今回は、ロックの踊り子、矢崎茜さんのステージを「ルパンは観客の心を盗めるか」という題名で観劇レポートします。
新春のライブシアター栗橋。H26年1月11日(土)、ロックの矢崎茜さんのステージを観るのを楽しみにやってきた。
茜さんとは、なんとなんと一年半ぶりの再会となる。これだけ会っていないと、お互い変わっていてびっくりしないかなと一瞬不安になる。(笑)
その心配は杞憂にすぎなかった。茜さんは相変わらず美しく、ショートヘアがよく似合う表情(かお)に漂う色香は増々磨きがかかり、女度がアップしていた。これまでいい仕事をしてきたんだろうなと分かる。私は終始、その美しい色香に酔いしれていた。
当日は二個出し。
1,3回目ステージは「日舞ロック」。お正月らしい着物の出し物。
最初に、すてきな着物姿で登場。着物は留袖のようにしっとりした黒をベースにした色合いなのだが、白い帯の華やかさが全面に出ている。足袋を履き、華麗に踊る。
次に、着物を脱ぎ、襦袢風の軽装になる。紫がベース色なのだが、肩の部分と足元の裾の部分が白地に金色の桜の花びらが描かれる。帯は水色と紫でカラフル。軽やかに踊る。
それも一旦脱ぎ、赤い襦袢へ。更に、それも脱いで、先の紫の襦袢をまた羽織る。
そして、黒いロングブーツを履く。着物とロングブーツの採り合せとは斬新だね!茜さんらしいね。そのままベッドへ。
2,4回目ステージは「ルパン」。
有名なルパン三世のテーマソングに乗って、目が覚めるような真っ赤なダブルのスーツ姿で登場。赤の中に黒をポイントして置く。黒いシャツを着て、黒い帽子を小粋にかぶり、黒い靴を履く。たまらなく恰好いい。
軽快に踊る。足も高く上がっているし、回転系もうまく決めている。
次は、黒い下着のうえに、キューティハニー風に赤い衣装を身体にぴっちり密着させる。
最後に、黄色をベース色にしたスリップ姿。黒いヒレが胸元から伸び、蛸足のようにスカートに流れる。ビストルを持って裸足のままベッドへ。
近くで見ていて、マニュキュアの素晴らしさに目を奪われた。手の爪は白地に銀で模様を積み上げられている。足の爪はブルー。
どちらの作品も流石という内容。茜パワーは健在でした!
平成26年1月 栗橋にて
『ルパンが盗めなかったもの』
~矢崎茜さんの演目「ルパン」を記念して~
ルパンは、峰不二子にぞっこんでした。世界中の財宝を彼女にプレゼントしてもいいから、彼女のハートを射止めたいと思うほどです。
しかし、峰不二子は、愛に縛られるのは嫌いで、自由を欲するタイプ。でも、愛されるのは大好きで、美しいと称賛されるのは大大大好きでした。しかも、一人の男性から愛されるのではなく、たくさんの男性から愛されることを望んでいました。
いつしか、峰不二子はストリッパーになっていました。
煌びやかな衣装を身につけ、自分の美貌に男性の目を釘付けにするストリッパーという仕事は天職と感じました。
それを聞いて、ルパンは驚きました。
ルパンは不二子を自分だけのものにしたかったので、多くの男性の目に不二子の裸体を晒(さら)すことに我慢ができません。ルパンは不二子に相手にされないことは分かっていましたが、ストリッパーになった不二子のことが気になって仕方なく、とうとうストリップ劇場に足を運んでしまいました。
なんと、不二子はルパンのテーマ曲にのって、ルパンを演じていました。目が覚めるような真っ赤なダブルのスーツ姿で登場。赤の中に黒をポイントして置く。黒いシャツを着て、黒い帽子を小粋にかぶり、黒い靴を履く。たまらなく恰好いい。不二子はルパンの気持ちに応えられない想いをその演目に込めていました。
ステージがクライマックスになり、不二子がステージで衣装を脱ぐ。ルパンの目は不二子のヌードに釘付けになりました。
不二子のヌードは、たくさんの観客の熱い視線を浴びて輝いていました。まさに、ビーナスの輝き、ダイヤモンドの輝き。それは、不二子の美しさは沢山の男性のLOVEビームにより高まり、ルパンという男性一人の檻の中に納まりきれないことを示していました。
ふと、周りを見たら、あれあれ、ルパンの仲間の次元大介と石川五ェ門もちゃっかり観に来ています。また銭形警部も仕事にかこつけて観ていました。みんなが不二子の美しさにうっとり見とれていました。
ルパンは思いました。
「わたしは世界中のどんな財産・秘宝をもこの手で盗むことができたが、たったひとつ、不二子の心だけは盗むことができなかった。」
おしまい

