H26年1月結、ロックの踊り子・東条真夏さんを「羽根が付いたハート」と題して観劇レポートさせて頂く。

 

 

 

H26年1月結の仙台ロックの香盤で予定されていた新人の乙花咲さんが抜け、東条真夏さんが急遽香盤に入る。

その週の香盤は次のとおり。①東条真夏、②大友輝、③桃瀬れな、④HIKARU(ワラビ)、⑤美緒みくる〔敬称略〕。HIKARUさん以外、全員がロック。ちなみに、HIKARUさんとは私がストリップにはまった15年前から知っているが今回初めてポラを買った。1/24(金)の開場前に並んでいたときに、たまたま劇場から出てきたHIKARUさんとばったり会い「まだ二時間もありますよ。外は寒いから風邪をひきますよ。」と声をかけてもらった。それが縁でのポラ購入になった。HIKARUさんは最近ロックにも乗るようになったようだ。

 

真夏さんはH25年の7月中、11月中に続く三回目の仙台ロック香盤になる。私は三回ともお会いしていることになる。

今回はショートヘアにイメチェンしていた。本人は「こけしみたいでしょ」と言っていたが、ショートがとても似合っていた。

 

真夏さんは急な香盤だったので、新作が間に合わなかったとしきりに悔しがっていた。

今回の出し物は、前回11月中と同じ「Bang!」。

内容を簡単に紹介する。

最初に、白い半袖ブラウスにグレイ色のチェック柄スカートという制服姿で登場。持っていた灰色のカバンを、すぐに後ろに放り投げる。

制服を脱ぐと、なんと黒いボンティージ・ファッション!下はパンツから吊るされた黒い網タイツ。そして白いシューズを履き、軽快に踊る。

次に、白いワイシャツのみを羽織り、スローテンポな曲で踊る。黒いハイヒールに履き替えていた。

ワイシャツを脱ぐと、幅広の黒い布ベルトのみで、そこから脚部の網タイツに吊るしがある。日に焼けた素肌が輝く。そして、ベッドショーへ。

黒い首輪の中央部に白いものがキラキラ付いているなと思っていたら、ウサギのアクセサリーだった。ポラ時に「けっこう高かったのよ」と言うので、一体いくらくらいかと一瞬思ったら4900円と笑顔で話す。真夏さんは贅沢な娘じゃいないなと好感を覚えたよ。(笑)

 

今回の演目のテーマは何か? 「Bang!」というのは、机などをドンと叩いたり、ドアをバタンと閉じたりするときに使う。いったい真夏さんは我々の心になにを打ち付けようとしているのだろう。

制服ルックからボンティージへの変身・・・「拘束からの解放」かな。

真夏さんには二か所TATOOがある。ひとつはお尻の上部に「羽根が付いたハート」。これは心を自由に羽ばたかせたい願望か。もうひとつは首の後ろに小さい十字架マーク。事務所の人からヌードを商品とすればTATOOはダメと叱られたと苦笑いしていたが、TATOOに彼女なりの想いが伝わってくる。

これらを総合的に捉え、「拘束からの解放」「自由願望」というテーマが浮かんだ。

 

真夏さんは、美少女でありながら、とてもユニークな面を持っている。ポラで接すると人懐っこい話し方をしてきて面白いし楽しい。それが彼女の最大の魅力だろう。

真夏という名前のとおりカラッとした性格で、いつも笑いが絶えない娘ではあるが、今回の演目を鑑賞していると、いろいろ奥深いものを感じ考えているのかもしれないなと思えてくる。

なによりも私が嬉しいのは、私の手紙をしっかり読んで毎回長い手紙を同封してくれるところ。そうした反応の良さから、彼女の感性の良さや賢さが伝わる。だからこそ会話(文通かな)が弾む。また私の童話にも共鳴して、太郎さんの童話が読みたい!と催促してくれる。真夏さんは完全な「太郎チルドレン」である。(踊り子さんの中にはデビューから私からの手紙を教科書にして成長してくれている方がたくさんいる。私は彼女たちを「太郎チルドレン」と称している。)

 

真夏さんは、昨年H25年6月11日に新宿ニューアートからデビューした期待の新人さん。私とは二週目の仙台ロックで初顔合わせ。すごく仲良くしてくれて嬉しい限り。

今回、真夏さんに感謝の意味を含めて、このレポートをプレゼントさせて頂きます。

 

 

平成26年1月                           仙台ロックにて