前田あこさん(ロック所属)の、大阪東洋ショー劇場の令和2(2020)年3月頭におけるステージ模様を、2作目「Doll Ako」を題材に、「透明感な魅力」という題名で語りたい]。

 

 

2020年3月頭の東洋ショーに顔を出す。

今週の香盤は次の通り。①上野綾(東洋)、②前田あこ(ロック)、③虹歩(蕨ミニ)、④ゆきな(ロック)、⑤藤川菜緒(ロック) 〔敬称略〕。今週は前田あこさん&ゆきなさんのBD週。

 

前田あこさんは昨年2019年9月頭の東洋ぶり、ちょうど半年ぶり二回目の東洋。早く会いたくて首を長~くして、鼻の下も長~くして待ってましたよ。今回、再会できて心より嬉しいです。「わーい。お久しぶりですー!! 約半年ぶりの東洋さん毎日楽しい♡ 今回も連投だけどしっかり初日から来れました! よし! 笑」

私の東洋常連スト仲間たちから、あこさんのステージを観ている私の顔がメロメロになっているのが分かるよ!とからかわれます。はい、本当にメロメロです♪ ラウンジで「秘密のアコちゃん」の鼻歌を口ずさんでます♪ 私のメロメロは秘密にしておけませんね(笑)。

あこさんの魅力は透明感だね。かわいい笑顔と健康的なヌードを見ていると心が澄んでいくのが分かります。清涼飲料水のラムネみたいな感じです♪ おじさんを元気に若返らせてくれます。ただ、透明感が魅力な分、ある意味、ストリップに染まってほしくないとも思う。勘違いしないでね。もちろんストリップを続けてほしいんだけど、お金など汚れたイメージを持ってほしくないと心からそう思う。そうだなぁ~タレントで言えば、原田知世さんみたいに52歳になっても少女のような初々しさを保てる感じが私は好き。

 

今回は新作を観れてhappy & lucky。「浅草もあったので、年が明けてから新作出してます♡」

「せっかく通って下さっているのに、一個しか出せなくてゴメンナサイ。なかなか新作をハイペースで出せず申し訳ないなーって思います」とのコメントを頂きましたが、私は新作をじっくり拝見して観劇レポートを書きたいので、一個出しの方が嬉しいです。

 新作のことをいろいろ教えてもらった。「演目名は『Doll Ako』です。」「曲名は『お人形になりたい。』(←アーティスト名なの)で検索してみてね。全部出てくるよ。分かんなかったら声かけてー♡」 早速ネットで検索して曲名も調べました。

『お人形になりたい。』というアーティストは初めて聞きました。ネットでは「可愛くファンタジックでありながら、ちょっぴり毒のある世界観で活動しているグループ」との説明。結城ノエルさんの中毒性のあるサウンド、城咲ロンドンの独特なイラストもすごく魅力的。

・ボーカル:甘小屋 はな(あめごろう)、土方蓮奈(ヒジカタレナ)、AliCE 

・作詞・作曲・編曲:結城ノエル 

・イラスト:城咲ロンドン

 

 では、さっそく、あこさんの二作目「Doll Ako」のステージ模様を私なりに紹介します。

 おそらく本作もデビュー作と同じく、選曲は自分で、振付は仙葉由季先生なんだろうね。

 最初に盆の上からスタート。オルゴール音楽が流れる。

 人形の恰好をしている。赤い衣装でところどころに白が混じる。

 頭には白いフリル状のヘアバンドに左右に赤いリボンが付いている。上半身は、肩出しで、首の周りは白いフリル、首から胸に流れる赤い衣装で胸元に赤いリボンが付いている。左腰に大きな赤いリボンがある。下半身は、赤いミニスカートで白い横線がひとつと、白いフリルが左側に溢れている。すらりと伸びた足の先には白いシューズ。

 すぐに舞台の方に移動。舞台の中央には椅子がひとつ置かれ、その上にピンクの人形が一体乗せてある。

 音楽(すべて「お人形になりたい。」の曲)に合わせ、人形振りのダンス。

 一曲目は「ピエロ」。収録アルバム『白百合の咲く夜に』。

 音楽が変わり、魔法が解けたように人形から人間に戻る。椅子の上の人形を抱きしめる。

 二曲目は「夢見の果てのワルツ」。ボーカル:ヒジカタレナ。収録アルバム『Horoscope Serenade』。

 ここで袖に入り、一旦暗転する。

 白いドレスに着替えて再登場。薄い白生地で、金のフリルが襟元から胸に、そして背中に二本流れる。

 音楽に合わせ、裸足で踊る。

 三曲目は、「星屑のティアーズ」。ボーカル:あめごろう。収録アルバム『Horoscope Serenade』。

 そのまま、ベッドへ。白く透き通る素肌。下着は履いてなく、パイパンが眩しい。

 アクセサリーは特に付けてない。目尻のキラキラメイクが超かわいい♡

 立ち上がり曲は「Happy Sweets World」。収録アルバム『Happy Sweets World 』。

 

 あこさんの憧れるメルヘンの世界というか、女の子の人形に対する想い入れは、まさしく「お人形になりたい」という作品世界に表現されるだなぁ~としみじみ思いながら観ていました。無機質な人形に感情移入し、同化していく過程は不思議な世界観があります。男性の目から眺めると、かわいくてファンタジックでありながら、耽美的でエキゾチックでもあります。

 おじさんとしては、今後とも、かわいいあこちゃんを通じて、女の子の世界をたくさん見せてもらいたいと思います。いっぱいメロメロになりたいよん♡

 

 

2020年3月                          大阪東洋ショー劇場にて

 

 

 

 

 

『愛を知ってしまった人形』 

~前田あこさんの演目「Doll Ako」を記念して~

 

 

 マジシャンの姿をした気まぐれな神様が現れました。

「人間になりたいという人形はおまえか?」と、椅子の上に座っている可愛らしい人形の方を向きました。

 人形は答えました。「はい。人間になって、オシャレがしたいの。たくさんの綺麗なドレスを着て、歌やダンスをやりたいの。」人形の瞳は真剣でした。

 神様は人形の願いを叶えてあげようと思いました。「ひとつだけ条件がある。人間界の男性を愛してはいけない。おまえは人形と言う無機質の物体なので、それに命を与えることは自然界の法則に反していることになる。今回、無理やりに魔法で望みを叶えるが、万一、人間界の男性との間で恋愛が生ずると、魔法は解けてしまう。そのことに十分留意しなさい。」 人形は頷きました。そして、神様が魔法のステッキを人形の頭の上に振った瞬間、人形は素敵な女性に変わりました。

 

 人形はAko という名前を神様からもらいました。Ako は自由に動く身体が面白くてたまりません。大きな声で歌いながらダンスをしました。

 ふと、ストリップ劇場の看板が目に入りました。中をのぞくと、綺麗な女性が華やかな衣装に身を纏い、光と音の中を楽しそうに踊っていました。しかも、たくさんの観客の拍手を浴びて。「これだわ。それに、お金ももらえるし。これなら一人の男性に恋することはなさそう。」 可愛らしい容姿をもったAkoは一躍人気者になりました。

 

 ある日のこと。一人の青年がストリップ劇場にやってきました。

 彼は一目でAkoを見初めました。それから毎日のように劇場にやってきました。Akoは最初のうちは熱心なストリップ客の一人として応対していました。

 いつしかAkoは彼の熱い視線を感じるようになりました。彼に見つめられると身体の奥の方が熱くなりました。彼の視線は、熱いキスのシャワーとなって降り注ぎ、ときに見えない手となって、Akoの身体を優しく抱きしめました。Akoは身体の奥がとろけ出し、激しいエクスタシーを覚えました。

 

運命の日がやってきました。Akoは彼の顔が劇場に入ってきた瞬間に、胸が高鳴りました。そして、ベッドショーのときに身体が動かなくなりました。

青年の目が自分のことを見つめています。Akoの瞳から涙がこぼれました。

「さようなら。私のことを愛してくれてありがとう。人間になれて幸せでした。」

 Akoは意識が遠のく中で、マジシャンが微笑むのが見えました。

 

                                    おしまい