川崎ロックの楽日ラストステージは凄い。

平日というのに、楽日の4回目ラストステージ前に、よく見かける常連客が続々と劇場に入ってくる。そうリボンさん達。彼らはお気に入りの踊り子さんのラストステージを盛り上げるために集結してきている。

ラストステージが始まると、サクラ吹雪が舞い、リボンが多いときは5方向から乱れ飛ぶ。その華やかなショーには感動する。踊り子さんの中には感激で涙ぐんでいる方もいるほどだ。

10日に一度の花見行事。リボンさんは楽日前になると腕がなるんじゃないかな。自分が鍛えた技の披露の場でもありますから。

 

 今回は「リボンさんの技」について話してみます。

 先日、仙台ロックのリボンさんと話をして面白かったので・・・。

 

 リボン投げも奥が深い。

 見ていて、上手・下手がよく分かる。

 下手な人は、踊り子さんにぶつけたり、お客の頭に触れて不興を買う。

 中には、本人は勢いよく切れよく投げているつもりだが、踊り子さんの肌に傷を付けるような投げ方の人もいる。踊り子さんの肌はナイーブなので気をつけなければならない。だから、ピッと切れのよいストレートではなく、どよんとしたカーブがいい。きれいな放物線を描く投げ方が理想的。

 一人前になるにはそれなりに年季がいるようだ。

 

 各劇場によって、広さ・天井の高さなど違うので、それぞれで投げるリボンの長さ、投げ方も違うという。そこまでこだわらないリボンさんも多いが。一般には広い劇場でリボンの長いほうが難しいという。

 全日本リボン選手権なんかを開催したら面白いよね。ストリップの発展のために、リボンさんが技を磨き、それを評価するものがあってもいいね。

 それをもって、各踊り子さんの1番客、2番客・・を決めていくのも納得がいきそう。

 ところで、現時点でいったいどのリボンさんがトップなのかな。仙台のリボンさんに云わせると、浅草ロックで由梨亜(ゆりあ)さんに投げている方が№1という。私は浅草ロックに行かないのでお会いしたことはない。

 

 さて、最近の桜吹雪などは本当に素晴らしいが、いったいリボン投げもどこまで技が進むのだろうか。

 サクラの次は花火でも仕掛けたらどうだろう(^0^)。ナノテクを駆使したら実現可能だろうな。ナノテクでは血管の中に髪の毛ほど細いカメラ付きの管を通せるのだから、リボンの先に光や火花を発する仕掛けは容易に可能のはず。ただ投資額はすごいだろうな。

 そういえば、リボンさんが一式リボンを揃えるのに二万円くらいの初期投資はかかると言っていたなぁ。リボンさんもけっこうお金がかかるんだなぁ。

 

 ただ、仙台のリボンさんに云わせると、リボン投げの上手・下手は年季よりも最後はセンスの問題と言っていたなぁ。難しい!!

 

話は変わるが、リボン族には独特の連帯感があるように感じる。

どの踊り子さんのときに誰がリボンを投げるかは暗黙のうちに決まっているようだ。そんなことで喧嘩にはならない。聞いた話では、踊り子さんごとに1番客、2番客、・・・とリボンさんの序列が暗黙のうちに決まっているようだ。ご挨拶がとても大切というから、そこには微妙な人間関係が存在している。そんな中で、仲間内から一目置かれている方もたくさんいる。

 

リボンが天井の機器にひっかかることが多いが、お互い助け合っている。花吹雪でもみんなで後片付けをやる。

 観ていて気持ちがいいのは、一人の踊り子さんのステージに、何人かが共同で前後左右からリボンを投げ合う競演だ。一気にステージが盛り上がる。

 

 いまや、リボンはステージを盛り上げるために無くてはならない存在になってきている。リボンには踊り子と観客を完全に一体にする効果がある。

 楽日のラストステージに舞う桜吹雪は、まさに芸術の域に達している。

 

 

平成19年