花咲ぼたんさん(ロック所属)について、2019年7月中のライブシアター栗橋での公演模様を、新作「みけ」を題材に、「ボクも猫になりたい」という題名で語りたい。

 

 

2019年7月18日(木)、ライブシアター栗橋に顔を出す。

今週の香盤は次の通り。①葵マコ(DX東寺)、②永瀬ゆら(栗橋)、③御幸奈々(栗橋)、④花咲ぼたん(ロック)、⑤橋下まこ(ロック)〔敬称略〕。花咲ぼたんさんも橋下まこさんも栗橋初乗り。今週は、葵マコさんと永瀬ゆらさんがダブルの11周年週。

 

 ぼたんさんとは5月結の大阪東洋以来、二か月ぶりになる。

 ぼたんさんは6月頭の新宿ニューアートで1周年を迎えている。その前週の大阪東洋で新作「My Sweet Girl」(略称MSG)を拝見したが、これが1周年作に該当するんだね。

 今週の演目は二個出し。1,3回目に4作目「My Sweet Girl」、2,4回目に新作「みけ」(「新作タイトルはまだ未公開です」)。

 

新作「みけ」は5作目に当たり、今回の栗橋で初出し。

  さっそく内容をおさらいします。

 最初に、お掃除用のモップを持って登場。

 衣装は紺色の半袖ワンピース。首には赤い首飾りに銀のペンダントがひとつ付いている。スカートは膝丈上で、長い脚に白いタイツを履き、足もとは黒い靴。

 音楽に合わせ、モップを持って踊る。白いモップの先はピンク色。

 一曲目は、アトラスより2018年5月24日に発売されたPlayStation 4 / PlayStation Vita用ゲームソフト『ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト』の音楽「When The Moon's Reaching Out Stars」。二曲目は、アニメ「K」のサントラからインスト曲「Welcome」。

 音楽が変わり、着替える。

 白い猫の耳が付いた髪飾り。ピンクと白の混ざった半袖ワンピース衣装。胸元に白い布を貼り付け、中央に赤いリボンを付けている。スカート部には白いエプロンを付ける。足元は先ほどと同じく、白いタイツに黒い靴。

 出だしにお部屋の掃除をして、今度はお料理のイメージかな。

 三曲目は、聞き覚えのある曲、榊原ゆいの「にゃんだふる!」「にゃんだふる!/Cross the Rainbow」は榊原ゆいの22作目のシングル。2009年10月21日にリリースされた。 両A面シングルであり、「にゃんだふる!」はテレビアニメ『にゃんこい!』オープニング主題歌。

 ここで一旦暗転し、音楽が変わり、着替える。

 また、アニメ「K」のサントラからインスト曲「Kitten」が流れる。

 白い大きな耳を付けている。耳の中は赤い。

 フード付きの白いカーディガンを羽織る。白地の中に薄いピンクとグレイの縞模様が入っている。後ろに白い尻尾がある。完全に白猫‘みけ’である。

 下半身は、赤いガータに白いパンティが見える。脚には白い網タイツを履いている。

 抱きまくらのような、白い大きな猫のぬいぐるみを盆の上に持ってくる。これは、みけのご主人である。

 そのままベッドショーに移行。

 白猫みけはご主人様にご奉仕。パンツを脱がす。白い注射器のようなあそこを咥える。中から白い液体がこぼれる。

 ベッド曲は、『Tokyo 7th シスターズ』のデビュー曲「たいくつりぼん」。曲調がゆったりしてて、ちょっと切ない感じが混ざる。略称の『ナナシス』で親しまれる『Tokyo 7th シスターズ』は、スマートフォン向けアイドル育成リズム&アドベンチャーアプリとして2014年にリリースされた。晴海3姉妹によって結成された姉妹ユニット「サンボンリボン」。デビューシングル「たいくつりぼん」はユニットシリーズで初めてのミディアムナンバー。 楽曲提供は、アニメ主題歌や音ゲー等、各所で話題沸騰中のサウンドプロデューサー「ヒゲドライバー」!

 立ち上がり曲は、猫のビートメイカーDark Cat の「BUBBLE TEA (feat. juu & cinders)。

そして、ゲームの「キャサリン オリジナル・サウンドトラック」からインスト曲「Good Morning, New day」と続く。

 以上がステージ内容である。

 

 ぼたんファンの間では、前作「My Sweet Girl」を略称MSGと呼ぶのに対して、今回の新作「みけ」は‘圧倒的ご奉仕’という意味でATGと呼んでいた。

 たしかに、前作「My Sweet Girl」と新作「みけ」は作品の雰囲気がどことなく似ている。使っている音楽はどちらもゲーム音楽やアニメ音楽で共通している。よく聴くと、前作「My Sweet Girl」の二曲目「秘密仕掛けのapple」も、新作「みけ」の三曲目「にゃんだふる!」も、どちらも榊原ゆいの曲である。テーマ設定としても、前者が人間で、後者が猫という違いだけで、ぼたんちゃんの甘美な世界であることは共通である。

 なるほど、ぼたんちゃんからご奉仕してもらったら気持ちいいだろうな、ボクも猫になりたいなぁ! と萌え萌えしながら観ていた。笑

 最後に、いつものように、自作のねこ物語をひとつプレゼントしたい。

 

 

2019年7月                        ライブシアター栗橋にて

 

 

【花咲ぼたんさんからのポラコメ】

感想もありがとう。MSGとみけは構成的には似てるけど、MSGを超えるえっちいベッドにしたいなぁとあんな感じに。

 

 

 

 

 

『ボクとノンノンは人間と猫 』  

~花咲ぼたんさん(ロック所属)の新作「みけ」を記念して~

 

 

 あるペットショップで、ボクは運命的な出会いをした。

 ボクは淋しさを紛らす目的でペットを飼おうと考え、その店の中に入っていった。一匹の若いメス猫がボクのことをじっと見つめてきた。愛らしくもあり、妖しい色香を含んだ眼差しだった。ボクは金縛りにあったように、そのメス猫の視線に釘付けになった。

 すぐにボクはその猫を飼うことにした。

 ボクはそのメス猫と仲良くなりたくて色々と試みるが、彼女はすまし顔をする。

 ボクが「これ食べるか?」とお魚を出しても、彼女は「ノンノン」と首を振る。

 ボクが「これで遊ぶか?」と玩具を出しても、彼女は「ノンノン」と首を振る。

 この仕草がかわいくて、ボクは彼女にノンノンという名前をつけた。

 

 猫好きのボクは、ノンノンのことが大好きになった。

 ノンノンは普通の飼い猫のように飼い主のご機嫌を窺うようなことをしなかった。すまし顔と言ったが、よく云えば品のある凛とした表情をしていた。

 最近はツンデレな女の子が人気があると言う。ふだんはツンツンしているのだが、二人っきりになればデレデレと甘えてくるタイプの女の子のことを指す。ノンノンもふだんはすまし顔だが、夜になると必ずボクに寄り添ってきて、一緒の布団の中に寝ていた。そういう意味ではツンデレのメス猫なのかもしれないな。

 時にノンノンはボクに妖しい流し目を送ってくる。素っ気ない態度をしているけど、ボクのことが好きだよ!という眼差しを感じる。ボクはそれだけで幸せな気持ちになった。

 つぶらな瞳、セクシーなボディ、妖しい身のこなし・・・彼女の全てがボクの心をとらえて離さない。形のいいバストとヒップを妖しく振って歩く姿は他のどんな猫も、いやどんな人間の女性だってかなわない。

 ボクは人間でありながら、猫のノンノンに恋をしていた。

 

 いつものようにノンノンに話しかける。

 ボクが「これ食べるか?」とお魚を出しても、彼女は「ノンノン」と首を振る。

 ボクが「これで遊ぶか?」と玩具を出しても、彼女は「ノンノン」と首を振る。

「一体ノンノンは何をしたいんだ?」とぼくは尋ねる。

 ノンノンは「恋をしたいの!」と答える。そしてボクの目をじっと見つめてくる。

 ボクらは愛し合っていた。しかし、ボクは人間、ノンノンは猫。ノンノンはあくまでペットにすぎない。

 

 ボクは数学の教師をしていた。いつも数字ばかり追いかけているわけだが、数学には必ず答えがある。物事を証明する数式がある。これを見つけ出すのが数学の魅力だった。

 ボクにはひとつの信念があって、数学で答えを見つけ出すように、全ての物事は‘願えば叶う’と信じていた。願いをかなえるために人は考え続け、行動をする。そして願いは実現する。実際にこれまで勉強も仕事も恋愛も全て願えば叶ってきた。もちろん相応の努力はするし、時間がかかることも多いが、必ず最後は願いが叶ってきた。

 毎日毎日ボクはノンノンのことばかり考えていた。そして、ノンノンと愛し合うための方程式を日夜考え続けた。

 ある夜、夢の中に神様が出てきて「あなたが猫のノンノンと本当に愛し合うためには、あなたが猫になるか、ノンノンが人間になるか、いずれかしかない。生物の進化論から言えば、人間は最終形なので、ノンノンが人間になることはあり得ず、あなたが猫に戻るしかない。あなたはそれにより大きな犠牲を払う。現在の人間関係、仕事、社会的地位など全てを失ってしまい、一度失うと元には戻れない。その選択肢を選べますか?」と責め立てた。私は一瞬ひるんだ。

 

 ある日、突然ボクの目の前に、外から戻って来たノンノンが現れたと思いきや、身体をふらつかせバタリと倒れた。ボクは驚いて彼女を抱きかかえ、そして看病した。

 目が覚めたノンノンはボクに語り始めた。・・・近所に悪戯な男の子がいた。男の子はノンノンが居眠りしている間にハサミでヒゲを切ってしまったのだ。猫にとってヒゲは大切なアンテナ。これを切られると平衡感覚がなくなり猫固有の俊敏な動きができなくなる。案の定、彼女はふらついて倒れてしまったのでした。

 

 ボクは決心した。「ボクが猫になって、ノンノンを守る!」と。

 ボクはノンノンに向かって言った。

「ボクが猫になって、いつも君の側に居るよ。そして、きみのヒゲの代わりになるから。」

 彼女は「ノンノン」と首を振った。

「あなたは人間です。私を飼っているご主人です。私と同じレベルに落ちることはいけません。」と目で訴えていた。

 しかし、ボクの気持ちは決まっていた。

「ノンノンのことを心から愛している。きみのことを守ってあげたい。」

ノンノンは、ボクの顔をじっと見つめながら、嬉しそうに涙ぐんだ。

 

 ボクらはいつも一緒だった。

散歩に行くときは、ノンノンはボクのしっぽを咥えながら後をついてきた。

 雨の日には、ボクはノンノンの傘になった。ノンノンを濡れさせたくない。

 風の日には、ボクはノンノンの壁になった。ノンノンに冷たい風を当てたくない。

 雪の日には、ボクはノンノンの家になった。ボクは毛布になってノンノンを暖めた。

 他のオス猫が近づいてきたら、ボクは勇士になって蹴散らした。ノンノンはボクだけの宝物。

 いつしか、ボクらにかわいい小猫が三匹生まれた。

 ボクはノンノンとこの子猫たちを必ず守ると心に誓った。

 夜空の星たちがボクらの未来をキラキラ照らしてくれていた。

                                    おしまい