今回は、仙台ロックにて考案した「仙台名物のポーズ」を披露しよう。

 

そもそも色んなポーズを考えるきっかけは、若林美保さん。彼女が来仙されたとき、ポラ撮影で私が「仙台のポーズをやって!」とお願いした。すると、頭のいい美保さんのこと、仙台に住んでいたということもあって、即行で面白いネタをいろいろやってくれた。

 

●「牛タンのポーズ」・・・舌をべろんと出す。このポーズが最もポピュラーな仙台名物。

 

●「笹かまぼこのポーズ」・・・おなかの肉を指でつまみ、はいっ、笹かま!

 

●   「ホヤのポーズ」・・・ホヤは海のパイナップルと称されるので、髪をかき上げてパイナップルの葉をイメージ。なかなか綺麗なポーズで私のお気に入り。

 

鮮やかな紅色の殻とオレンジの身…ホヤは澄んだ三陸沿岸特産の“海のパイナップル”。古くから強精効果があることから保夜の字が当てられ、酒の肴などに珍重される。

 

●   「楽天イーグルスのポーズ」・・・鷲の格好をする

●   「ベガルタ仙台のポーズ」・・・サッカーの格好をする

 

●「萩の月のポーズ」・・・バニーに扮し月のウサギをイメージ。月とウサギの語呂合わせ。

 

 以上の作品に、私が多少の改良と、そして新作を加えた。

 

●「笹かまのポーズ」Part2・・・掌を笹かまに見做してかぶりついてもらう

 

●「ホヤのポーズ」Part2・・・「あっ、ほや!」と言って、間抜け顔をする。

 

ちなみに、ホヤのことを知らない踊り子さんが多い。ホヤは海底の岩礁に着生する原索動物で、古語で寄生することを「ほや」といったことからこの名が付いたといわれる。ホヤはイボイボのある丸い殻で被われ、色や形から「海のパイナップル」と呼ばれている。独特の香気と苦み、甘みがあり、一度食べたら忘れられない珍味で、晩春から初秋、特に初夏が旬で最もおいしい。この季節になるとホヤの肉質も厚くなり、においも薄くなりいちばん食べやすい。ホヤを食べた後、水を飲むとその水が甘くなるというから不思議。

以上が一般的な解説だが、そういう私も学生時代、実際にパイナップルの味がするのかと思って食べたら、生臭くって吐きそうになった。それ以来食していない。。。

 

●   「萩の月のポーズ」Part2・・・バニー・ルックでなくても、指で丸の形を作り(マネーのポーズ)、それを萩の月に見立ててパックン。

 

「萩の月」は本当に美味しい。菓匠三全が誇る銘菓。カステラの中のカスタード・クリームの食感は他の類似品の追随を許さない。最も喜ばれるお土産品だ。

 

閑話休題(その1)。「萩の月」は私もよくお土産に買って帰るが、子供達が喜んで言う。

「お父さんがハゲの月を買ってきた!」(違う!違う!  ハゲではない、ハギだ!)

 

●   「かもめの玉子のポーズ」・・・横向きでしゃがみ鳥の格好をする。左手は指先をすぼめ嘴の形にして口先に添え、右手は玉子をイメージして拳を握りお尻に添える。

 

閑話休題(その2)。私がよく買って帰るお土産として「萩の月」の他に、銘菓「かもめの玉子」がある。しっとりとほくほくの黄味餡をホワイトチョコレ-トで包みあげた風味豊かなお菓子。製造はさいとう製菓。私の子供達にも人気がある。これは南三陸の名物で、日本三景の松島でもよく売られている。

そういえば、松島でよく見かける風景として、遊覧船を鴎の群れが追いかけている。これは船尾からお客が餌をばら撒くからで、その餌は船内で売られているカッパエビセン。ふつう店頭では30円位で売られている小さい袋なのだが船上では確か150円と高い。しかし、船尾に集まる鴎の群れはまるでヒッチ・コックの映画「鳥」を思い出させるほど凄い迫力。ただ人間には危害を加えないから大丈夫だよ~。

 

●   「かもめの玉子のポーズ」Part2・・・

最初に踊り子さんに「かもめが卵を産む格好をして!」と言ったら、分からないわよ~と言われてしまった(笑)。たしかに私にも分からない。

佐藤美砂さんにどうイメージする?って聞いた時、卵のように丸くなったらどうかなとポーズをとってもらったが、これだと顔も隠れてしまった、ははは。

長谷川凛さんのステージを観ていて、彼女のきれいな足が鴎の羽に見えてきた。そこで、Vポーズの状態で足を鴎の羽のように曲げてもらい、握り拳をあそこに当てて鴎の卵をイメージした。これはなかなか工夫されたポラ・ポーズだと自分なりに悦にふけった。

椅子の上でやると飛んでいるイメージがアップして更にGOOD。

ちなみに、前日に引き続き「かもめの玉子のポーズ」をやったため、凛さんから「太郎さん、会社でこんなことばかり考えてちゃダメよ」と言われてしまった。確かに会社でよくお土産を頂くが、間違っても女子社員に「かもめの玉子のポーズをやって!」なんて言ったらセクハラだよなぁ~と思ってしまった。笑。

 

●「ずんだ餅のポーズ」・・・ほっぺをぷ~っと膨らませ、掌をくの字に曲げ、左右の頬に添える。ほくほくとした餅をイメージ。

  ずんだ茶寮のずんだ餅もお土産に人気がある。枝豆をブレンドした餡と、宮城の餅米「マヤコガネ」が風味豊かな味わいを醸し出している。

 

●「伊達政宗のポーズ」・・・眼帯をイメージして人差し指を片目の上に置くポーズ。

かんなさんが仙台ロックにて日本刀を持って日舞を踊ったときは、刀を片目の上に置いてもらった。なかなかよかった。まぁ、このポーズ自体は簡単なものだが、踊り子さんの中には「伊達政宗って仙台の人なの」という方もおり、伊達政宗を知らなかったりする。(汗) NHKの大河ドラマ「独眼流政宗」で有名なはずなのだが・・・。

 ちなみに、どちらの目に眼帯をしているか分かりますか? 答えは右目です。

 

●   「支倉常長のポーズ」

  伊達藩で二番目に有名な人物というと支倉常長になり、彼は歴史の教科書にのってます。しかし、伊達政宗を知らないようでは、伊達藩の支倉常長の名前を出しても知名度ゼロかな。彼は私の通勤途上に支倉常長メモリアル・パークがあり、毎朝彼の銅像を見ているが、彼に一言。

あなたの知名度は踊り子さんの間ではきっと低いですよぉ~

 

閑話休題(その3)。少し、私の日本史の知識を披露すると・・・。支倉常長は,伊達政宗公の命をうけてローマ法皇に謁見した初めての日本人。その目的は,スペイン国王に会ってメキシコとの直接貿易の許可を得ることと,ローマ教皇に会って仙台領内での布教のため宣教師の派遣を依頼することでした。すでに徳川の世でしたが,メキシコとの貿易を望む幕府側との利益も一致したため,幕府も認めた正式な外交使節団でした。7年という長い年月をかけ苦労して帰国したにもかかわらず、その時には幕府がキリシタン禁令を出し取締りを強化していたため、洗礼を受けて帰ってきた常長への待遇は冷たいものでした。その当時、太平洋・大西洋の二大洋を横断した人はなく,常長は現代なら一躍ヒーローだったのに残念です。その上、政宗公の命は実は海外への軍事協力依頼であるとの説もあったため,稀代の功臣ともいうべき常長は事実上歴史から抹消されることになったのでした。彼は今のメモリアル・パークのある大郷町という田舎でひっそり余生を送ったと云われます。

 

彼のポーズをどうしようか?  クリスチャンなので十字架をイメージして、胸の前に十字架を組む。。。あれっ、ウルトラマンみたいだなぁ・・・

 

●   「青葉城のポーズ」 ・・・城をイメージ。頭の上に屋根をつくる。

武士が二人登場したついでに、お城を考えてみたいが、う~んん、まだまだ工夫が足りないなぁ・・・

 

●   「松島のポーズ」 ・・・立って、松の木をイメージ。

腕をきれいに枝にみせるのがポイント

  ただ、どうも味気ないポーズになりがち。こんど門松の飾りでも持ってきて、踊り子さんに持ってもらい「わたし待つわ~♪」と歌ってもらったら受けるかな。。。

 

●   「ふかひれのポーズ」 ・・・気仙沼のふかひれは高級品。

両耳に手を添えて、魚のひれをイメージ。

  仙台港はリアス式三陸海岸の南端に位置しており、海のものが豊富。先ほど、ほやの話もしたが、もう少し、海のもの、魚と貝を紹介しよう。

 

●   「金華サバのポーズ」 ・・・宮城県牡鹿半島の先端に金華山がある。その周辺は寒流と暖流がぶつかる魚場で、そこで獲れるサバは身がしまっていて美味しく「金華山のしめサバ」として有名。

しめ鯖からイメージすると、・・・首を絞めてギョっと舌を出すポーズ。

ああ・・・ダメだ! イメージが悪い。最近、発想が貧弱になってきているぅ~

 

●   「生牡蠣のポーズ」 ・・・口では言えない? ははは、女性の性器をイメージ。

最初は、あそこのアップでも撮ろうかと思ったが、エロポラは撮らない私のポリシーに反するので、Mポーズの状態で股間に両手を添え、両掌で牡蠣が開いているポーズをしてもらう。

実は私は生牡蠣は食べれない。でも、ストリップを見ながら、こちらの生牡蠣は食べたいなぁ~と思うことはたびたび(ははは、笑)

 

●「長なすのポーズ」 ・・・仙台長ナス漬けは有名。この茄子は、その昔、伊達正宗が朝鮮の役に出陣した折、博多に立ち寄り長なすを持ち帰ったものだといわれている。果実は黒紫色で細長く、先端は尖っている。

ちなみに、こちらは男性の性器の形に見えてしまった。私の発想も品がないなぁ~(笑)

長なすは細いから、指に見立てて、人差し指をパックンと咥えてもらうポーズなんかどうだろうか。

佐藤美砂さんから「このポーズどこかいやらしいわね」とポラ・コメントされ、また長谷川凛さんに後でこのポーズの解説するねと言ったら「太郎さん、なんかいやらしいこと考えているでしょ?」と言われドキッとしてしまった。

そうそう、広瀬あいみさんが一本漬けのイメージで、頭の上に両手を合わせ筍(たけのこ)状の格好をしてくれたが、これはなかなかいい発想。。。

 

●「小岩井農場のポーズ」 ・・・小岩井農場は仙台から北に少し行った岩手県南麓(岩手郡雫石)にある有名な牧場かつ観光地である。ここは仙台名物とは云えないのだが、・・・

  UKさんが仙台ロックにのったとき、あまりにも美乳だったので感激ついでにこのポーズが思い浮かんでしまった。彼女に、おっぱいを出してもらい牛の格好をしてもらった。ホルスタインをイメージ。帰ってきたポラのコメントに「これ、なんのポーズでしたっけ?」・・・このとぼけたところも彼女の魅力である。

  長谷川凛さんがどうしてもこのポーズがやりたいと言っていたなぁ・・気持ちは分かるが・・うむむ

 

●   「荒川静香さんのポーズ」 ・・・仙台が生んだ金メダリスト荒川静香さんのポーズ。もちろんイナバウアーとなる。

閑話休題(その4)。荒川さんは鎌倉生まれですが、1歳4カ月の時に父の仕事の都合で仙台に越して来たので、完全に“仙台っこ”です。地元スポーツ名門校・東北高校を卒業し早稲田大学に進みますが、それまで仙台で育ちました。そのため、トリノ・オリンピックで金メダルを取ったときに盛大なパレードがあり県民栄誉賞が贈呈されました。

 

●   「仙台七夕のポーズ」 ・・・仙台といえば仙台七夕、だからこそ綺麗なポーズにしたいとずっと思案しているがなかなかいいのが思い浮かばない。

ひとつ、七夕に願いをかけるポーズを考えてみた。左右の指で二と五を立て(合わせて七夕の七を示す)両手を合わせながら星にお祈りをする。横向きがいい。イメージとして悪くはない。

他にも織姫と彦星の出会いをイメージして左右の親指と小指を合わせるポーズはどうか・・・ロマンチックなのがいいなぁ

 

●   「仙台のポーズ」 ・・・一番踊り子さんに受けるのがこの究極のポーズ。

千円札を両手でつかみ胸の前にかざして、はいポーズ。「千円だい!」と言った瞬間に踊り子さんは笑ってくれる。

この千円は、仙台名物ポーズをいろいろやってくれた卒業証書みたいなもの。

 

 

 と、まあ、暇にまかせいろいろ考えることが私自身も楽しい。

 まだまだ試作段階で工夫の余地があるのもあるし、仙台七夕、光のページェントなど思案中のポーズもある。他にもいい案があったら誰か是非教えてほしいものだ。

 なによりも踊り子さんが面白がってくれるのが嬉しい。若林美保さんや佐藤美砂さんのように一緒に考えてくれる過程も楽しいし、長谷川凛さんのように受けてくれると遣り甲斐もある。かんなさんやDX歌舞伎の白雪恋叶さんのように乗りのいい子は「次はどんなポーズ? これで仙台ポーズを完全制覇したことになるの?」といって、楽しんでくれた。せっかく仙台ロックにのったからには、お土産のひとつにでもしてもらいたいもの。

なんであれ、女の子に楽しんでもらうことは男冥利に尽きますなぁ・・

 

                          仙台ロックにて