最近、踊り子さんに「今日のおやつ」と称して、毎日、仙台の銘菓などを渡すようにしている。せっかく仙台に来てもらったのだから、来仙記念に仙台銘菓を味わい仙台の土産話にしてもらいたいという私のおもてなしの心である。
そういえば、林泉水さんが始めて仙台ロックにのったとき「来仙」という言葉の響きが面白いと喜んでいたなぁ・・・仙台を味わうにはそういう気持ちが大切だよね。
「今日のおやつ」に対する踊り子さんの反応はまちまち。でも殆どの方は喜んでくれる。
森下理音さんは最初に差し上げた「ずんだもち」にはまり、「太郎さんの毎日持ってきてくれるお菓子が今の私の密やかなブーム」とポラ・コメントに書いてくれ嬉しかった。思うに、喜び上手の女性はやはりかわいい。女は愛嬌とはいうが、男が夢中になるポイントは女の反応の良さである。好きな女が喜んでくれれば、また喜ばせるために次はこういうサービスをしようと常に考えるのが男というもの。
また仙台銘菓に対する、踊り子さんの好みもまちまち。人気上位としては「萩の月」「くるみゆべし」「白松がモナカ(特に胡麻味)」「ずんだもち」と並ぶかな。
他にも、東洋の遠野こころさんが「かもめの玉子」をお気に入りと言ってくれたときはこころさんらしなと思った。一方、灘ジュンさんが「伊達絵巻」を気に入ったと言ってくれたときは一瞬意外な感じがしたものの、きりしまひなさん(H21.3引退)も伊達絵巻のことを「あんこがさらさらで、回りふわふわでも歯ごたえあって」気に入ったと話してくれて納得するものがあった。UKさんも「伊達絵巻」が一番と言っていた。それぞれの踊り子さんの好みが窺われて面白い。
さいとう真央さん(H21.5引退)は、お手紙の中で自分なりのランク付けをしてくれた。こういう反応は凄く嬉しい。「白松がモナカ(特に胡麻味)」を一番気に入ってくれ、胡麻系のお菓子が好きと言ってくれたので、次は「ごまゆべし」を差し入れた。意思表示してくれれば次の対応もとれる。
ちなみに、真央さんから「くるみゆべしは仙台以外でも売っているわよね」と言われたときには、仙台名物と思い込んでいた私は一瞬ドキッとした。すぐさまインターネットで調べてみた。フリー百科事典「ウィキベディア」に次のように解説されてあった。
ゆべしは柚餅子と書き、本来は柚(ゆず)を用いた加工食品。源平の時代に生まれたとも伝えられ、菓子というよりも保存食・携帯食に近いものであったのが、時代とともに現在のようなお菓子に変化したと伝えられる。現在では、珍味に分類されるものと、和菓子で蒸す菓子の一種に分類されるものに分かれる。
和菓子のゆべしとしては、石川県輪島の丸ゆべし、愛媛県西条市の棒ゆべし等が有名。丸ゆべしは、柚の実の上部を切り取り、そこから中身をくり抜いて柚釜を作り、そこに柚の果肉、もち米粉、上新粉、白味噌、砂糖などを混ぜたものを入れて蒸したもの。(私も九州や大阪に住んだことがあるが、たしかに、ゆずをベースにした和菓子は全国でよく見かける。)
それに対して、仙台ゆべしを始めとした東北地方のゆべしというのは、本来の柚の菓子ではなく、餅菓子になっている。もちろん柚は入っていない。これは、東北が柚の産地から距離があり、材料として使われなかったからである。クルミを入れたが、これはクルミが材料として入手しやすかったからである。仙台ゆべしは、味付けが醤油ベースであり、砂糖・黒砂糖の甘みにより、甘じょっぱいものになっている。福島県郡山市や岩手県盛岡市のゆべしも醤油ベース。
以上がインターネットで調べた解説。「くるみゆべし」は東北の風土と歴史が育てた代表的銘菓といえる。先ほどの真央さんの質問に対して、「くるみゆべし」は代表的な仙台銘菓で間違いないよと回答できて私としてもホッとした。
「くるみゆべし」は、もちもち、ぷりっとした食感に、香ばしい胡桃の実の堅さがアクセントになり、口に含むと黒砂糖の素朴な甘みがじんわり広がる。甘みも控えめで、後味が残らない。派手さはないが、なんともホッとするような優しい味がする。私もすぐに「くるみゆべし」にはまったが、踊り子さんの中にもNO.1と絶賛する方も多い。酒井愛里さんや森下陽子さんなどもそう。
「今日のおやつ」のお陰で、踊り子さんとより親しくなれたり、逆にいろんな勉強のネタを与えられて、すごく楽しい思いをしている。
PS.私は「今日のおやつ」を仙台ロックの近くにある三越のデパ地下とその三越の向かいにある仙台で有名な菓匠「玉澤」の一番町店で求めている。毎日のように買いに来る私に対して、お店の女子店員はよほどお菓子の好きな方だと思っていることだろう。(笑)
平成19年 仙台ロックにて
