TSの小森ななさんとのドラマ「縁を紡いで」をまとめました。

 

 

  小森ななさんはH23年9月頭にTSでデビュー。

 デビュー初日に会社帰りに寄り三回目ステージを拝見。おっ!かわいい♡ 宣材ポスターよりずっとかわいいので、私は一目でハイテンションになる。

ただデビュー初日でかなり緊張していたのか、顔がこわばっていた。宣材ポスター通り少し吊り目っぽいので、きりっとした美人顔。怖い顔をした美人さんは近づきがたいかなぁ~と思っていたら、ベッドが終わり舞台中央に戻ってステージが終わる瞬間、たまらないほど愛らしい笑顔で振り向く。目が逆U字になっていて、まるで別人のよう。緊張から解放されてさぞかしホッとしたのだろう。

 きりっとした美人顔も、かわいい笑顔も、私はどっちも好き♡ ななさんというキュートな美少女に私は一目でまいっていた。なるほど美少女のはず。彼女は、宮坂レイアさんやあいかわ優衣さんと同じ事務所に所属している。「事務所はDuoエンターティメントですがAVは出てないです。」「レイアちゃんは優しくて大好き。優衣ちゃんは会ったことないーっっ」 ななさんを気に入り結局デビュー週は六日間通った。

 次の出演は一カ月後の10月頭の池袋ミカド。私はななさんに会うのが待ち遠しく初日から通った。二番手なので、木更津から向かうと三回目は間に合わず、最後の四回目ステージしか観られない。それでも皆勤ペースで通う。残念ながら五日目は残業でアウト。「昨日は心配しちゃっいましたー。でも今日は間に合ってよかったです。来て下さってありがとうございます。」結局七日目まで六日間通い、七日目が一足早い私の楽日となる。「ミカドでは急に太郎さんの楽日になってしまいましたね」

 私はななさんに会うたびに、彼女のチャーミングさにどんどん惹かれていった。ちょうど同じ時期に、Duoエンターティメントから穂積あおいさんもTSデビューして、二人が注目株になっていた。二人が仲良しで、私のことを話しているようだった。私が二人のことを手紙に書くと「あおいちゃんは同じ事務所。褒めてくれて嬉しい」といった感じ。

 

 その次の出演はまた一カ月後の11月中のTS。この週は三日間しか会いに行けなかったが、ななさんと仲良くなるうえで決定的なドラマがあった。

 私は中日11/15(火)に初めてTSに行く。「今週は来てくれないのかなぁ~と心配してました」とかわいく言われる。顔を出すのが遅くなってしまい申し訳ない。

 次に11/18(金)に会社帰りに寄る。四回目のポラのとき、ななさんから「昨日、お姉さんと太郎さんの話をしたんですよ」と話しかけられる。私はてっきり同じ事務所のレイアさんか優衣さんと話したのだろうと軽く受け流した。そのため、ななさんが「私のお姉さんのこと、興味ないですか?  元ロックの踊り子さんで、太郎さんのことを大好きなんですよ」これには驚いた。すぐに「実のお姉さんなんですか。是非、後でお名前を教えてね!」と言い返した。ななさんはニコッと微笑む。

 その晩ずっと考えた。最近辞めた踊り子さんで、しかも私と仲良しの方、妹であるななさんのイメージから浮かぶ方を数人ピックアップした。けっこう悩んだ。

 翌日11/19(土)は朝から入場。早速、長い手紙を書いた。お姉さん候補として五人ほどの名前をピックアップ。「いろいろ考えたので当たっているかどうか教えてね」と渡す。次の回、残念ながら全員外れですと言われる。

ななさんのポラタイム一回目、昨日の預けポラに書いてあった「うちの姉は名前は秘密ですが、6,7年前にスト辞めちゃった。」とのヒントが大きかった。私は常時持参しているパソコンで私のストリップ日記を検索。H16、H17年頃に辞めた方で、私と仲良しだった方を20名ほどピックアップ。名前を眺めながら、ななさんのイメージに一番合っている方は・・・豹香さんだ~!とピンと来た。

次の二回目に「もしかして豹香さんですか・・」と手紙に書いたら、次の三回目のポラに「とうとう正解が出ました、笑。」との回答。「姉は年が離れていますがたまーにブログに名前を出しておりますよーっ。もう辞めて長いので、今はふつーの人ですよ。」たしかに10歳以上、歳が離れている。

 

 豹香さんの名前が出てきた瞬間、懐かしさが込み上げてきて、無性に豹香さんに会いたくなった。

 豹香さんは、私がストリップに通い始めた13年前に既にデビューしていた。私は当時ストリップそのものに感激していたので、沢山いるロックの踊り子さん全てを気に入り、その一人として豹香さんのステージを拝見していた。特定の踊り子さんに偏って応援することもせず、万遍なく全ての踊り子さんのステージを観劇していた。あくまで観るのが主で、たまにポラを撮るくらい。最初はエロポラも撮っていた。

 ところが、五年目を迎えた頃から、私のストリップの観方が急変した。踊り子さんを応援する手段として手紙の存在に気付く。手紙なら、踊り子さんとのコミュニケーションも可能で、仲良くなれる可能性が出てくる。手紙により心を開いてもらい、心の触れ合いもできる。手紙は一気に私と踊り子さんの距離を縮めた。

 改めて、手紙を通じて、私はストリップ・ファンとして成長を遂げたのだと実感する。ストリップの楽しみは観劇だけではなく、究極は踊り子さんと親しくなり楽しい時間を共有することにあるのだと感じた。そのために手紙は大きな武器になった。

 私はお気に入りの踊り子さんである豹香さんに手紙を渡してみた。最初は反応がなかったが、何度目かで返事があり、私を狂喜させた。豹香さんに夢中になり追いかけ始めた。ところが、すでに豹香さんは引退を決めていて(腰痛がかなりひどかったようだ)、仲良くしてもらった時期は半年もなかった。豹香さんは私の童話を特に気に入ってくれた。「すごい良いお話読んでとても心が晴れました。文章がとても上手いので読みやすいっていうのもあるのですが、お子さんのお話は「凄く良いナァ~」って思いました。子供ってよいですね。素直だし純粋でかけがえないですね。とても良いお話をいつもありがとうございます!!」「良いお話読んで切なさと満足感でいっぱいになりました。もっと太郎さんの童話全部読みたいけど関東へは浜劇がラストになると思うので、もう読めないのか--↓と思うともっと×2読みたくなります。」

 最後に頂いた手紙はかなりじーんと来た。「太郎さんのお手紙大切な思い出です。太郎さん、若松からお手紙いっぱいありがとう!!」 最後の言葉は今でも心に残っている。「今も大切だし、過去も未来も大切。。けどつい過去が美しく思えてしまうのは何故なんでしょうね。。今も過去のものとなってしまうのかな。」

 今でも豹香さんから頂いた手紙は私の宝物になっている。実際に、豹香さんと手紙交換できたのは、H16年9月結の若松とH16年10月中の浜劇の二週だけだった。もっと早くから仲良くなれたらなぁとすごく後悔させられた。でも、私が踊り子さんに手紙を書き始めた時期と、豹香さんの引退前の時期が重なったお蔭で、最後にすごくいい思い出が残せた。

 

 ななさんが豹香さんの妹と分かり、不思議な縁(えにし)を覚えます。私が豹香さんと仲良くして頂いた時期はとても短かいものでしたが、その想い種が消えないまま、妹のななさんへと引き継がれたような気もします。すてきな思い出が、また新たなドラマを生み出してくれそうで心がときめきます。ストリップの神様がそんな素敵な演出をしてくれたのかもしれませんね。

 ななさんと豹香さんは姉妹ではありますが、ななさんには豹香さんと全く違った魅力があります。私は初めて会ったときから一目でその魅力にはまっています。いまではメロメロですよ♪(笑)

 これから、ななさんとの楽しい思い出をたくさん積み重ねたいと念じています。

 

 

平成23年11月                         TSミュージックにて