事を早めに終わる予定が長引いてしまい、劇場に着いたのが7時過ぎ、二回目のラスト、ゆきさんのポラタイムに滑り込んだ。「来てくれないんじゃないかと心配していたのよ」。土日に来ると思っていたようだ。
二回目のオープン・ショーでは盆周りに座った私に向かって両手を差し出してくれたので握手。よく来てくれたわという彼女の気持ちが伝わってきた。
三回目のラスト、ポラタイムで三通の手紙を頂いた。「何枚書いたか分からないほど、たくさん書いたちゃった」それぞれの封筒に便箋三枚ほど入っていて、しかもびっしり書き込まれていた。こんなにたくさん書いていてくれたのか・・・私が来るのを楽しみにしていたという彼女の言葉は本当だったんだ・・・胸にこみ上げてくるものを感じた。
最終ラスト、オープンが終わって幕が閉まるときに、ゆきさんは泣いていた。観客に手を振りながら、おもわず涙の顔を手でおおっていた。初めての劇場でトリをつとめ終えて感激したのかもしれない。でも私はあの涙は私に向けられたものだと確信しながら劇場を後にした。
別れ際の女性の涙は男を殺す。今の女房と遠距離恋愛している時、プラットホームで別れ際にしたキスと彼女の涙は私の人生のクライマックスだったと思っている。そのときの感情を思い出してしまった。
ゆきさんは年末年始は香盤予定が入っていないらしく、次は2月以降になると言っていた。また早く会いたい。
Ⅲ.春乃霞さん
最後に、東洋の春乃霞さん。2006年9月11日、東洋からデビュー。
10月上旬に大阪出張ついでに大阪東洋ショー劇場に立ち寄って、初めて霞さんのステージを拝見した。ラストの稲森しほりさんの前の香盤で、今回がデビュー2週目という新人さんだった。
笑顔のかわいい典型的な美少女。私はかわいいだけではファンにはならないのだが、彼女には完全に嵌まってしまった。今回の東洋観劇は稲森さん目当てだったのだが、霞さんを見てから稲森さんが霞んでしまうほど(稲森さん、ごめん)。
霞さんが気に入って大阪滞在を1日延長して翌日もう一度観に行った。春乃霞さんからの「太郎さんが大阪在住で毎日会いに来てくれたらな」とのポラ・コメントには狂喜してしまった。
私を夢中にさせた彼女の魅力とはなにか?
ポラの応対が良くて性格の良さが感じられることもあるが、最初のイメージとして「見ているだけで心が洗われるような雰囲気」を醸し出している点。踊り子さんの中には神々しいほど綺麗な方も多いが、「見ているだけで心が洗われるような雰囲気」を感じさせてくれる人は滅多にいない。私が表現できる最高の賛美の言葉を彼女に与えたい。
私の手紙に対して素直に反応してくれるのも嬉しい。いろんなことを教えてあげたいし、彼女のために文章を書きたくてなってしまう。
稲森しほりさんと比較して恐縮だが、しほりさんは沢山のファンに対して均等に愛想をふりまく。まるでアイドル歌手のような存在であり、特定のファンと親しくなりすぎることはなさそう。ポラのコメントは小さい字でたくさん書いてくれるので嬉しいことだが、それは皆に同じようにしていることであり、私のように手紙を書いてもその内容について特別のコメントはない。だからコミュニケーションにはなりえない。あくまで稲森さんはブラウン管の中のアイドル歌手的存在、それに対して霞さんは近所のかわいいお嬢さんタイプ、だから意識の度合いが違う。霞さんの場合はステージ上でも微笑みかけて私のことを意識してくれるし、私のためだけに貴重な時間を割いてお手紙を書いてくれる。だからとても楽しいデート感覚が味わえる。霞さんにはまらないではいられない。
昔、好きな彼女のために一生懸命にラブレターを書いていた頃を思い出す。霞さんは私を恋に落としてくれるほどの存在になった。こういう気持ちは久しぶりなので自分なりにとても新鮮な気分になれる。
10月結のTSミュージックは再会が楽しみだったし、また最高に素晴らしい思い出になった。
初日の最初のステージで、目が会った瞬間に霞さんはパッと笑顔になった。ちゃんと覚えてくれてたんだ!(感激!) 霞さんからの手紙の中にも「私も太郎さんには『TSでは何日に会えるのかなぁ』と思ってたので今日の1曲目に太郎さんを見た時は満面の笑顔がこぼれました」とあった。
当日、私と同じく大阪東洋に見に行って霞さんのファンになったというストリップ仲間のMFくんが一緒にステージ前方に座っていたので、初関東の劇場ではあるが知っている顔が並んでいてすごく安心できたと霞さんが言っていた。
お陰でポラ・タイムなど、霞さんは我々二人の前に来てくれて片言おしゃべりができて楽しかった。私とMFくんとは気が合い、一日中霞さんのことを話していた。私は少しでも時間があったら、「初めての関東劇場TSの心得」などのメモを書いては霞さんに渡した。一日中霞さん一本で楽しめ、まったく疲れを感じなかった。4回目のラストまでいて、霞さんのステージ閉めの投げキッス、正面にいたMFくんは自分に向けられたと言って感激していた。好きな娘と一緒にいるということはこんなに楽しいことなんだなぁと改めて感じた。
翌週、土曜日に仕事があったため、日曜日に仙台から夜行バスで日帰りした。朝6時にTSに着いたら先客がいた。いったい誰かと思ったらMFくんだった。前日から近くのカプセルに泊まっていたらしい。開演前もMFくんと霞さんの話題で盛り上がることができた。二人で6時前から並んでいたことを霞さんに話したら、驚くと同時に心から喜んでくれた。
その日は、初日と違い、ずいぶん落ち着いたステージになっていた。初めての関東劇場で疲れていないか心配していたが、疲れもないようでホッとした。ポラ撮影ではバックやオープンのできない彼女のことなので、初日に「TSでは接写ポラを撮る人が多いので気をつけなさい。嫌なら断っても平気だよ」とアドバイスしたが、その日は嫌がらずにこなしていた。嫌でなければとくに構わない。
その一日もあっという間に過ぎていった。楽しいときはこんなもんなのだろう。最高の一日だった。
霞さんからのお手紙に「今日、太郎さんが4回目までいてくれると聞いた時はウレシサ200%でした。1回目だけでも嬉しいのに。。。。仙台ロック、是非是非のってみたいです!そしたら毎日会えますネ。事務所に聞いてみます♪ 今日は本当に本当にありがとう。」仙台ロックにも是非来てほしいと彼女に話したが、私は本当に毎日のようにリクエスト・カードに霞さんの名前を書いている・・・。
お手紙も嬉しかったが、一番嬉しかったのは、4回目ラスト・オープンショーのときに最初に私の前に来てペコンとお礼のお辞儀をしてくれたこと、・・・私だけのために・・・信じられないほどの感激でした。
いままでストリップに来て、これほど満足した日はありません。
正直言って、霞さんをお土産にして一緒に仙台に連れて帰りたい気分でした。チューリップの名曲『心の旅』の中のフレーズ「君をさらっていく風になりたい♪」を思い出します。変な話ですが、霞さんを見ていると、将来の旦那さんになる人がうらやましいなぁと思ったり、霞さんを産んでくれたご両親に感謝したい気持ちになるのです。他の男の人にとられたくない、自分のものにしたいという感情はまさに「恋」。これから先、どれほど霞さんにはまっていくのかが怖いほどの思いです。まぁ、ストリップを通してどれほど恋が楽しめるか、霞さんと試してみたいものです。
お正月の浜劇が今から待ち遠しい。
平成18年12月 浜劇にて
