今回は、ロックの踊り子、真白希実さんと小嶋実花さんのチームJEWELの観劇レポートをします。

 

 

H25(2013)年の暮れ、私は広島遠征を決めた。

ロック特別公演が催された。メンバーは①清水愛、②空まこと、③稲川なつめ、④小嶋実花 、⑤真白希実〔敬称略〕。もちろん全員ロック。

先週の仙台ロックで、空まことさんには広島遠征の話をしていた。「仙台での予告どおり広島でもお会いできて良かった。」 清水愛さんとは一年半ぶりになり、愛さんの二回目の休業明け以来初めてかな。 真白希実さんとは昨年GWのここ広島ぶりになる。

小嶋実花さんとは仲良くさせてもらっており、今年二月の仙台ロックぶりになる。そして初顔合わせになる新人の稲川なつめさん。宣材ポスターがとても綺麗で新人好きの私としては楽しみにしていた。

 

年末の休みに入り、すぐ12/28(土)に広島に向かう。東京から京都までの夜行バス、京都から新幹線をつないで広島へ。広島には11時前に到着。静岡から来たという先客が一人いた。ふと受付を見ると「本日は稲川なつめさんが体調不良のため欠場します」と張り紙がある。かなりガッカリしたが、長くストリップ通いしていればこういうこともあると割り切っている。東京のようにお目当てがいなくなったら別の劇場へ、というわけにはいかない。

 

今回は、2,4回目が初のチームショー。チーム名はJEWEL。宝石という意味でいいのかなと実花さんに聞いたら「‘Jewel’には、‘大切な人’という意味もあって私たちの大切な皆様方への愛が届きますように!っていう想いも込められいます♡」との返答。

簡単に内容を紹介しよう。

最初に銀色のすらりとしたコート状の衣装で登場。襟元と袖口が毛皮のように白い。胸元に白い布が刺繍されている。この衣装をさっと脱ぐ。すると、細かい紐がたくさん垂れているランジェリースリップのセクシーな軽装。小嶋さんは黒、真白さんは赤。

二人ともダンスが上手く見応えがある。チームショーというのは二人の組合せの妙が面白い。ただレベルが違い過ぎるとバランスが崩れるもの。実花さんがバレエ経験がありダンスが上手いのは知っていたが、実花さんに負けないほどの真白さんのダンスセンスに驚いた。以前、バトンの演技に感心させられたが、真白さんもバレエなどのダンスの基礎をもってそう。お蔭で、今回のチームショーに完全にはまった。

二つの不揃いの椅子を持ってきて、二人で座ったり、椅子の上に立ったりと、息の合うダンスが続く。

次に、赤い檻の衝立てが登場。赤いゴムひもになっている檻から出入りする。SMちっくな演技が面白い。最初に実花さんがSで真白さんがMを演ずる。途中から力関係が逆転し、真白さんがSで実花さんがMになる。この場面が全体の中でとてもいいアクセントになっており観客を飽きさせない。

この後、赤いコルセットを巻いた衣装で真白さんのソロダンス。次に、濃紺の衣装で実花さんが続く。濃いブルー系のキラキラした衣装だが、コルセット状の広い黒ベルトを腰に巻き、黒い網タイツにガーターと、ブルーと黒の色合いがいい。赤い衣装の真白さんとのコラボダンスがGood。

最後の二人のベッドショーは圧巻である。ロック界を代表するセクシーダンサーの夢の競演である。大人の女性を感じさせる二人の色香が物凄い。この二人が絡むことにより、まさに宝石のように輝く。ミュージカル映画「シカゴ」の曲がバックに流れる。

 

このチームショーが観れただけで広島に来た甲斐があったと納得!

実花さんが最初に「今日は4香盤になってしまって残念なのですが、なつめちゃんの分も頑張って盛り上げていくのでヨロシクお願いします。チームJewelも楽しんで頂けるといいな。頑張ります!」とコメントを頂いたが、まさに新人さんの欠場を忘れさせてくれる満足度であった。

真白さんのソロステージ作品を二つ拝見したが、どちらも素晴らしかった。改めて真白人気は本物だと感心した。

実花さんと真白さんというロックのトリクラスを二人そろえた今回の興行は、もうそれだけで広島まで足を伸ばす価値がある。来て良かったー!と納得です。

ちなみに、当日12/28は踊り子さんの舞台衣装オークションがあった。久しぶりにオークションを見たなぁ。司会の人が上手かった。結果的に全て関東からの遠征客が落札した。どんどん値段がつり上がっていく様に、ファンの踊り子さんへの熱い気持ちがよく分かる。 オークションもあったせいか、4人香盤(チームショーだと3香盤)にもかかわらず時間が押した。すごいことだ。常時30人ほどの客入りでまずまずの盛況だった。

 

早速こうやって観劇レポートを書いております。私は感動しないと観劇レポートは書きません。これを読んで頂けば私の感動は伝わると思います。

ステキな感動をありがとう!

 

 

平成25年12月                          広島第一劇場にて