『矢島愛美メモリアル』 ~はるばる福山へ~

<福山第一劇場(2008.12.11~12.20)>

 

 

●   サプライズをプレゼント!

 

DX歌舞伎で、次の福山第一劇場への公演を告げられたとき、行くのは無理だと思った。

だから、愛美さんに変に期待させたらいけないと思い、「残念ながら福山には行けない」と伝えた。

しかし、前より大阪・京都遠征を経験して多少の遠征は可能であることを知ったので気持ち的には無理しても行ってあげようと思っていたし、なによりも、これまで一週も欠かさず応援に行って、このメモリアルを書き続けてきた執筆者としては今年最後の公演を欠にしたくなかった。

そこで、仕事の調整に入った。予算編成作業の統括責任があったので次の12月の経営会議に付議する予定で進めていたが、金融不安からの経済激変で前提が変わりつつあり、来月にずらす話が出てきた。そのための調整会議を12/15(月)に東京で行うことになった。お陰で、福山行きが見えてきた。

土曜日に東京に移動して、その晩に夜行バスで大阪まで行き、大阪から福山まで新幹線で行くスケジュールを組んだ。帰りも同じルートにすれば、費用的にも安く行ける。帰りは福山を22時16分発の新幹線に乗れば大阪の夜行バス(23時50分発)に間に合う。もしかしたら愛美さんのステージが4回目まで見れるかもしれない。新幹線で当日まっすぐ東京まで帰るとすれば3回目のステージも見れないのでこの方がはるかにいい。まさに一石二鳥。これも翌日東京に出張がはいったためで、仙台だったらこうはいかない。

 

ストリップ仲間の石川さんに、福山行きを話したら、「次の週に若松、そして川崎が決まっているんだから無理して福山に行くこともないんじゃない。交通費がけっこうかかるから、むしろその分を若松でクリスマス・プレゼントするとか、お正月の川崎でお年玉あげるとかした方が愛美さんは喜ぶんじゃないかな」。なるほどとは思ったが、お金より気持ちの問題。最後は、気をつけて行ってらっしゃいと言ってもらえた。

相葉さんに話したら「そうですか、ついに福山行きを決心しましたか。ポイント上がりますよ」と笑いながら言う。別にポイントを上げたくて行くのではない。「会いたいから」・・ただそれだけの理由。愛美さんにどう思われたいなんて打算的なことは全く考えていない。ただ私が会いたいと思うだけ。

「間違っても、途中で気が変わって、広島のロック大会に行ったとか、大阪で東洋に寄ってたなんてことがないようにね。」と笑って付け加えられた。いやぁ~ありえるな~(笑)。

 

 そういうことがないようにと、予め愛美さんにメールを打っておいた。

「福山第一、楽しくやっているかな?
ブログでは劇場外のことが書かれていて、外に癒しを求めているようですね。
楽屋やステージのことの記載が少ないということは・・・やはり・・・

そこで、サプライズさせて頂きます。
明日、福山に行きます。

仕事の調整が付いたこと、月曜日に東京出張が入ったこと、
いろいろあって、福山行きが可能になりました。
安くあげるために東京から大阪までは夜行バスで行き来し、
大阪から福山までは新幹線で行きます。
今晩これから夜行バスに乗り込みます。

DXKのメモリアル、書き上げました。
早く渡してあげようと思います。

初の福山です。
明日会いましょう! 」

 当日12/14(日)の朝、愛美さんからメールが入っていた。

「おはよーございます!

ほんと、サプライズですね(>_<)
まさか広島でお会いできるとは。。
って、もう到着してるのかな?
今日日曜日は13時30分開演です。
3香盤はもしかして初?
すぐ回ってきますよ(笑)
楽しみにしてます。」

 

●   はるばる福山へ

 

前日12/13(土)夜、東京駅八重洲口から23時30分発の大阪ドリーム18号に乗った。最終便は満席だったので一本前の便にした。土曜日のせいか、それほど混んでいなかった。ビールを飲んでそのまま熟睡した。

翌朝、大阪駅の手前で目が覚めた。雨になりそうなどんよりとした天気。愛美さんの気分がこんなんだったら可哀想だなとふと思う。7時頃に着き、大阪駅でお土産を買う。

環状線で新大阪に移動して、こだま号に乗り込む。新幹線の中で、DXKメモリアルを読み返し、手紙を書いたりした。

10時前に福山駅に着く。そのときの様子を愛美さんへの返信メールから、

「メールのお出迎え、ありがとう。
もう到着しています。
ただいま、スーパー銭湯(「ゆらら」と言ったな、面白い名だ!)でさっぱりしたところ。

福山市に着いて、すぐにサウナへ。(夜行バス明けなのでね)
相葉さんに聞いていたのですぐ見つかった。
福山市って、けっこう都会じゃん。。
ところが、10時から清掃で一時間半入れないと言われる。ガクッ!
他に近くにサウナは無し、まんが喫茶も郊外まで行かないと無いらしい。
意外と田舎じゃん。。
そこで近くのスーパー銭湯に変更。
タクシーで移動。タクシー代の方が銭湯代より高いよ(笑)。 」

 

●   初めての福山第一劇場

 

愛美さんからのメールで今日は13時30分開演と確認。相葉さんから、ここの劇場は早朝から並ぶ必要はありませんよと教えてもらっていた。愛美さんへ返信メール。

「劇場は13時半に開演ですか。聞いてて良かった!
今回は早くから劇場前に並ばなくよさそぉ~(笑)  一時間前の開場前には行きますが。

アイストの香盤情報には二人(愛美ちゃんとちさとさん)しか載ってないですが、実際は3人なんですか? 相葉さんが1人は素人さんじゃないの?と言っていたな。 いずれにせよ、3人だと回ってくるのは早いだろうね。

ここも4回公演なの。。。 3人ということは途中に長い休憩が入る?
まぁ、ゆっくり愛美さんに手紙を書かせていただきますね。

終演は何時頃になるのかな?
私は今日、福山発22時16分の新幹線に乗ります。
22時まで間に合えば、4回目ラストを見ていきます。無理かな?
新幹線で東京まで帰ると3回目も見れないと思いますが、大阪から夜行バスだと少なくとも3回目までは応援できますからね。

そういえば、相葉さんが「間違って広島市まで行ってロック特別公演なんか見ていた、なんてことのないようにね」と笑って言っていたなぁ~。
しっかりと福山で降りましたから、ご安心を(笑)

3人公演は初体験。
まったりと地方のストリップ小屋を楽しませて頂きます。」

すぐに、愛美さんからメールが返信。

「お疲れさまですっ

トップは外人さんです! (マコさんという東南アジア系?の外人さん)

日曜日は
一、13時30分から15時15分
二、15時30分から17時15分
三、17時30分から19時15分
四、19時30分から21時15分

ちなみに月曜~土曜は14時始まり22時30分終演、中休憩が一時間入ります。
押して最高一時間だけど、だいたい30分かな、ギリギリラストまで会えそうですね(^^)

相葉さん、頼りになりますね! 」

事前の確認はこれぐらいにして、さて、実際に劇場に足を踏み入れた。

 地方のストリップ小屋とさっき言ったが、とんでもない誤解だった。昔ながらの広くて立派な劇場だ。昔は相当人気の劇場だったのかと思う。今ロック特別公演をやっている広島第一劇場より福山の方が大きいという。川崎ロックを少し大きくした感じだが、客席が大きく、ゆったり作られているので座り心地がいい。

 タクシーの運転手が教えてくれたが、ここの劇場は再開されるまで温泉街に来る劇団などが公演していてお年寄りがけっこう入っていたとのこと。そういわれれば、ストリップ劇場というより演劇場、天井が高いのでむしろ体育館の雰囲気が強く感じられるな。

 大きな盆の前、ステージ真正面に座った。ステージの真上に「ヌードの殿堂 第一劇場が贈る 魅惑の楽園(ラブ裸舞ショー)」と書かれた大きな看板が目に入る。

 

●   Pさんとの再会

 

昼12時に入場し一番乗り。まだ時間があったので外出した。従業員さんが足の悪い方で、私も足が悪いのに気づいたのか、「外出するなら、そこの自転車を使って下さい」と鍵を渡してくれた。すごく優しくて感じのいい方。劇場というのは従業員の態度でかなりイメージが付いてしまうもんだよね。ともあれ、朝から気分上々。「そうそう、ここ従業員さんはとても感じがいい!! 気を使わない感じで、助かります。」と愛美さんも言ってる。

近くの床屋に行って、それからタンポポという中華食堂へ。ここは愛美さんのブログで紹介済みの量が多くて安いランチの店。憂木瞳さんなど踊り子さんの色紙も飾られてあった。気に入ったので夕食もここで摂ったほど。「そうそう!! タンポポは愛美がブログに書いた‘600円ランチ’の場所ですよ☆安くて量があるし、いいですよね。踊り子さんのサインあったの分かりました?ビックリしました!!」

その後、駅前の福山城を見に行く。自転車なのですいすい。最後は劇場近くの花屋に寄って頼んでおいた花束を取りに行き、劇場へ戻る。

 

私が戻ったすぐ後に、なんとPさんが入って来た。お互いビックリ!まさにサプライズ!

「仙台から来てしまいましたよ!」

Pさんは私が買ってきたお土産や花束をちらっと見ながら「いや~情熱ですなぁ~」と言う。Pさんに褒められた気分。

「Pさんは今週何度目ですか?」と聞いたら、今週は今日が初めてとのこと。もともとPさんは土日より平日の方が休みやすいと言っていたから、今日会えたのはほんと偶然。

 愛美さんのブログに、福山初日に手紙付きの花束を劇場に届けた人がいると書いてあったので、てっきりPさんだろうと思ったので尋ねたら「そんな洒落たことはしないよ。花束なら直接手渡すよ」との返事。

 

 その日はPさんがいてくれたお陰で、愛美さんのステージを待っている間も楽しい1日を過ごせた。当日の私の手紙にもPさんのことを話題にしたので、お返事もらったね。

「さっきの手紙にはPたんもそのうち来ると書いたけど、まさか今日とは思いもせず、愛美にとってもサプライズ!! ‘情熱’かぁ・・・うん、そうですね。太郎さんの熱意が伝わってきますよ!! そんなこんなで楽しい時間は早いー!! もう次は3回目かぁ。。初日の届いた花は川崎でお会いし、応援してくれている方で、ブログのコメントもくれていて、次の若松では会えるかもとのこと・・・。会って間もないのにお花郵送だなんてビックリしましたが・・・嬉しいです。Pたんは来ると知っていたので(笑)そんなシャレたことはしないかな(笑)」

 当日は、私とPさんで二十人分の応援はしたつもりだよ(笑)。

 

●   愛美さんの福山模様

 

「福山初乗りのコトを少し。。初日、一時間の仮眠でスーツケースに衣裳にバック、三つの荷物を持ち、タクシーで品川へ。そして、駅弁を買い新幹線へ。お弁当食べたら、一気に眠くなり、気づいたら着いていた感じでした。駅からタクシーに乗り、第一劇場へ。通された楽屋までの雰囲気はちょっと薄気味悪い・・・。階段がやけに急で怖いし、むちゃ部屋があるじゃん。。何じゃココ・・・。けど、個室の中はなかなかでした。畳部屋で窓が広い、大きい鏡が壁にあるっ!! 10日過ごすのに、快適と言える感じだったので安心。お姐さんたちがやって来て、ご挨拶。二人とも優しい感じ。不安はなさそう。(中略)そんなこんなで福山スタートです。」

 

今回の香盤は次のとおり。

 1、マコ(外人さん、タッチ)

 2、ちさと(小倉A級、タッチ)

 3、矢島愛美(ロック)

 

 三人だけの淋しい香盤。しかも、隣の広島第一劇場でロック特別公演が行われているので、かなり客足が悪いと思っていた。Pさんも、どうしても客が広島に流れてしまうので、愛美さんが可哀相だとこぼしていた。

 愛美さんの手紙にこうある。

「メールで心配してくれていましたね。ありがとう。舞台について、というかお客さんが平日は五人、うち半分が寝ていたりするので・・(笑)ブログに書く程のネタがなかったのです。メンバーについてはロックが1人だし、仲悪いコトもなく気も使わないですが、個室なのでホント1日で会う機会がないのです(笑)。特にマコさんは1日1回も顔合わせない日もあるくらいで、フィナーレがないからみんなバラバラと部屋を出入りしてます。ビックリするのが、個室が10部屋くらいあること。昔は人がたくさんいたのか、とても広い部屋。トイレも三つ(一つ使えない・・)、各部屋もちょっとした民宿と言えるくらいの広さと思います。東洋より広いかなっ。和室で、窓は広いのでまず起きたら青空を見上げられる、とてもいい場所と思います。近くに薔薇の公園、駅前はわりとショッピングできますね。人が恋しくはなりますが、精神的に病むようなコトはないですから安心して下さい(笑)。」

 ブログにも、薔薇の公園のことや月を眺めたことなど外に癒しを求めていたので、楽屋やステージはおおよそ想像していた通りだった。

 しかし、愛美さんは持ち前のプラス思考で楽しく対処しているようなので安心した。

「広島県にいるんですねぇ・・・私たち(笑)。今年は海外に一度も行けず残念ですが踊り子を始めたお陰で、仙台、京都に大阪、そして広島に来ることができ、普通の人よりも楽しい仕事ができている気がします。十日間で次の新しい場所へ行けるんですもんネ。まるで国内旅行にあちこち行っている気分。特に仙台は超がつく楽しい場所なので・・。」

 

●   愛美さんのステージと成長

 

「問題は出し物だあ・・・と苦戦してました。なんと、ここは持ち時間が長く、ポラが売れないけどポラ曲をカットしないから、なんとか時間を延ばすしかない・・・。とりあえずベッド曲をデラカブ中に決定。1日で歌詞振りを付け、なんとか決めたのです(笑)。急で相談する間もなく1曲まるまる追加でほぼぶっつけ本番。とりあえず、デビュー作の鍛えが今になって役に立った感じです。16日以降に由季姐さんが福山に来るかも!? なので、それまでキチッとしなきゃヤバイッ怒られる?(笑)」

今回は3人香盤なので、持ち時間が長く、そのためベッド曲を1曲追加したと愛美さんから聞いていた。そのための振付も自分で考えたと言っていたので、どんなものか興味津々だった。

曲が流れた瞬間、なんと私の十八番、EXILEの『ただ逢いたくて』でないか・・。思わず口ずさみながら、じっとステージを見詰めていた。自然な振付で、気持ちがこもったいい演技。

そう、私は、愛美さんにただ逢いたくて、ここ福山までやってきた。そして、そのことに自分なりに十分満足している。

「‘ただ逢いたくて’知っていたんですね。しかも歌っていてマスターしてる~!!  十八番なんだ(笑)たまたまCDショップで目に止まったんだけど、バラードだしEXILEは使ってみたいと思っていたので。合っていると感じてもらえてホッとしましたー!!」

 

1回目のステージは10人弱の客がいたが、2回目のステージが始まる時には、私とPさんの二人、あっもう1人いた。3人でスタート。日曜日というのに、なんてこった!

私としては貸切り状態。愛美さんを独り占めできると思えば、悪い気分ではない。仙台ロックでは私は何度も踊り子さんと二人っきりになったことがある。愛美さんと一対一にならないかと期待したこともあるが(失礼!)現実はまだない。もしかしたら福山で実現するのではないか・・・と思い気や、ベッドショーから若い客が数人入ってきて、10人くらいの人数になった。

ポラの時、愛美さんが「スタートしたとき、あれっ、太郎さんとPさんしかいないっ!と思ったの。二人がいなかったら大変だったわ。実は今週2日目にお客が1人もいなくて流れたことがあったの。あれで随分凹んじゃったのよ」と話してくれた。

愛美さんは、その時の様子と気持ちを刻銘に手紙に書いてくれた。

「2日目、2回目のちさと姐さんが終わった後、客数ゼロになりました・・・。そして従業員さんの『流すぞ!』という声・・・。ちさと姐さんに聞いて初めて意味を知りました。一応、途中から人が入ってくるかもしれないし、ということで裏で1人踊り、タイミングに合わせて、着替え、準備はOK、いつでも入ってきて・・・そう思ってましたが、そのまま終了・・・無言で部屋に戻ってきました。そこで、福山に来るまでのことを思い返しました・・・。正直、5人いていい方と行く前から聞いていたし、遠くまで行って、それで行く意味あるの?と思っていました。その安易な考えの罰だったのでは・・・と今では思っています。そして翌日、公園にてリフレッシュ、『福山に呼んでくれてありがとう』と薔薇と共にお礼をし、このリフレッシュのためにこの土地へ来たのかなとプラスの方に考えを変え、帰宅。その日の3回目後にあの、良き相談者にTELをしたんです。で、向こうがいきなり大声で『フレーフレー愛美!! フレッフレッ愛美~!!』って言ってきて・・・。やっぱりそんな応援されてると思うと嬉しくて、安心してどっと涙が出たんです。『こっちで頑張ってるから、頑張ってね!!』って・・・。気持ちがとても上がり、ウキウキして、よし頑張ろうと思った矢先、なんか凄い音!? いや声だー!! なんと団体が入ってきている様子。まるで宴会騒ぎ(笑)最初、ゲゲッと思ったんですが出てみると明るい会場、手拍子もたくさん、笑顔がたくさん・・・。ほんとこの会場がまさかの満員!! とても楽しい気分になれました。ベッド中に若者が『キレイ・・』と声を出していたり、幕が閉まってから『いやー良かった!!』って聞こえて、ほんと温かくなった。気持ちの問題もあるけど、よき相談者からのプレゼントだって思えたんです!! いつもTELして話したりするといいことあるので♪」

こんなまったりした劇場でも楽しくやらないといけない。

 どんなときでも気持ちを高め、精一杯ステージを努める。。。とても大事なこと!

今回の福山を通じて、またひとつ愛美さんも成長したのではないかな。

 

 福山公演の後半に、広島原爆ドームを初めて見に行ったことがブログに書かれていた。これを読んだとき、じ~んとするものがあったよ。

「今でこそ、こんなあいみでも東京から広島へ来れてるけど、
当時は移動も大変だったんだろうなぁ。
好きな人が東京にいたら。。会いたくても会えない。
東京にいる相手は、広島で原爆が落ちても安否すら確かめられなかったと思う。
たくさんのカップルがはなれ離れになったんだね。。
さみしがりなあいみは、一日連絡がないだけでいじけて、会えないとすぐ泣いたりするけど、そんな自分が恥ずかしくなった。
だって、愛する人が生きているだけで、幸せなんだもんね!
家族に友達、自分に関わってくれるみんなが、今平和な日本にいる。
当たり前に感じる毎日が、決して当たり前ではないんだと考えさせられた。
それと、ご先祖さまにも感謝したい。
命が今ここにあること、すごい幸せだよね。
原爆により、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。」

いろんなことを感じてきたようだね。

 そして、いま、こうして好きなステージをできることがどんなに幸せなことか、改めて感じたようだね。

 福山は、これからのストリップ人生にも、いや愛美さん自身のこれからの人生において、とても大切なことを教えてくれたね。ブログには愛美さんの成長を感じさせる素敵なフレーズがたくさん載っていた。私が気に入ったものをあげてみるね。

「人に与えられた平等なものは、唯一時間だから☆
自分時間、使えるだけ使いたい。
ゆったりした時間も、たしかに福山ならではかもね。」

「これからもっと成長して、今を笑い飛ばせる人間になりたい。」 そう、その意気!

 

●   愛美さんを独り占め気分

 

ここ福山第一は毎週土曜日にビンゴ大会があるようだ。受付の壁紙にビンゴの景品名が載っている。劇場招待券、踊り子さんの私物・・あれっ、「⑨矢島愛美独り占め権」って何だろう?

気になったので、愛美さんに手紙で尋ねた。返ってきた答えに絶句!

「福山4日目、土曜日はビンゴの日でした。何?と聞かれたので答えますが・・・独占権とは・・・バスタオル一枚を当選者がかぶり、女の子がM字になってそこにタオルをかけて、ペンライトで3分?くらい照らして独占できるというもの。聞いた時、思わず『ロックの姐さんもやってることなんですか?』と言ってしまった・・・。だって本音はイヤですよー。プライベートでもそんなコト未経験だし(笑)てか、めちゃ恥ずかしかった・・・。ビンゴの日はそういうのが好きな方が多いのか人が多いですね~。」

 えぇ~っ!そんなことをさせるの!! いくらなんでもそれは・・ないよな。当選した奴が憎らしいよ~ 俺もやりたい!(あっ失礼、つい本音が・・笑)

 仙台ロックのパンプレ企画の比ではないな、これは。考えると鼻血が出てくる。

 しかし、3分というのはあまりに長過ぎ。30秒、いや10秒でも十分か。

 なんかショックが大きく、ラウンジにいたPさんに、独り占め権というビンゴ景品の話をしたら何のことか知らなかった。Pさんはロック特別興行しか来ないのでビンゴ大会は参加したことないという。従業員に聞いたということで、この話をしたら「そりゃ、いかんなぁー」と言っていた。私と同じ気持ちだ。

 

 嫌な思い出かもしれないので、この話はこのくらいにしておいて、・・・

 今回の福山は、私自身、愛美さんをいっぱい独占できた気分。

 ステージでは1曲ベット曲が多いこともあり、じっくりステージを眺められた。

 ポラ・タイムでも心もちゆっくりと会話。

 お客が少ないから、オープンでは今までで一番多く観賞でき(にこっ!)、いっぱいコーフン!

 なんと言っても、手紙の文量が多いのが嬉しい。いっぱいお喋りできて感激☆ 合わせて、休憩中のかなりの時間をかけて私のために手紙を書いてくれたんだなぁと感激☆

 愛美さんから「踊り子の数が少なくて退屈しませんか?」と聞かれたけど、とんでもない。私は他の踊り子さんのステージは全く見ずに愛美さんへの手紙書きに没頭していた。そして時間が余ったら、このメモリアルの執筆にかかっていた。だから、これまでのように他の踊り子さんのステージを見なければならないという義務感はなく、一日中大好きな愛美さんだけに時間を費やせることにこのうえない充足感を覚えた。

 日曜日だけど、独り占め権が当たったような気分になっていたよ(笑)。

 

 3回目は地元の若いお兄ちゃんが入ってきて、10人くらいいたかな。私の熱心な応援、手拍手、さらに「ただ逢いたくて」を口ずさんだりしているのを物珍しく見ていたなぁ。

 4回目ステージはPさんと関東でよく見かける地元の方、計3人で愛美さんを応援した。愛美さんにとって、Pさんと私がいるだけで20人分の応援にはなると思う。

 ラスト・ポラで花束を渡す。近くの花屋さん「しみず」で、かわいい感じにまとめて下さいとお願いしたら、ピンク主体にいい感じに仕上げてくれた。その晩のブログに、その花束との素敵な写メが載っていて感激した。ブログに、こう記されてあった。

「帰宅して、いただいた花束と写メしたよ。

リボンにタンバリン、それから見えない手(笑)
車で何時間もかけて、
夜行バスに新幹線で駆け付けてくれて、
ありがとう!!
その気持ち、ストレートに受け止められた。
たくさん胸に響きました。
ありがとう、
ありがとう!!
また明日から、笑顔のあいみを約束するね☆」

 

●   福山を振り返り

 

新幹線の中で、若い頃に北九州から仙台まで好きな子に会いに通った記憶が蘇ってきた。また今の女房とも東京と秋田を何度も往復した。24~25歳頃の遠距離恋愛、まさに私の青春だが、この歳になってもあの頃と全く同じ気分を味わっている。すべて愛美さんのお陰だ。こんな青春気分を味わわせてくれる愛美さんに感謝の気持ちでいっぱいになる。

 

ストリップの遠征というのは、踊り子さんと自分にどんなに距離があっても、それは応援の障害にはなりませんよぉ~というファンの強い意思表示だと思う。だから遠征すると距離という障壁を乗り越えた達成感みたいなものが漲ってくる。

今回は、仙台から福山、おそらく日本列島の半分を往復したことになる。

そして、全く見知らぬ土地に立っている。「広島県にいるんですねぇ・・・私たち(笑)。」「太郎さんと今年はもう会えないと思っていただけに、嬉しいです!! しかも広島で!! 初めての福山、初めての広島ですか? 愛美は広島県が初めてなのでけっこう楽しいですっ。」という愛美さんの言葉が実感となって迫ってくる。

踊り子さんにとっても、長い時間、多額の費用、惜しまない労力をかけて自分に会いに来てくれて嬉しくないはずがない。愛美さんは満面の笑顔で迎えてくれた。私はその笑顔が見たくてやってきたのだ。

愛美さんは私が会いに行くたびに、喜びを惜しげもなく表してくれる。いつも、喜びと感謝の気持ちに満ち満ちている。

 今回もラストの手紙に感激した!

「ここまで来てくれて、ありがとう!! デビュー週からホント一週も外してない・・スゴイ!!」

愛美さんにこう言ってもらえて、福山に来て本当によかったぁ~

 

はるばる福山へ。

また、メモリアルに素敵な思い出を書き残せて、幸せこの上ない!