今回は「三年ぶりの仙台ロック」(その6)として「ロリロリ天国」と題して観劇レポートします。
この週は仙台ロックに行く前から、香盤情報を見ながら気分が高揚していた。
最初にネットに掲載されたのが、林里南さん、音無舞華さん、星野あずささん、水月蓮さんの四人。最高のロリ系アイドル勢揃いに歓喜。林里南さんの引退興行もあり、これだけで土日は仙台ロックで決まり。そして、そして、その上に最後の一人がなんと上田結舞さんが入った。私は眩暈がするほど狂喜!もう心は仙台ロックに飛んでいた。
ところが、途中で香盤の一部変更がある。音無舞華さんがステージから落ちたときの怪我のせいか名前が消え、空まことさんに変更。残念ながらロリ系構成の一部が崩れたが、公演自体の魅力は落ちない。というか、まことさんは想定外の喜びを私に与えてくれた。今回の公演でも私はMY童話を意識的に踊り子さんに渡したが、一番反応してくれたのがまことさんだった。全部の童話に感想をコメントしてくれて私を喜ばせた。私はまことさんのファンとして応援してはいないが、私に対する誠意に感激し、望外の喜びを味わったことを記しておきたい。
さて、私は少しでも早くこの公演が見たくて、金曜日に休暇をとって三連休にして、早目に仙台に向かった。金曜日は平日公演なので、16時頃から開演になるため、お昼頃に新幹線に乗り込み、14時過ぎに仙台に到着。タクシーでまっすぐ仙台ロックに向かう。
14時半頃、劇場に到着するも誰もいない。少しすると顔見知りの常連さん(チョコレートおじさん)がやってきた。今日はお休みですか?と尋ねたら夜勤明けですとのこと。少しストリップ世間話をしていたら従業員の川田さんが起きてきて早めに入場させてくれた。
今週のメンバーを紹介する。①水月蓮、②星野あずさ、③林里南、④空まこと、⑤上田結舞(全員ロック)〔敬称略〕。
今回の公演は私にとって目玉がたくさんある。
ひとつは、1,2番の新人コンビ。新人好きの私の父性本能が最高に刺激させられるロリロリコンビである。昨年上期に林里南さん、初芽里奈さん、板野舞さんの新人三人のユニットが企画された時には、この三人がロックを代表するロリ系だったが、今や星野あずささんと水月蓮さんのコンビが間違いなくストリップ界ロリ系№1だろう。
しかも、二人は昨年H24年11月1日に新宿ニューアートで同時デビューした大の仲良し。私はストリップの父として二人まとめて面倒みようと心に誓った。
あずささんは新作「鏡の国のアリス」を披露。とてもかわいらしい演目。「私は今回アリスの演目は初出しで不安いっぱいでしたが、ずっと太郎さんが観てくれるので安心し、頑張れました。ありがとう。」
それにしても、あずささんとの手紙のやり取りはすごく父性本能をくすぐられる。「私も、太郎さんの言葉には踊り子を元気づける魔法の力があると思います」。私の「ストリップの父」のエッセイに対して「私も太郎さんのことを、これからは『お父さん』と呼んでよいですか? 私は不安いっぱいのヒヨコです。ひよこだから、太郎さんがいるととても安心します。『お父さん』だからですね。」なんて言ってくれる。コンプレックスを強く感じ、自分に全然自信が持てずにいる。でも一生懸命に頑張ろうとする気持ちが手紙を通じてひしひしと伝わってくる。私の性格からして、こういう子は見捨てられない。
もう一人の水月蓮さんは今回の仙台ロックで四週目。デビュー作を披露。「こればデビュー作なのでこれといった演目名はありません。しかし、とても人間味がある作品だと思います。メイドさんがいきなりショーガールになってみたり、ショーガールから甘えん坊な猫ちゃんに。かと思ったらその裏には切なさや悲しみがある。人って見かけによらないといったところをすごく表現してると思います。」
一見どこにでもいそうな普通の女の子に見えるが、ベッドで衣装をとった瞬間、大きいバストを始めヌードの美しさに目が奪われた。「最初は楽しめなかったオープンでさえもお客さんの顔を見れるようになった」と言う。サービス満点のオープンに、そして若々しい彼女のヌードに強く惹かれた。
「本が好きで一日中でも図書館にいれる」と言っていたので意識的にたくさんのエッセイ・童話を差し入れた。初日は殆ど返事がなかったが、二日目の最初のポラ時に、ものすごく長い手紙を頂いた。この文量には驚いた。「毎回たくさんのお手紙ありがとうございます! とてもお勉強になるお話も書いてあり、楽しく読ませて頂いています。」から始まり、私の質問に回答する形で自分のことをたくさん話してくれた。踊り子になるきっかけ、ステージに立つ強い想い等も熱く語ってくれた。最後に「長々となってしまいましたが少しは蓮のこと知ってもらえたらと思います。」で締めくくっていた。私はこの手紙が嬉しくて、一発で蓮さんのファンに堕ちた。彼女と仲良くなれそう!「蓮を気に入って下さってとても光栄です。精一杯やらせて頂きます。」
ロックは本当にステキな新人さんが次々と登場するねぇ~。
次は、久しぶりの上田結舞さんとの再会。
昨年5月中のDX歌舞伎から10ヵ月ぶりになる。「中々会えないね。」私が仙台ロックに居ることに驚き、そして喜んでくれた。「まさかの登場でうれしビックリ★」
今回は新作を披露。アイマスクを付け、かっこよく舞う。「やはり二個出しにすればよかったなー。ま、もう遅いけどー。」
私は素敵なステージにうっとり。「今日もニコニコ太郎さんをもっとニコニコにさせてあげられるように頑張るですよー」「三日間とのことでしたがゆっくりまったりしていって下さいね。」結舞さんのステージ、最高です♡
結舞さんのファンもたくさん駆けつけていた。スト仲間のライス君が、先週の灘ジュンさんに引き続き、大阪から遠征してきたのに驚いた。熱いファンがたくさん付いてきたね。
「私は今週トリだけど今週は里南ちゃんがメインの様なものだから、一緒に盛り上げてあげよーう!」
最後、やはり今週一番の目玉は、林里南さんの引退。
先週の関東ラストのDX歌舞伎にも三日ほど会いに行った。そして約束通り仙台ロックに顔を出した。「わざわざ仙台までありがとね。」
仲良しの仙台常連タッキーが皆勤していた。彼が音無舞華さんのファンであるのは知っていたので今回は舞華さんが出演できずに残念がっているのかと思いきや、大ハッスル。なんと林里南さんの大ファンであったことが今回初めて分かった。仙台ロックには林里南さんのファンがたくさんいた。雪見ほのかさんや桃瀬れなさんのようなタイプが好かれる劇場なので、里南さんもそうなんだね。タッキーが里南さんの引退イベントを取り仕切っているらしく私にカンパを求めてきたほど。
この週は、デビュー作も含め何作か披露してくれた。なんと言っても、着物の出し物が胸にぐっと迫る。「仙台は本舞台の広さが広いので着物だと踊りやすいです。」
改めて里南さんの美しさに感動した。というか彼女は1992年3月3日生まれなので20歳でストリップ・デビューし、まだ22歳になったばかり。若さがお顔にもヌードにも美しく弾けている。たった二年で引退するなんてあまりにももったいない。
私は里南さんにデビューから二か月後に東洋で会い、そのロリちっくな可愛さに一目で魅了された。それから彼女を追いかけて、大阪東洋や京都DX東寺、はては広島まで足を伸ばした。関東ではDX歌舞伎や若松劇場に出演すれば必ず応援に行った。そして今回の仙台と、里南さんを追いかけて全国を回ったことになる。出会って30日目が最期になった。私の最後の日には、これまでの思い出が脳裏を駆け巡り、ステージを観ながら目が潤んできた。「次が最期だなんて信じられないです。さびしい」そう言ってもらえただけでファン冥利に尽きます。
三日間心置きなくステージを楽しんだ。あっという間の三日間だった。今回も私には忘れられないロリロリ公演として記憶に刻まれた。
平成25年3月 仙台ロックにて