ちょっと愚痴になっちゃうけど、聞いてください。

お盆の週に、浜劇に観に行った。その日は、小泉まなさんの引退する楽日に当たっていたので混雑が予想された。

そのためか、次のような劇場のアナウンスが流れた。

「本日は、小泉まなさんが引退するラスト・ステージのため、まなさんのポラはサインが頼めませんのでご了承ください」 これは納得できる。問題は次。

「合わせて、本日は他の踊り子さんのポラについても、コメントを書かないことにします。サインを頼む方はご了承ください」 他の踊り子さんは名前と日付しか書いてくれないようだ。そういわれれば仕方ない。

 

 小泉まなさんには、いろいろお世話になったお礼に、お別れのお手紙を二通書いてきていた。ポラを2回買い、お別れの挨拶をしながらお手紙を渡し、久しぶりに記念のエロポラまで撮らせてもらった。

 他の踊り子さんもいつもながら手紙を書いてきたので、いつものようにポラを撮り、お手紙を添えた。案の定、どの踊り子さんもポラには名前と日付しか書いてなかった。

 水橋ミクさんの場合、2回目のポラ以降は、横の方に前回の預かりポラを並べておき、シールは自分で勝手に貼ってくださいとセルフ・サービスを始めていた。ポラ撮影が終わった後、ニコッと笑って「今日はサインが楽なので、ゆっくりお昼寝できるわ」と言っていた。

 たしかに、踊り子さんにとってはポラ・サインの負荷は小さくないはず。たまにはゆっくりしてもらうのもいいか、と思った。

 しかし、名前と日付だけのポラ・サインというのは、もらってみて、なんて味気ないものだと思った。無性につまらなくなって、2回目以降はポラを買うのを止めた。当然、4回を想定して書いてきた手紙もボツ。

 

 まなさんの引退ラスト・ステージは感激したものの、その日はいつもと違い、なんか退屈してしまった。同時に、自分の中で、どれほどポラ・サインの楽しみが大きいかが実感できた一日だった。

 以前はポラなんか撮らずに観劇だけで満足していたのに、どうしたことか?

  手紙を通じてのコミュニケーションの楽しみが自分の中ですごく大きいものになっている。おそらく、これがなかったら、ここまでストリップに嵌まっていないんだろうな。サービスとはいえ、ポラにコメントを書いてくれたり、中には丁寧にお返事を書いてくれる踊り子さんには、本当に感謝したい。

 

 それにしても、・・・コメントが有ると無いとで、こんなに違うものか・・・。まるで、スナックに行って、今日は女の子が休んでてお喋りできないから勝手に飲んでカラオケ歌っててと云われているのと同じ感じ。またリボンさんに今日はリボンを投げるのを禁止と言っているようなもの、であればリボンさんはつまらなくて来ないかもしれない。

 お客の中には、踊り子さんに対して、ぶしつけに「コメントたくさん書いて下さい」と言う方がいる。こういうお客は踊り子さんの苦労を知らない人。コメントはあくまで踊り子さんの好意によるもので、強要してはいけないもの。

 とは言いながら、衣装ポラを撮る方のほとんどは、踊り子さんからのコメントが欲しくて買っているところがあるのも事実。お客は踊り子さんのコメントに一喜一憂している。そういう私の場合も、それを双方向の会話にしたいから手紙を書いているわけで、そのための話題の提供をしているつもりでもある。また、コミュニケーションしてくれる踊り子さんを選んで劇場に足を運んでいるし、コミュニケーションしてくれる踊り子さんに限定してポラを買っている。

 

 渋谷道頓堀劇場の踊り子さんは、以前はお返事をもらうこともあったが、最近はまったくなくなった。

 あるストリップ・ファンに聞いたのだが、今は経営者の清水ひとみさんが踊り子さんのサイン・ポラに手紙を添えることを禁止し、受付でポラを検閲しているようだ。所属の踊り子さんが特定のファンと親しくなりすぎることを回避するためという。だから、以前は差し入れのお礼などでお手紙を添えていた踊り子さんもいたが、今はまったく無くなったという。最近、返事がまったく無くなったのはそういうことかと納得。そのせいか、一部の踊り子さんを除き、手紙どころか、ポラへのコメントも非常につまらないものになった。中には、道劇ではおざなりのコメントだが、他の劇場で会ったときには丁寧にコメントを書いてくれる方までいる。そこまで、清水さんのポラ検閲が徹底しているということでもある。

 清水さんの気持ちも分からないではない。

 ただ、結果として私は道劇に興味が薄れ、観劇の頻度が一気に減った。道劇に行くのも、所属の踊り子さん目当てでなく、他の劇場所属の踊り子さん目当てになってしまった。

 

私は特別なのかなぁとも思う。

中には下心があって踊り子さんの気をひく人もいるだろうから、踊り子さんも気をつけなければならない。ただ、ある程度の節度を守れば、私のように踊り子さんとのコミュニケーションを楽しむことはあっていいと思うのだが、どうかな。

 

 

 

平成18年9月                               SNAにて